東方龍王伝~自由気ままな龍王様~   作:黒猫のゆっきさん

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どうも皆さん、ツイッターなんかみてると
もう夏休みに入ったという方たちを見て
若干の嫉妬心がある作者の黒猫のゆっきさんです。
うちのとこは遅いんですよ。
そんな事より今回は諏訪の国に入るとこまでかな?
いつも本編の前に前書き書いてるので今は分かりません。
ではでは本編をどうぞ!


ヴィーソギヤロ リトアニア語でさようなら。
そろそろネタが……


17話 神使の能力

side龍弥

 

『あ、二人とも神使になったからなんか能力付いてると思うよ。』

 

「「早く言って下さい!」」

 

怒られた。

うん、まぁ言わなかった俺も悪いし。

 

『あぁ、すまんな。悪かった。』

 

風雅「い、いえ!そこまで謝らなくても、僕たちの主人ですし。」

 

風夏「あ、じゃあ、言葉遣い丁寧にしなきゃダメ?」

 

『いや。最低限の敬語だけで良いよ。その方が俺も良い。』

 

風夏「分かったよ!主人!」

 

風雅「分かりました。」

 

『風雅のそれはもう癖みたいなもんなんだな。』

 

風雅「ハハ……どうも抜けなくて。」

 

『まぁ、強制じゃないから好きに呼んでくれて良いぞ。』

 

風夏「それより主人!私たちの能力ってなんなの?」

 

『………やっべ。忘れてた。それじゃやるか。

二人とも目を閉じて静かに深呼吸して。

そしたら頭の中に文字が浮かんでくるから。

それが能力の名前だから。ほれやってみ。』

 

風雅「……………なんかモヤモヤしてます。」

 

『お。あとちょっとだな。』

 

風夏「うーん。もどかしい……。」

 

静かだなぁ。二人が瞑想してる間は暇だしな。

とりあえずこの先どうすっかな……

この二人に修行させながら旅するか。

それに今は大和がどんどん勢力拡大してるからな。

………ただ、良からぬ噂も聞くけどな。

あいつらがそんな事するとは思えないけどな。

………今度あいつらに会いに行ってみるか。

時間はたっぷりあるし、こいつらの修行も兼ねて大和方面に向かうか。

途中の国とかによるのも良いなぁ。

遠回りもまた一興か?

しっかし暑いな。さいk「「分かった!!」」……急に言わないでくれ。真面目に心臓止まる。

 

『できたか?』

 

風雅「はい!」

 

風夏「バッチリ!」

 

『そうか、そうか。じゃどっちから言う?』

 

風雅「……じゃ僕から。僕の能力は、【力を操る能力】でした!」

 

『………かなり強力な上に程度がついてないってさすが俺の神使か。

なんかもう慣れたわ。』

 

風夏「それってどんな能力なの?」

 

『力と付くものならどんなものでも操れるって能力だ。

かなりやばいぞ。例えば風や水、電気など色々操れる。

まぁ、修行次第だがな。』

 

風夏「あれ?力ってついてないよ?」

 

『発想を変えるんだ。風は風力、水は水力、電気は電力って具合にな。

能力なんて発想を変えればパッとしない能力でもかなり使える能力になるぞ。』

 

風雅「なるほど!でも修行次第ってどう言う事ですか?」

 

『言葉の通りだ。強い能力を使うにはそれなりの力が要る。

その力がなければ能力なんて扱えない。

だからその力を増やすために修行するんだ。

風夏も同じだぞ。』

 

風夏「なるほど!あ、私の能力は【力を吸収、放出できる能力】だったよ!」

 

『………兄弟、揃いも揃ってトンデモ能力だなぁ。』

 

「「だって主人の神使ですから。(だもん!)」」

 

『…………二人揃って言わないでくれ。まぁ、その通りなんだが。』

 

風夏「私の能力ってどんなのなの?」

 

『文字通り力を吸収して放出できるんだよ。

ただ風雅の能力とは違って放出するだけだからな、

力自体は操れないから吸収した時の

そのままの威力になるから注意しろよ。

ま、でも応用が効くし強力な能力だよ。』

 

風夏「へー。最初聞いたときはなーんだって思ったけど

良い能力なんだね!」

 

