東方龍王伝~自由気ままな龍王様~   作:黒猫のゆっきさん

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どうも皆さんお久しぶりです。
作者の黒猫のゆっきさんです。
いやぁ、申し訳ない。色々ありましてまた期間が空いてしまいました。
なるべく早く投稿できるようにしたいなぁ……
ま、そんなことより本編どうぞ!
あ、今回は完全に前回の続きです。
繋がってる部分が多いので、もう一度前回を見てからこの話を見ることをオススメします。

ウァレ ラテン語でさようなら。
↑これを見た瞬間ヤクザを連想したのは俺だけじゃないはず……


35話 その頃の神子達

数時間前

 

side神子

 

「ふ〜どうしましょうか…。」

 

どうも皆さん、聖徳太子こと豊聡耳神子です。

最近色々悩んでます。

何を?それは、

 

「最近は仏教徒が増えてきましたね…。道教者には住みづらくなってきました。」

 

そうです。仏教です。

最近は仏教徒がどんどん増えてきて異教徒は迫害被害を受けています。

しかもそれが国全体に広がっているからもう手がつけられません。

私は迫害をなくそうとしてますが、他が腐ってるんでどうにもならんです。はい。

まぁ、結論を言いますと、どれもこれも仏教のせいだ!

……おっと口調が乱れてしまいました。

 

??

「太子様ー!」

 

「あら、どうしたのですか?布都。」

 

布都

「うむ!最近の太子様は忙しそうにしておられたのでな。

少し気分転換に散歩でもどうかと思ったのじゃ!」

 

「なるほど。散歩ですか。」

 

まぁ、たしかに最近忙しかったので気分転換には良いかもしれませんね。

 

??

「こら!布都!あんまり太子様に迷惑はかけるなよ!」

 

「大丈夫ですよ屠自古。私も外に出ようかと思っていたところですから。」

 

屠自古

「そうですか。なら良いです。」

 

布都

「なら決まりじゃ!」ガシッ

 

アレ?何で布都は私の手を握っているの?

 

布都

「行くぞ!太子様!屠自古!」

 

「え?ちょ、キャァァァァァ!?!?!?」

 

屠自古

「あ!待てよ!」

 

 

〜移動中〜

 

屠自古

「この馬鹿野郎!」ゴチン!

 

布都

「痛っ!……ぬぅ。すまんかったのじゃ、太子様。」ヒリヒリ

 

「もう大丈夫ですよ。ちょっと驚いただけですから。」

 

屠自古

「はぁ、全く布都は…。それで太子様。どこに行きます?」

 

そうですねぇ……

 

「何か甘い物でも食べに行きましょうか。」

 

布都

「おお!良い考えじゃ!」

 

屠自古

「………なら、良いところがありますよ。」

 

おお、屠自古が言うなら間違いないですね。

ああ見えてかなりの甘党ですからね。屠自古は。

 

「ならばそこに行きましょうか。屠自古、案内をお願いします。」

 

屠自古

「はい。任せてください。」

 

〜移動中〜

 

布都

「のう、屠自古よ。まだ着かぬのか〜?」

 

屠自古

「うるせぇ。少しは静かにしてろ。もう直ぐだ………ほら見えてきt「キャァァ!?」!…なんだ!?」

 

町人

「人が刺されたぞ!?」

 

泥棒1

「オラァ!どけどけ!!」

 

「!布都!屠自古!追いますよ!」

 

布都、屠自古

「「はい!」l

 

〜移動中〜

 

非常にマズイです。

あいつらを追っていったら側にいた人が人質に取られてしまいました。

 

泥棒3

「おい!こいつがどうなっても良いのか!」

 

泥棒1

「おお、お前やるじゃん。」

 

泥棒2

「へへっ。流石だなぁ。」

 

「んな!?卑怯ですよ!」

 

泥棒1

「はっ!泥棒は卑怯でなんぼだ!」

 

屠自古

「離しやがれ!」

 

泥棒3

「おっと。それ以上近ずくとこいつがどうなるかしらnグフッ!」

 

『そろそろ離して貰うわ。』

 

………え?

