東方龍王伝~自由気ままな龍王様~   作:黒猫のゆっきさん

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どうも皆さん、先生の指示を勘違いして怒られました、
作者の黒猫のゆっきさんです。
勘違いするような指示を出すのが悪い!
あの先生アクセントが変なんだよ!
それはともかく、この話始めてのまともな戦闘回です。
頑張って書くので暖かい目で見て下さい。
そしてもんの凄く長いです。
それでも良い方は、本編どうぞ!

アジュー ノルウェー語でさようなら。
今回は何にしよっかな。


7/14 細かい部分を修正しました。


15話 人妖大戦 ー後編ー

side龍弥

 

『だーー!!畜生めが!ゴキブリ並みにワラワラ湧いてきやがって!!

切っても撃っても減りやしねぇ!!』

 

どーも皆さん!若干キレ気味の龍弥です!

え?なんでかって?そりゃ、オメェ。

 

『お前ら一体どっからそんなに湧いてくるんだよ!』

 

こいつら(妖怪)が倒しても倒してもどんどん湧いてくるからだよ!

チクショウメ!

何?なんなの?こちとらお前らのせいで昼飯食べ損ねてんだよ!

俺が丹精込めて麺から手作りしたラーメンを………

完成まで後ほんの少しだったのに………

お前らが押し寄せたことで起きた地震で器ごと地面に

飛んで♪飛んで♪飛んで♪飛んで♪飛んで♪回って♪回って♪

しちゃったんだよこの野郎が!(要するに落ちた)

そのおかげで龍弥さん腹ペコで戦ってんだぞコノヤロー!

 

 

なぜこんなことになったのか、話は数時間前に遡る。

 

 

永琳「いよいよ今日ね。」

 

『あぁ、そうだな。今日で地上ともお別れだなぁ。』

 

そう。今日が【月移住計画】の実行日なのだ!………なんだこの説明口調。

まぁ兎にも角にも着々と住民の乗り込みが始まっている。

今は全体の6、7割と言ったところか。

 

依姫「先生!(龍弥)師匠!(永琳)こんなとこにいらしたんですか。」

 

豊姫「依姫~待ってよ〜。」

 

依姫「もう!早くして下さい!」

 

『こんな時でも相変わらずだな~あいつらは。』

 

永琳「フフッ、そうね。相変わらずねあの二人。」

 

『おーい。お前らー。イチャつくのもそこまでにしろよー。』

 

依姫「な!いいいイチャついてなどいません!!」

 

豊姫「そそっそうですよ!こんな時にふざけないで下さい!」

 

『ハハハ。悪い悪い。お前ら面白くてな、つい。………ブフォ(笑)」

 

依豊「「何笑ってんですか!」」

 

ドガッ

 

『ふべらっ!!』

 

永琳「は~、あなたも相変わらずね。」

 

『これが龍弥くおりてぃーです。』

 

凛「あの隊長?いいですか?」

 

『ん?なんだ?』

 

依姫「………凛。いきなり来ないで下さい。心臓に悪いです。」

 

凛「あ!すいません!つい癖で。」

 

全員「「「『どんな癖だよ。』」」」

 

あ~やっぱり楽しいな。こいつらがいると。

でーもなんか嫌な予感するんだよなー。

いい予感はフラグになって、

悪い予感はバッチリ当たる、

これ、この世の理。OK?

 

凛「隊長。言われた通りありったけのミサイルやレーザー砲をセットしました。」

 

『よし。報告ありがとう。引き続き警備を頼む。』

 

凛「はい!」

 

依姫「じゃあ、私たちも行きますね。」

 

豊姫「後で会いましょう。」

 

永琳「それじゃ、私も行くわまだ最終調整が終わってないの。」

 

『え?それやばくね?』

 

永琳「大丈夫。ただ数字打ち込むだけで終わる簡単な作業だから。」

 

『あ、そう。ならいいや。』

 

永琳「ええ。じゃあ後でね。」

 

『ああ、後でなー。』

 

さーてそろそろ声を掛けてやりますか。

 

『もう出てこいよ。………月夜見。』

 

月夜見「やっぱりバレてましたか。」

 

『そりゃな。俺を誰だと思ってるんだ。』

 

月夜見「言ったら長くなりますが言いますか?」

 

