作者の黒猫のゆっきさんです。
中々大きくて抱き心地良いんですよ。
関係ない話をしましたがもうちょっとこの章は続きます。
相変わらずの不定期更新ですがよろしくお願いします。
では本編どうぞ。
トット ツインス オランダ語でさようなら。
今回は何が良いかなぁ(*^ω^*)
side龍弥
俺は今、防衛軍本部の屋上にいる。俺は今若干不機嫌だ。何でかって?そりゃ……
『あ"~~。クソッタレが。』
いや、本当何なんだろ。朝早くから急いで来たのに会議に半日費やすとか。
幹部会議はいつもスムーズに進むんだけどな。部隊会議は何でこんなに時間かかるんだろ。
あれだな、他の部隊長は譲り合い精神が無いんだな。だからずっと言い合ってるんだな。
会話のイタチごっこだよ。全く終いにゃ相手のミスを言い合ってたり、
最終的には俺が決めたけど、後から文句言われんのもな~
譲り合えって何回も言っても聞かねぇし。
本当ストレスがマッハで溜まっていくわ。かったるいったらありゃしねぇな。』
??「しかたないですよ。あの人たちには何言っても無駄です。」
『ん?あぁ、凛か。あれ?もしかして口に出てた?」
俺のいつのまにか口に出てた愚痴に答えてくれたのは防衛軍の副官の美原 凛(みはら りん)だ。
ぶっちゃけその辺の隊長より強い。的確な判断もできるし、上司(俺も含めた幹部)や部下(兵士)からの信頼も厚いし、もうお前ら凛と隊長変われよ。
凛「えぇ。バッチリ声に出てましたよ。でも私もその意見には同意しますよ。」
『あぁ、ありがとよ。もう凛が隊長になっちまえよ。』
凛「嫌ですよ。私は隊長の側を離れたくありませんから!」
あ、そうだった。言い忘れていたが、俺はいくつかの役職を担っている。
一つは総司令官。もう一つは総隊長。最後に技術長。
ちなみに凛もそうで、
一つは副官。もう一つは一番隊隊長。
こんな具合に俺はいくつかの役職を担っているので色々な呼び方をされる。
俺自身は一番しっくりくる呼び方で良いと言っている。
え?何で技術長かって?なんか、使いやすいように武器を改造してたらいつのまにかなってた。
何でこうなったのかこっちが聞きてぇよ。
『そりゃ、ありがたい。俺も結構助けられてるからな。これからもよろしく頼むよ。」
元々俺は月夜見の仕事を手伝ってる。そこにいろんな仕事がくるんだよ。ここまで偉くなるとは思ってなかったからなぁ。かなり大変。リミッターを外せば良いんだが、いつのまにか力がメッチャ増えてて外そうにも外せなくなった。前に一回だけ外でほんのちょっとだけリミッター外したんだけど、都市に帰ったらものすごい厳戒態勢だったんだよ。だからリミッター外さないでやったら結構大変なんだよ。この仕事。
だから俺の仕事を手伝ってくれる凛にはかなり感謝している。
凛「い、いえ!ふ、副官としてとと当然のことですよ!」
『そりゃ心強い。そういえば、凛。昼飯食べたか?」
凛「いえ、まだです。(言えない。隊長と一緒に食べたくて探してたなんて言えない。)」
『じゃ、今から俺の家……まぁ、永琳の家だが、くるか?どうせ昼飯作らないといけないし、一緒にどうだい?」
凛「良いんですか!?ぜひお願いします!隊長の料理すごく美味しいんですもん!永琳様が羨ましいです。」
『よし。じゃ、移動しますか。今日は何作ろうかな……』
凛「あ、隊長~待ってくださーい!」
ーーーーーー
さ~て今日は、あの姉妹の稽古か。
あの姉妹というのは他でも無い、綿月姉妹である。
五年ほど前に綿月姉妹のお父さん……綿月正宗から頼まれやっている。
俺自身も教えるのは好きだから即OKした。
今から向かうのは稽古場だ。稽古場って言ってもみんながイメージするようなとこじゃ無い。
メッチャ未来。ドーム型で天井開閉したりする。
~数十分後~
よし、到着。集合時間まであと20分ある。
さすがにこんな早くには来ないd「「先生ー!」」……来ちゃったよ。早すぎね?