『ああ、それに兄妹で連携もできるしな。』

 

風雅「どうやってですか?」

 

『例えば、相手が攻撃してきたとする。

その攻撃を風夏が吸収、そして放出する。

そしてその攻撃を風雅が何倍にもして返す。

こんな感じで色々考えられるぞ。』

 

「「へ〜」」

 

『ま、これだけ能力を使いこなしたいなら

しっかり修行する事だな。』

 

風雅「はい!」

 

風夏「主人!お願いね!」

 

『あぁ、ビシバシいくぞ。

あっとその前に、お前らに三つプレゼントがある。』

 

風雅「なんですか?」

 

『まず一つ目。これを持って強く念じてみろ。』

 

風夏「なに?この黒い玉?」

 

『まぁまぁ、とりあえずやってみ。』

 

~念じ中~

 

ピカッ!

 

風夏「きゃぁ!」

 

風雅「うわっ!」

 

やっぱこの光目に悪い絶対悪い。

急に俺が渡した玉が光り始めた。

本当いきなりはやめてくれ。

俺はドッキリ系が一番苦手なんだよ。

……光が晴れてきたな。

 

風雅「これは!?」

 

風夏「なにこれ?」

 

光が晴れると二人の手にはそれぞれ

違う武器が握られていた。by作者

 

『おめでとう。それが二人の武器だ。

風雅は、双剣、風夏は、銃か。

それが二人に一番合った武器って訳だ。』

 

風雅「主人、あの玉はなんだったんですか?」

 

『あれは玉を持って強く念じた者に一番

合ってる武器になる玉だ。』

 

風夏「へ〜そうなんだ。」

 

『あと、その武器はお前たちの力に合わせて

強くなるからな。それと風夏、その銃は自分の力を

銃弾にするから力がないときはほぼ使えないからな。

実弾も使えるっちゃ使えるがな。』

 

風夏「はーい!」

 

『二つ目。風雅はこれ。風夏はこれな。』

 

風雅「これは……首飾り?」

 

風夏「私は髪留め?」

 

『それは俺と力の共有ができるアイテムだ。

それに全員の居場所を全員が分かるようにしてある。

できるだけ持っていてくれよ?』

 

風雅「はい!ありがとうございます!」

 

風夏「ありがとう!主人!」

 

『気に入ってくれて良かったよ。

それじゃ三つ目。

お前たちに神白の性を付ける。』

 

風雅「…………え?」

 

風夏「それって。」

 

『お前らはもう家族だからな。

神白の性は付けるべきだろ?』

 

風雅「なんか、凄すぎて頭がついていけません。」

 

風夏「うんうん。」

 

『そ、そうか。まぁ要するにこれからも家族としてよろしくって事だ。

改めて言うが、風雅、風夏。これからもよろしく頼むぞ。』

 

風雅「はい!」

 

風夏「任せて!」

 

風雅「ちなみに主人。その腰に付いてるのは何?」

 

『あぁ、これか?これはオカリナって言う楽器……笛みたいな物だ。

ただこれは俺のお手製でな、ちょっとした能力がついてるんだ。

【曲に合った効果を与える能力】って言うんだ。

例えば、優しい曲だったら体力が回復する。

激しい曲だったら攻撃が強くなるって感じでな』

 

要するにモン◯ンの狩猟笛である。by作者

 

風夏「へー。凄いんだね!」

 

風雅「一曲お願いします!」

 

『………じゃ、一曲だけな。』

 

~演奏中~ 演奏曲 くるみ割り人形

 

風夏「主人!凄いよ!」

 

風雅「凄いです!」

 

『じゃ、修行の合間に色々教えてやるよ。』

 

「「やった!」」

 

『さてと、旅を再開しますか。』

 

「「はい!」」

 

 

続く

 




はい、お疲れ様でした。どこで話を切ればいいか
分かりませんでした。最後無理矢理ですね。
あとオカリナは他にも案はあったんですが
小さめでいつも持ち運べるような物が良かったので
オカリナにしました。
次回はいよいよ諏訪の国ですよ!
ケ◯ロ軍曹が登場であります!
………それでは次回まで、

ダ スウィダーニャ

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