『………いや、いいわ。どうせ規格外がどうたらこうたら言うだろ。」

 

月夜見「よく分かりましたね。」

 

『もう、規格外なんて耳にタコができるくらい聞いてるからな。

それで、何か用か?』

 

月夜見「そうですね。……お兄様本当にありがとうございました。」

 

『なーに言ってんの。まだまだこれからだぜ?あっち行ったらやらなきゃいけない事

山ほどあるんだからあっち行ってからにしろよ。な?』

 

そう言って俺は月夜見の頭をポンポン撫でる。

 

月夜見「そうですね!て言うかお兄様顔近いです!」

 

『おっと。こりゃ失敬。』

 

月夜見「もーー!!」

 

やっぱり月夜見もまだまだ子供っぽいところもあるんだなぁ。

 

月夜見「さて。じゃあ私は戻りますね。」

 

『おう。気をつけてな。』

 

ふう。

そして誰もいなくなった。

なんてな。さてロケットが出るまでまだかなり時間あるな………

今は……14時か。遅めの昼飯でもたべるか、何食べよ。

そうだ。ラーメンでも作るか。ちょっと防衛軍の社食の厨房借りまーす。

 

~最高神クッキング中~

 

よーし。仕上げにこいつを…

 

グラグララガララ!!!!!!ガッシャーン!!

 

うわ!かなりでかい地震だな。

それよりも、もんの凄く聞きたくない不吉な音が聞こえたんだが。

あれれー?おかしいぞー?テーブルの上にあったラーメンがないぞー?

はぁ、下見たくねぇ。……………うん。やっぱり。

 

『俺のラーメンがぁぁぁぁ!!』

 

はぁ、しょうがねぇ。作りなおs「隊長!」

 

『アレ?凛?なんでここに?』

 

凛「そんなことより早く来て下さい!」

 

ガシッ!

 

『え?ちょ!待って!俺まだ昼飯食べてないんだがぁぁぁぁ!!!」

 

 

~移動中ナリ。も少し待つナリ~

 

 

凛「隊長。予想通り妖怪たちが攻めて来ましたが……これは数が多すぎます!」

 

『………なぁ、凛。』

 

凛「はい?なんでしょうか?」

 

『さっきの地震。あいつらの仕業か?』

 

凛「はい。そのようですが。どうしました?」

 

『そうか。ならば……………血祭りに上げてやる。』

 

凛「………え?」

 

『いいか!全員よく聞け!全砲門を開き直ちにミサイル及びレーザー砲の発射準備!

妖怪どもが射程距離内に入ったらどんどん撃て!そして弾が尽きたり妖怪達がすぐそこまで

来ていたら作戦通りすぐに離脱してロケットに乗り込め!いいな!そしてラーメンの恨みを晴らす!』

 

兵士達「はい!……………え?」

 

『え、じゃねぇ!永琳!聞こえたか?』

 

永琳「え、ええ。聞こえたわ。ロケットはいつでも発射できるわよ。

でもなるべく早く来てね!」

 

『あぁ、分かってる!』

 

兵士a「妖怪、射程距離内に入りました!」

 

『良し!全砲撃て!』

 

ドーンドーン!!シューードガァン!!

 

兵士b「妖怪、依然進行中!止まりません!」

 

『思ったより勢いがいいな……良し!全員退避!急いでロケットに乗り込め!』

 

………よーし。みんな行ったか。

 

凛「隊長!」

 

………行ってなかったかぁ

 

『凛、退避したんじゃなかったのか?』

 

凛「隊長を置いて行けるわけないじゃないですか!早く行きましょう!」

 

『凛。もうすぐここは突破される。そしたらロケットが発射する前に

妖怪どもにロケットが堕とされちまう。それを俺が食い止める。

なに。心配はいらねぇ。ある程度殺ったらすぐに行く。』

 

凛「なら私も戦います!」

 

『いや、お前は早く「戦います。」………は~、こうなるとお前は頑固だからなぁ。

 

凛「よく分かってるじゃないですか。」

 

『分かりたかないわ。ま、戦うなら……死ぬなよ凛。』

 

凛「はい!」

 

 

と、冒頭に続きますby作者

 

 

『おらぁ!ラーメンの恨みじゃぁ!コノヤロー!』

 

凛「は!でいや!」

 

そうそう凛の能力まだ言ってなかったね。

凛の能力は【幻影を見せる程度の能力】だ。

この能力を使って敵を惑わせその隙に仕留める。

元々のスペックも高いからな、凛は。

 

そしてみなさん。お忘れだろうか?俺の能力を。

リミッターを外せないからあまり効力は期待できないけど

足止めくらいにはなるだろう。

 

『能力発動!【完全真空】!』

 

ちょっとの間そこでもがいててくれよ?