 

泥棒1

「この野郎!しnガハッ!」

 

泥棒2

「ヤベェ!ずらkグハァ!」

 

……包丁を持った奴が飛びかかってきて、それを投げ飛ばして気絶させて、

逃げようとした奴を転ばせて気絶させた……。

 

神子、布都、屠自古

「「「」」」ポカーン

 

「あ、えっと、その、あ、ありがとうございます。」

 

『ん?あぁ、気にしないで良いですよ。』

 

「いえ!本当にありがとうございました!それで……お名前を聞いてもよろしいですか?」

 

『………すみません。自己紹介は場所を移して貰ってもいいでしょうか?少し込み入った事情がありまして……。』

 

この人たち……悪意が全くない…!こんな人初めてです…!

 

「……分かりました。私の屋敷に案内します。」

 

屠自古

「太子様、良いのですか?」

 

「ええ、大丈夫です。しっかり視ましたから。」

 

屠自古

「そうですか。」

 

〜移動中〜

 

「ではまず私から。私は豊聡耳神子です。そしてこちらが。」

 

屠自古

「蘇我屠自古だ。よろしく。」

 

「そしてこちらが。」

 

布都

「我は物部布都だ。よろしく頼むぞ。」

 

『こちらこそよろしく。では私達も。私は空牙と申します。それでこちらが風雅、こちらが風夏です。』

 

……は?今この人なんて言った!?

 

「………え?空牙!?空牙って……あの妖怪ですよね!?」

 

『そうですけど。あ、何かマズかったですか?』

 

「い、いえ。驚いただけです。空牙さんは人助けなどする良い妖怪だと聞いているので追い出したりはしませんよ。」

 

なるほど。だから悪意を感じなかったんだ。元から悪意なんてないんだ、この人は。

 

『そうですか。ありがとうございます。』

 

そうだ!何かお礼しなきゃ。

 

「いえ。こちらこそ。それで、何かお礼をしたいのですが…。」

 

『あ、なら敬語外して良い?すんごくむず痒いの。』

 

「ええ、良いですよ。他には何か?」

 

『無い。』

 

「え?」

 

『え?いや、特に無いけど。』

 

何この人!?無欲すぎ!?

 

「特に無いって、あの三人組は他にも色々やらかしてる凶悪犯なんです!それを捕まえた空牙さんはとにかく凄いんです!分かりました?!だからもっと何か言ってください!?」

 

『ええ〜。そんなこと言われたって……あ、じゃぁ一つ良い?』

 

「良いですよ。」

 

『じゃぁ……少しの間ここに住まわしてくれない?』

 

「……え?そんなことで良いんですか?」

 

『うん。思いつくのがこれくらいしかなかった。』

 

えぇ………本当に無欲すぎ……。

無欲すぎて何にも言えないです……。

 

「ええ、もちろん。良いですよ。歓迎しますよ。空牙さん。

屠自古、布都。聞いていた通りです。良いですね?」

 

屠自古

「もちろん。良いですよ。」

 

布都

「もちろんじゃ!」

 

『じゃ、これから少しの間、お世話になります。』

 

風雅、風夏

「「お世話になります!」」

 

それでもこれは何かの縁なのかもしれませんね。

フフ。なぜか楽しんでる私がいますね。

ああ、それと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風雅君と風夏ちゃん可愛すぎです!!

 

 

 

 

続く。

 




はい。お疲れ様でした。
次はもっと早めに更新したいなぁ…。
それとお気に入り80件突破いたしました!
それと初めて10評価もらえました!嬉しいです!
これからもちょっとずつやっていくのでお付き合いお願いいたします!
では次回まで、

クワ ヘリ。

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