双つのラピス   作:ホタテの貝柱

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なんか増えました。


波乱の折り返し地点
第二十九話 嵐の前の穏やかさと


「…ママ、朝よ。」

 

 

ママ?ママとは誰のことだと、起き抜けの意識で疑問符を浮かべる。昨晩は散々だった。妙な気疲れから、何やら幻聴が聞こえる。

 

 

「ママ、お寝坊はだめよ。」

 

 

幻聴にしては、小さな鈴を転がした様な心地の良い声。だから、ママとは一体誰のことなんだ。小さな感触がぺたり、ぺたりと顔に触れる。恐らく、幼い子供の手だ。ん?子供の…手?

 

 

 

「ママ、起きて。」

 

 

 

やっと違和感を感じ、そろりと目を開ける。見慣れた瑠璃色。しかし、随分と幼い気がする。小さな唇がもう一度、ママと舌ったらずに口にした。

 

 

「おはよう、ママ?」

 

「………………」

 

 

どうやら、ママとはオレのことだったらしい。びっくりし過ぎて、声すら出ないとは初めての経験だ。赤みを帯びた癖毛がちな髪に、見慣れた瑠璃色の目をした幼い少女が枕元に座り込んでジッとオレを見ていた。

 

 

「…君、迷子か?保護者は何処だ?」

 

 

誰かによく似た、幼いその子はきょとりとした表情でオレを見る。まるで、目の前にいるじゃないと言わんばかりに。

 

 

「おかしなママ、ほごしゃってママのことでしょう?」

 

 

幼いその子は、物凄く見覚えのある笑い方で愉しげにクスクス笑う。あぁ、これは夢だ。

 

 

「パパがちょっと、頑張り過ぎちゃったみたい。でも、私も早くママに会いたかったの。」

 

 

少女の呼ぶ、パパとは誰のことか考えなくともすぐ分かったその時、廊下の向こうから足音。先輩のものではない。見付かったら色々と、まずい気がした。

 

 

「見つかったら面倒だ…私がいいと言うまで、布団の中に隠れていなさい。」

 

 

幼い少女はこくりと頷き、小さなその体を布団の中にもそりと滑り込ませた。

 

 

「アーチャー、入るわよ?」

 

「…あぁ、構わんよ。」

 

 

凛だった。先輩に昨晩は追い返され、朝になってから改めてオレの様子を見に来たのだろう。恐らく先輩は今、イリヤの様子見に行っている筈だ。

 

 

「案外元気そうで安心したわ。本当、“怪我の治りは早い”わよねアンタ。」

 

 

「魔力の方はすっからかんだがな。」

 

 

「……生きて帰って来ただけマシよ。」

 

 

昨日、凛にどうやって戻って来たんだと散々質問攻めされて私が消えて悲しむ君の姿を見たくなかったと言ったら『キャスターの為だって言いなさいよ、素直じゃないわね!』と何故か顔を赤くしながらそう返されてしまった。

 

 

「昨日、キャスターに変なことされなかった?あいつ、朝からやけに上機嫌だったから。」

 

 

「いや…何も?」

 

 

その変なことをされた結果、今オレの布団の中にこの子が隠れている訳だが…

 

 

「あんた、何か隠してない?」

 

 

いつもは大事な所でうっかり屋なのに、こういう時は勘の鋭い彼女が怖い。オレを見る、彼女のジト目が居た堪れなくてどうしたものか。

 

 

「な、何も隠してないぞ!」

 

 

「絶対うそ!やっぱりキャスターに何かされ…」

 

 

その時、誰かの腹の虫が鳴いた。凛が途端に、隠しもせず笑い出す。断じて、オレの腹の音ではない。

 

 

「アーチャー…おなか減ったなら、そう言いなさいよ。」

 

 

「…私の腹の虫ではない。」

 

 

「何か士郎に…あぁ、リヒトの方がいっか。リヒトに何か作って貰うから、いい子に待ってなさい。」

 

 

凛はまだ可笑しそうに笑いながら、部屋を出て行く。そっと布団をめくると、幼いあの子は恥ずかしそうに小さな頬を赤らめてお腹を抱え隠れていた。

 

 

「…ごめんなさい。」

 

 

「謝らなくていい、それは生理現象だ。主な食事はやはり魔力かな?生憎、私は与えてやれる余裕が無いからパパに…「ぱぱのつくったのがいい。」

 

 

どうやら、少女はリヒトの食事をご所望らしい。まるで、人と変わらないじゃないか。先輩が一晩で頑張り過ぎた結果、こうも本物の少女と寸分変わらない写し身の少女が出来るだなんて誰が予想しただろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目が覚めたか?イリヤスフィール。」

 

「キャスター…」

 

 