 

『凛!行くぞ!』

 

凛「はぁ、はぁ、……は、はい!」

 

『凛!大丈夫か!?待ってろ!今行く!

あーもう!お前ら邪魔だ!白夜!ジーク!久しぶりに使うぜ!』

 

ズバッ!

 

切られた妖怪は断末魔をあげることなく絶命する。また、

 

ドキュン!

 

撃たれたものも断末魔をあげることなく絶命する。

 

白夜と呼ばれた刀はまだ使いこなせるのが二人しかいない伝説の神刀。

白夜刀【神威】

ジークと呼ばれた銃はただ一人しか使いこなせない伝説の神銃。

ジークフリート

この剣術と銃術にかなうものはいない。

 

丁寧にご説明ありがとよ作者!

今はそれどころじゃねっつうの!

 

『よーし凛!捕まれ!』

 

凛「は、はい!」ギュッ

 

『行くぞ凛。しっかり掴まってろよ!ぶっ飛ばすぜ!』

 

そう。この日のために作っていたものそれは、

ジェットパックである。

これで一気にロケットまで行くぜ!

 

『永琳!ロケット全機発射させろ!ジェットパックで追いつく!』

 

永琳「分かったわ!ロケット全機発射!」

 

ゴゴゴゴゴ!!!!

 

『一番近いロケットは……あれだ!永琳!6号機の第2ハッチ開けてくれ!』

 

永琳「分かったわ!……………良し。開けたわよ!」

 

『OK!あと、ちょっと!…………んな!クッソ燃料が無くなる!』

 

二人乗りするとこんなに早く減るの!?

 

凛「隊長!私を離してください!そうしたらt『馬鹿野郎!』え?」

 

『お前より俺の方が何百倍も硬いんだよ!だからよ……

月行ってから迎えに来てくれよ?』

 

凛「……え?」

 

『ごめんな、凛。………ちょっと投げるわ。』

 

凛「ちょっと!隊長!」

 

『うりゃぁぁ!!』

 

凛「きゃぁぁぁぁ!!!!」

 

ドサッ

 

おお、我ながらナイスコントロール。

しっかりハッチから機内にホールインワンだな。

 

凛「隊長!隊長!」

 

『何泣いてんだ!しっかり迎えに来いよ!』

 

凛「グスッ………必ず迎えに行きます!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ふぅ、やっとこさ地上に着いたは良いけど、忘れてた。

妖怪めっさいるんだった。人間に逃げられた怒りに身を任せて

手当たり次第攻撃してる感じだな。

 

『うーん。どうすっかな。』

 

??「何言ってるの?あなたはここで死ぬのよ!」ブンッ

 

おおう。いきなり大剣振るって来やがった。

そんな危ないもの振り回しちゃダメでしょ!←お前が言うなby作者

 

『悪いがここで死ぬわけにゃいかないんだよね。』

 

??「あら?なかなかやるのね。」

 

『君、なんて名前?』

 

??「はぁ?名前なんて聞いてどうすんの。」

 

『いや君は話が通じそうだったからなるべく戦闘は避けたいなって。』

 

ルーミア「…………私はルーミア。常闇の妖怪よ。それで戦いたくないって

あなた言ってたけど……ごめんなさいね。私の血が戦え、戦えうるさいのよ。」

 

『あぁ、これだから戦闘狂は嫌いだ。しょうがない、すぐに終わらせてやる。』

 

ルーミア「それはどうかしら。私、これでもかなり強いわよ。」

 

『でも大剣なくてどうやって戦うの?』

 

ルーミア「はぁ?何言って…アレ?まさか!」

 

『そうよ!そのまさかよ!』

 

ルーミア「クッ!こうなったら!」チャキ

 