『早く無いか?』
??「ほら~まだ早いのよ。依姫はせっかちなんだから~」
そう言いながら肩で息をしているのは綿月豊姫。姉の方。
??「先生より先に行って待ってよう!って言ったのはお姉様ですからね。」
そう言ったのは豊姫ほどでは無いが少し息が上がっているのは綿月依姫。妹の方。
『じゃ、少し休憩してから稽古始めるか。しっかり休めよ。』
「「分かりました!」」
やっぱり結構な家柄だけに礼儀正しいな。
ちなみに二人の成績だが、豊姫は接近戦は苦手なものの能力をうまく使って相手を翻弄するトリッキーなタイプ。
依姫は飛び道具は少ないものの剣の腕は確か。能力をもっと使いこなせるようになればかなり強くなる。
どのみち二人はすごい才能があるので確実に強くなるだろう。
さてそろそろ稽古を始めますか。
ーーーーーー
今日は何も無い。暇だ。何しようかな……そうだ。久々にあいつらのとこ行こう。
あいつらとは、俺が初めて永琳と会った時に永琳を襲っていた妖怪、猟鬼の住む村のことだ。
何十年か前行った時になんやかんやあってまた来いよって事になったのでたまに行ってる。
~移動中~
ふぅ、着いた着いた。中々遠いよなぁこの村。
さーてとりあえず挨拶を「お、龍弥じゃないか久しぶりだねぇ」する前に出て来たよ。
『あぁ、久しぶりだな。蘭華(らんか)。』
この鬼、蘭華は皆からは《鬼子母神》と呼ばれている。要するに鬼のリーダー。
もちろん鬼のリーダーと言うだけあってかなーり強い。まぁ俺が勝ったがな!
ん?なぜ蘭華が俺の本名を知っているかって?俺が教えたからだよ。
この村は鬼の村。鬼は嘘が嫌い。だから嘘をつくのは失礼かなと思って、本名を教えたんだよ。
『ちょっと今日は暇でな遊びに来たよ。』
蘭華「あぁ、ゆっくりしていきなよ。」
猟鬼「あ!龍弥、来てたのか。」
『おう。お邪魔してるよ。」
猟鬼「あぁ。早速で悪いんだが、ちょっとこれ見てくれよ。」
『これは、設計図か?』
猟鬼「あぁ。そうなんだけどよ、ここが難しくてな。ちょっと教えてくれないか?」
『あぁ。良いぞ、ここはな………………』
ーーーーーー
ある日突然。永琳が子供を連れて来た。
『………どったの?その子。』
永琳「名前は蓬莱山輝夜。姫様よ。私が教育係として預かったのよ。この子もこれから一緒に暮らすから紹介しておこうと思って。」
『ビックリしたー。預かったのか。』
永琳「そうよ。なんだと思ってたのよ。」
『隠し子』
ゴスッ
脳天殴られた。グーで。普通に痛いです。
永琳「あんまりふざけた事言うと殴るわよ。」
『それは殴る前に言うセリフです。』
永琳「とにかく私が教育係として預かる事になったから。挨拶して。」
『あぁ、そうだったな。俺は神谷龍騎。よろしくな、輝夜。』
輝夜「よ、よろしく。」
永琳「じゃ、今日は姫様の歓迎会も含めてちょっと贅沢にしましょうか。お願いね、龍騎。」
『………まぁ、分かってはいたよ。メニューはおまかせでいいな?」
永琳「ええ、いいわよ。」
『りょーかーい。さーて何作ろうかな。』
~三年後~
俺が居間で寛いでいるとドタドタと階段を降りる音が聞こえて来た、と思ったらドアが勢いよく開いた。
輝夜「龍騎ー!ゲームしよ!」
『グフッ!』
ドアが勢いよく開いたかと思えば輝夜が俺の上にダイビングして来たのだ。
不意打ち、ダメ、絶対。
永琳「こーら。姫様。勉強が終わってないのにゲームなんてダメですよ!それと龍騎の上から降りてあげてください。」
輝夜「むー!ゲームし~た~い~!」
駄々っ子のように手足をばたつかせる輝夜の図。
しょうがない。少し助け舟を出してやるか。
『なぁ。輝夜。この二つのうちどっちか選べ。
一つは今すぐ戻って勉強終わらせてからいつもより長くゲームするか、
一つは今いつもと同じ時間ゲームをして後から勉強するか。
どっちが良い?』
輝夜「うー。じゃあ、今勉強する。」
『よし。じゃ、勉強終わったらおいで。いつもより多くゲームしてあげるから。』
輝夜「絶対だよ!約束だよ!」
『あぁ、約束だ。勉強頑張れよ~」
輝夜「任せといてよ!」
『じゃ、永琳、バトンタッチ。頼んだわ。』
永琳「ハイハイ。任せといて。」
俺は少し寝ようかな。
しっかり起きないと輝夜に怒られるからな…ははは。
ちょっと……軽く……寝……るだ……け………ZZZZ
今日も龍弥の周りは平和です。
続く。
長い!3000字超えちゃったよ。
ここまで読んでくださった皆さんお疲れ様でした。
次回はちょっと話が動いていきますよ。
ま、どうなるかはその時の私の気分次第ですねww
ではでは次回まで、
スローンラート