本を読んでいたらしい、文字を追っていた蜜色の瞳がふと私に向けられる。目を覚ますと、其処は何だか懐かしい感じのするタタミの部屋だった。あの子と瓜二つのその顔が忌々しい。

 

 

「私の監視でもしてたの?」

 

「まぁ、そんな所だ。」

 

 

ぱたりと、キャスターが読んでいた本を閉じる。キャスターが此処に居るということは、リヒトも一緒だと思う。今まで、教会にいるものとばかり思っていたけど、とんだ見当違いだった。

 

 

 

「二年前からだったか、凛の実家で半身は厄介になっていたんだが…聖杯戦争が始まり、半身は此処に無理やり凛に連れて来られてな。他のマスターに知られたら、何かと面倒だから半身の気配を隠匿しておいて正解だった。」

 

 

キャスターが嫌な含み笑いを浮かべる。このキャスターなら、リヒト一人分の気配を隠匿するなんて簡単だ。あの日、シロウと一緒に居たリヒトを見つけたのは本当に偶然だった。

 

 

 

「…私をバーサーカーから引き離すのに、随分と手の込んだ事してくれたじゃない。」

 

「本官は何もしてないぞ?まぁ、君をバーサーカーから引き離すか、バーサーカーごと君を…その二択だったからな。あの時は。」

 

 

あの子を私に差し向ければ、必ず私が動揺するとキャスターは知っていた筈だ。その結果、私はあのアーチャーを取り逃がした。そして、あの子をあんな風にしたこの男への憤りからバーサーカーの回復を待てず、シロウ達への無理な襲撃を行なってバーサーカーを失うことになったのだから。

 

 

 

「…あんな風になり果てたあの子を見て、私がどんな気持ちか貴方に分かる?」

 

「それは君の気持ちか?それとも、君の中に在る君の母親の気持ちか?」

 

「両方よ!」

 

 

思わず、声を荒げる。あの子を見た途端、その正体は直ぐに分かった。

 

 

 

「君に揺さぶりを掛けるには、充分過ぎたか…あれはあの子が自ら、望んだ結果だ。」

 

「嘘よ…貴方がそそのかしたんでしょう…!?」

 

「…ならば、本人に直接聞いてみたまえ。」

 

 

キャスターが妙な事を言った途端、彼の纏う雰囲気が変わる。蜜色の瞳が瑠璃色の瞳へと変じた瞬間、私は衝動的にあの子へ縋り付いた。

 

 

 

「泣かないでよ、イリヤ姉さん。」

 

「だって、だってぇ…ひっく、こんな事って無いわ…あんまりよ…!」

 

 

私はあの子の知ってる私じゃないけど、あの子が私をイリヤ姉さんと愛おしげに呼んでくれるのはとても嬉しかった。だから余計、悲しさでどうにかなりそうだ。

 

 

 

「……どうしても、キャスターしか頼れなかった。キャスターが僕をそそのかしたとか、そんなんじゃないよ。むしろ、キャスターも一度は僕を止めたんだから。」

 

 

この子がどうして、こんな風になってしまったのかは私にも分からない。

 

 

 

「僕なんかの為に泣かないでよ、優しい姉さん。」

 

「リヒトのバカぁ…キャスターなんかじゃなくて、私を頼りなさいよ…!」

 

 

恐らく、この子がキャスターを頼った時には私はこの世にいなかったのだろう。それが無性に、遣る瀬無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リヒト、イリヤが居なくなっても…貴方がシロウの傍に居てあげて。あの子、これからもいっぱい無茶すると思うから。」

 

 

城のテラスにて。木漏れ日が心地いい午後の日差しを浴びながら、ロッキングチェアに座る僕の膝上で幼い彼女が微笑んだ。

 

 

 

「それ、僕じゃなくて姉さんや桜に言うべきじゃない?」

 

「女同士には色々あるの。」

 

「…イリヤ姉さんが居なくなる前提で、そんな話しないで欲しいな。」

 

「いつかの話よ。リヒト、そんな顔しないで。」

 

 

 

頬に彼女の小さな手がそっと添えられる。彼女から施された頬への優しいキスがくすぐったい。

 

 

「リヒトってば、手慣れてる感じがしてつまんないわ。シロウならお顔を真っ赤にして、可愛い反応してくれるのに。」

 

「そんなつもり無いんだけどな。」

 

 

 

シロの前では、姉さんは妹として振る舞うことが多いのだけれど。僕の前ではやたら、本来の姉として振る舞いたがる。

 

 

「…シロウのこと、よろしくね。」

 

「イリヤ姉さんが…そう言うのなら。」

 

 

 