『おっと。それ以上動くと怪我するぞ。』

 

ルーミア「!……私の負けね。良いわ、殺すなりなんなり好きにすれば。」

 

『いや。君は殺さない。ちょっと来てもらうよ。ちょっと掴まってろよ。』

 

ルーミア「え?何すr「瞬歩。」きゃぁぁ!!」

 

瞬歩とは目にも止まらぬ超スピードで走ることである。by作者

 

 

『おーい!蘭華!いるかー?』

 

ルーミア「うう、気持ち悪。」

 

蘭華「おお!龍弥!無事だったか!」

 

ルーミア「ちょっと待って!龍弥ってまさか!」

 

蘭華&龍弥「『そうよ!そのまさかよ!』」

 

『あ、ちなみにこいつ鬼子母神な。』

 

ルーミア「………もう、なんでも良いわ。で龍弥、私に何しろっての?」

 

『あぁ、そうだったな。蘭華このルーミアをグループの中に入れてくれないか?」

 

ルーミア「…………え?」

 

蘭華「なんだ、そんなことかい。そのぐらいお安い御用だ。」

 

『だ、そうだ。どうする?ルーミア。」

 

ルーミア「………はぁ、敗者に選択肢があると思う?もちろん良いわよ。よろしくね蘭華。」

 

蘭華「おう!こちらこそ!」

 

『ふぅ、これで丸く収ま…………ってくれたらどんなに良かったか。チキショウメ。』

 

蘭華「どうしたんだい?龍弥?」

 

『蘭華、ルーミア。今からこの村に結界を張る。

かなりの間俺が渡した無限食と無限水になっちまうが

お前らを助けるためだ許してくれよ。』

 

ルーミア「ちょっと!どうゆうこと!?説明して!」

 

『どうやらロケットで何かトラブルがあったらしい。

簡単かつ簡潔に言う。

核爆弾が降ってくる。しかも大量に。』

 

蘭華「それが来たらどうなるんだい?」

 

『この辺はチリ一つ残らない更地になる。』

 

ルーミア「そんなのどうするのよ!」

 

『だからここに結界を張る。

大丈夫だ。外に出ても大丈夫になったら

自然と結界が解かれるようにしておく。』

 

蘭華「あんたは大丈夫なのかい?」

 

『何言ってんだ。こう見えて龍王だぜ?そのくらいじゃ

死なねぇよ。あ、このことは内緒な!

それじゃ、またどっかで会おうや!』

 

ルーミア「あ!ちょっと!………行っちゃった。」

 

蘭華「しっかし本当に仕事が早いねぇ。もう結界張ってあるよ。」

 

ルーミア「全く、掴み所のないやつだったわね。」

 

 

少し前、ロケット内

 

side月夜見

 

凛がお兄様のことで報告に来た。どうやって来たかって?

月の技術力は世界一ですよ?テレポーターなんて簡単に作れます。

そんなわけで凛が報告に来たのですが、全く凛を泣かせるなんて

ちょっとお説教が必要ですね。え?上下関係どうしたって?

ああ、ありましたね、そんなのも。

まぁ、そんなことはどうでもいいです。

永琳はお兄様が生きてるって知ったら大喜びしてましたね。

まぁ、この都市じゃお兄様といた時間が長いですからね。羨ましい。

とりあえずはお兄様なら妖怪くらいは楽勝だと思うので

あまり心配は要りまs「ビー!ビー!ビー!」ちょっと心配する必要が出て来ましたね。

 

「なんの警告音ですか!?」

 

永琳「……な!?核ミサイルが勝手に発射準備に入っています!」

 

「なんですって!……核ミサイルのレベルと弾数は!?」

 

永琳「…………弾数は全てなので20!レベルは最高レベルです!」

 

よりにもよって最高レベルの核ミサイルなんて!

お兄様とも連絡が取れないし……

核ミサイルを止めなきゃ!

 

「永琳!ミサイルはどこへ向かって飛ばされるの!」

 

永琳「………まさか!そんな!?」

 

永琳が泣いてる!?

 

「どうしたの!?永琳!?」

 

永琳「……ミサイルは………都市に照準を合わせています!」

 

「都市に標準を?……まさか!」

 

凛「まさか!隊長を!?なんでですか!?

命がけでみんなを守ったのに!なんで……」

 

まさか!あいつらの仕業か!?

 

「直ちに核ミサイルの制限のロックを解除した者を

探せ!永琳!発射のキャンセルは!?」

 

永琳「ダメです!発射キャンセルも照準も変更できません!」

 

「おn……龍騎との連絡は!?」

 

兵士c「ダメです!電波妨害されています!」

 

兵士d「発射ロックを解除したやつ、見つけました!」

 

「やはり、お前が!…………元総司令官!」

 

凛「な、なんでお前が隊長を!」

 

元総「そんなの復讐に決まっているだろ?

あいつさえいなければ俺は今頃……」

 

凛「………お前みたいな奴なんか!!」ザシュッ

 

元総「ギャァ!お、お前何をする!」

 

「あなたの遺言はそれでいいですね。」

 

元総「ギャァァァァァ!!!」

 

その男は私の力によって断末魔をあげながら

灰になって消えて行った。

 

兵士c「あ!電波妨害が解けています!」

 

「!直ちにおn……龍騎に連絡を!」

 

永琳「龍騎!応答して!」

 

ガガッザザー

 

兵士c「応答……ありません。」

 

凛「そんな……」

 

兵士d「!大変です!核ミサイルが発射されました!」

 

「なんですって!?いつの間に!?」

 

お兄様でもあの量の核ミサイルは……

お兄様……応答して下さい!!

 

ガガッザーッ

 

『おい!お前ら聞こえるか!』

 

永琳「龍騎!そっちは大丈夫なの!」

 

『ああ、妖怪どもはなんとかなったが、

ありゃヤベェな。核ミサイルが飛んで来てやがる。』

 

「ごめんなさい。私がもっと警戒していれば……」

 

『いや、大丈夫です。それより依姫たちはいますか?」

 

永琳「待ってて今呼ぶわ。」

 

~10秒後~

 

依姫「先生!大丈夫ですか!?」

 

豊姫「どうしたの!?」

 

『………良し。役者は揃ったな。良いか、お前らよく聞けよ。

俺は恐らくもう死ぬ。さすがに核ミサイルが降って来たらお手上げだ。

だから俺のわがままを聞いてくれないか?

一つ、俺が行けなかったことを自分らのせいにするな。

偶然に偶然が重なってたまたま行けなかっただけだ。

だからお前らが悩む必要は無い。

二つ、泣きたい時は泣け。ただもうこれ以上俺のことで泣くな。

お前らは笑っていた方が絶対良いからよ。

三つ、俺のことを忘れないでほしい。

俺は絶対お前らに会いに行く!もう一度絶対会いに行く!

だからそれまで忘れないでくれよ?

おっと、もう時間が無いみたいだ。』

 

(月夜見。あいつらにもこのことしっかり伝えてくれよ。)

 

(…………分かりました。)

 

『それじゃお前ら、またな。』

 

兵士d「核ミサイル、地上に着弾……。」

 

全く……最後まで自由なお兄様でしたね……。

お兄様に月でありがとう、言えなかったじゃ無いですか……。

本当に……戻って来て下さいね。お兄様。

 

 

後に【命を捨て月の民を守った英雄、神谷龍騎】

として都市の歴史に名を残した。

防衛軍本部の広場にはこの事を記した石碑と

【神谷龍騎】の石像が建てらてたという。

 

 

side change

side龍弥

 

物凄い爆音とともに

視界が真っ白になった。

今ここに【神谷龍騎】と言う人間は死んだ。

 

『なら、妖怪にでもなりますか。

名前は……空牙で、

能力は………【時空間を司る能力】にするか。

と言ってもこの辺は核ミサイルでチリ一つ無いからな。

ちょっと旅でもするか。』

 

 

今この瞬間【神谷龍騎】と言う人間は死に、

新たに【空牙】と言う妖怪が生まれた。

そして最高神は旅を始めた。

 

『あー眠い。ちょっと寝るか……』

 

第二章 都市での暮らし編 完

続く。




はい、皆さん、お疲れ様でした。
普段の三倍くらい書いちゃいました。
長かったです。次回は諏訪大戦編なのですが
その前にちょっとオリキャラでます。
どんな風に出るかはお楽しみに!
ではでは、次回まで、

ネケミーン。

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