それは過去の記憶か、はたまた未来の記憶と言うべきなのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近たまに、ぼくじゃないぼくの夢をやたらと見る。そもそも、ぼくはイリヤスフィールとあれほど親密じゃない。

 

 

「リヒト、おはようございます。」

 

「あ…おはよ、セイバー。」

 

 

 

ふと頭上からセイバーの声がして、顔を上げればセイバーがきちんと正座してこちらを見ていた。

 

 

「あなたとシロウを起こしに来たら、二人して気持ち良さそうに寝ていたので…少々起こし辛いなと思い。」

 

 

 

ぼくはシロを抱き枕に、随分長く寝ていたらしい。窓の方からスズメの鳴き声がして、何と無く今が朝であることを自覚する。シロはまだ、気持ち良さそうに寝てるし。

 

 

「シロの布団を別に敷こうとしたら、面倒だから一緒でいいって言われてそのまま寝ちゃった。そういえば体…大丈夫?セイバー。」

 

「はい、シロウからの魔力の供給ラインは何ら問題ありません。リヒト、先日は…ありがとうございました。」

 

 

 

セイバーからお礼を言われ、一瞬何のことだっけと戸惑う。

 

 

「ぼく、何かしたっけ?」

 

「私の魔力が尽きかけた時、貴方から血を頂いたではないですか。そのお礼です。」

 

「そっか、そうだった…ぼく、君にまだ何も恩返し出来てなかったから。せめてと思って、応急処置をしただけだよ。お礼を言う程のことじゃないのに。」

 

「…そんな、恩返しだなんて。なら、私からもほんの感謝の印です。」

 

 

 

不意に、微笑んだセイバーが屈んだと思ったら頬に柔らかい感触。感触が離れ、セイバーにされたことに対する驚きで反応が遅れた。

 

 

「せ、せ…セイバーさん…?」

 

「いつも、貴方がシロウにしている事ではありませんか。」

 

 

 

猛烈に恥ずかしい。隠しきれず赤くなってしまった顔を見られ、セイバーにくすりと笑われてしまった。パスが繋がったということは、マスターとサーヴァントの記憶の一部が共有される事もあるという訳で…

 

 

「シャワー浴びてくる!」

 

 

シロの事はセイバーに任せて、シャワーを浴びてくると誤魔化し、慌ててシロの部屋を出るなんてらしくない。あぁ、もしかしてシロもこんな気持ちだったんだろうか。気安くし過ぎたぼくも悪いんだけどさ。少し、頻度を減らそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

「アーチャーに、ごはん作ってくれないかしら?朝、アーチャーの様子見に行ったら、お腹空かせてたみたいで。」

 

「アーチャーが空腹?姉さんの魔力で足りてるんじゃ…「お腹の音が鳴ったのを聞いたわ。」

 

 

軽くシャワーを済ませ、やっと落ち着きを取り戻した所に姉さんからアーチャー用の朝ごはんの打診が。

 

 

 

「あいつ、士郎が作ったものだと食べなさそうだし。」

 

「確かに…でも、アーチャーが空腹を訴えるなんて珍しいね。」

 

「バーサーカーとの一戦で、消滅寸前まで魔力をすり減らしたみたいだから…本当、戻って来たのが奇跡よ。」

 

 

姉さんからの魔力だけじゃ足りなくて、アーチャーは空腹を訴えてるらしい。姉さんは、アーチャーが戻って来てくれたのが奇跡だと言う。

 

 

 

「キャスターがアーチャーに言ったんだよ。必ず戻れってさ。」

 

「キャスターがアーチャーにそんな無茶苦茶なことを?私…帰れたら、キャスターに謝ることばかり考えてたの。アーチャーのこと信じきれずに、マスター失格ね。」

 

 

姉さんが不意に、自嘲気味に言葉をこぼす。アインツベルンの城にて、姉さん達は逃げる途中でバーサーカーに退路を断たれかけた際にアーチャーに時間稼ぎを頼んだ。

 

 

それは、自分のサーヴァントに犠牲になれと言うも同然の死刑宣告に等しい。その時の姉さんの気持ちがどんなものだったか、姉さんもアーチャーの無事が確認出来るまでは気が気じゃなかったろうに。

 

 

「じゃあ、悪いけどお願いね?私、居間に行ってるから「待って、姉さん。」

 

 

 

何だか、姉さんのことをそのまま行かせてしまうのは忍びなくて姉さんの肩を引き寄せる。姉さんの肩を、そのまま抱き竦めた。

 

 

「姉さんが時間稼ぎを頼まなくても、アーチャーなら姉さん達の無事を最優先にしたと思う。姉さんの責任じゃないし、誰の所為でもない。」

 

「ちょっと…リヒト!?あ、あ、あんた!何やって!!!「姉さんが落ち込んでるみたいだから。」

 

 

 

背後から姉さんを抱き竦めた為、姉さんが今どんな顔してるのか分からないけど耳まで真っ赤だ。

 

 

「…キャスターと言い、あんたと言い、本当に何なのよ!?キャスターは私のアーチャーを横から掻っ攫って、あんたはあんたで恋人いるんだか何だか知らないけど、私にこんなことして…!!」

 

 

何だか、逆効果だった…?っていうか、恋人って何?姉さん、何か勘違いしてない!?慌てたその時、誰かの視線を感じ、嫌な予感がして視線の気配を辿れば案の定だった。びくりと、シロが大きく肩を震わせる。

 

 

 

「シロ…!?」

 

「み、見てない!俺は何も見てないし聞いてないぞ!!」

 

 

思いっきり見てたし聞いてた癖に、シロの言ってることは支離滅裂だ。慌てて姉さんがぼくとあからさまに距離を取り、シロの元にズンズン歩み寄る。

 

 

 

「士郎!あんたは何も見てないし、聞いてなかった!!いいわね!?」

 

「い、いえす…ミス・遠坂。」

 

「リヒトも!アーチャーの朝ごはん、頼んだわよ!!」

 

「は、はーい…」

 

 

姉さんがいなくなり、恋人って何のことだ…姉さん、絶対何か勘違いしてる。シロと二人で残されて、かなり気まずい空気が流れるし最悪だ。

 

 

 

「リヒト…う、浮気はダメだぞ。」

 

「シロまでやめてよ。恋人なんか居ないし。」

 

 

ちょっと距離感のおかしい人はいるけど、ぼくに恋人なんて出来た試しが無い。昔、ラブレターらしき手紙を中学の下級生から貰い、扱いに困り果て、家に持ち帰ったら呆気無くそれはキレイに見つかり…

 

 

 

『おまえの親がどの様な職業か、よく考えてから身の振りを弁えろ。』

 

 

これだから神父の息子って面倒臭い。手紙は渡してきた下級生に返して、申し訳程度にお断りの返事をした。それ以来、極力そういうのは避けてる。

 

 

 

「神父の奴、やっぱりそういうの厳しいのか?」

 

「昔…一回だけ、釘刺された。自分の親がどういう職業か、よく考えてから身の振りを弁えろってさ。」

 

「…俺にはあんな事、する癖に。」

 

「なんか言った?シロ。」

 

「別に。」

 

 

シロが一瞬、何かを言った気がしたけどよく聞き取れなかった。シロに聞き返すと、シロは素っ気無くツンとそっぽを向いてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

何だかモヤモヤする。顔洗おうとしたら、偶々リヒトと遠坂のやり取りを目撃してしまった。

 

 

「姉さんも、たまには弱音吐くこともあるからさ…ガス抜きしてあげないとね。」

 

「いつもあんな風に「今日はたまたまだよ!」

 

 

 

いつもあんな風にしてやるのかと聞いて、慌てたリヒトから今日はたまたまだと釘を刺された。遠坂は、あんまり弱音を吐かない。けれど、リヒトの前ではあんな風に落ち込んだ表情も見せるんだ。リヒトも遠坂が落ち込めば、励ましもするだろうし。

 

 

「俺も……昨日、色々ごめんな?」

 

 

 

昨日、リヒトは俺の事だって嫌な顔一つせずに慰めてくれた。今思い出すと、悶死しそうなことを口走ってたから余り思い出したくないけれど。

 

 

「昨日のこと、ちょっと気にしてる?なら、他の人の前であんな風に泣いちゃだめだよ。」

 

 

 

セイバーや桜の前であんな情けない姿見せたくないし、遠坂には散々からかわれそうだから絶対泣かない。 昨日は仕方無かったけど。

 

 

「…あんなの、お前にしか見せられない。」

 

「また君はそういうことを…」

 

 

 

何故か、リヒトはこめかみを抑えて何とも言えぬ表情で俺を見る。俺、変なこと言ったか?

 

 

「まぁいいや、朝食つくるの手伝うよ。」

 

「そうして貰えると…助かる。」

 

 

 

リヒトのさり気ない気遣いが嬉しい。リヒトと一緒に食事の準備をするのは好きだ。桜との食事の準備も師匠と弟子の料理教室みたいで楽しいのだけれど、リヒトと一緒に料理すると俺もまだまだ教わることが多い。

 

 

案外、俺も単純な思考回路の様でリヒトからそう言われて内心のモヤモヤはいつの間にか消えていた。

 

 

 




ジェバンニが一晩でやらかしてくれました。
なんか増えました子は名前がこの話の時点でまだ無い為、その内追加。

いつの間にか6000UAありがとうございました。
お気に入り入れていただいてる方もありがとうございます。


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