回転割砕の魔導右腕(ライトアーム)   作:変色柘榴石

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BOA、GOD編開始です。


二期外伝 ~B.O.A.事件/G.O.D.事件=魔導師少年のU-D事件簿~
B&G1「火と王」


――日野ひなたルート

 

 

 過去に迷いし、哀れな残り火

 

 堕ちて並んで沈み合い、遺影に溺れし人の(かた)

 

 ――配点(過去との対話)

 

 

 

 

 闇の書事件が終結して暫く。

 増えた家族全員と共に年を越せたのは何よりだ。

 

 クロノの伝手で魔導義手(アーム“ズ”デバイス)と呼ばれる技術を持つ技師『トウコ・ロートマイスタ』に右腕の義手を作ってもらい、レオとのリンクまで繋いでもらった。

 それと気になるのは、付き添いで来た聖刃とブリッツが青い顔をしていてトウコさんがニヤニヤとして二人に紙切れを渡していたことだ。隠れて開いた二人は血が抜け落ちたような顔になってたが……何だったんだろうか。

 

「でも、ほんまに人肌と変わらんなぁ。いつものがっしりした、ひなの右腕や」

「違和感もないしな。いい腕してる」

【肯定。しかしそれは洒落ですか?】

「かもなー」

 

 もうすぐ冬休みが終わる。

 それが明ければ、俺たちの学校生活はようやく歩みを始める。二年と少し振りとなる学校に、俺もはやても少なからず緊張と期待が胸を燻らせる(くすぶらせる)

 それと同時にもう一つの進路が、頭の片隅にある。

 

 ――管理局だ。

 その事を全員で話し合ったところ『流石に中卒はアカンだろ』となり、高校卒業までは地球にいることになたものの……その話の間、転生者組と、何故かなのはが目を逸らして汗をかいていた。まさかコイツら中卒で行こうとしてたのか。……いや、それだと文兄妹とブリッツが何故そういう反応をするのか。

 

 ブリッツはブリッツでそのまま聖槍十三騎士団というドイツ発祥の魔術関係に就職が確定しているらしく、高校卒業と共に正式に入るそうだ。まぁ、こっちに住んだままで支部がこっちに出来るらしいが。文鳥は現在仮入社中らしい。一応は先輩になるとか。俺も勧誘されたけど『何故か嫌な予感がする』のでお断りさせてもらった。

 

『ひなたくん、はやてちゃん。ちょっといいかなー?』

「エイミィさん?」

「どうしたんですー?」

『ちょっと海鳴市の少し離れた海岸沖でちっちゃい結界反応が出てさ。他にも複数確認されたからなのはちゃんたちにもお願いしててさー、今開いてるのはやてちゃんたちなんだー』

「なんか間延びしてね……?」

『おこたが……』

 

 出ろよ、と言いたいがヒーター故障中で暖房器具がコタツのみと言う状態になってるテスタロッサ、ハラオウン両家の部屋を思い出し、あー、と納得してしまう。

 

「んじゃ俺が行きます。はやては?」

「リインフォースと魔法の練習や。最後の夜天の主が魔法の素人ゆーんも情けないと思うし」

「飛行系の最終訓練だっけか。俺はあくまでローラーで走るだけだしな」

【肯定。飛行適性はありません】

『んじゃあーひなたくんよろしくね』

「了解っと。んじゃ行ってくる」

「ん。いってらっしゃーい」

 

 小規模とはいえ、海鳴市を中心に小っちゃい結界の複数展開か……

 やっぱここにはなんかあんのか? 呪われてるとか龍穴とかレイラインの交差地点とかか?

 悩んでも仕方ない。思考を切り替えて、俺は海の方へと向かった。

 

 

 

/> STAGE1:NOW LOADING...

 

 

 

「あれ……シグナム?」

「……」

 

 結界内にいたのは驚くことにシグナムだった。

 だけどバリアジャケットの配色が全体的に暗くて薄いような……? それにどこか様子がおかしい。いつものシグナムならすぐに返事が返ってくるのだが、何故かこちらに警戒の色を見せている。

 

「貴様は、何者だ?」

「……ん?」

「何故、私の名を知っている」

 

 いや、知ってるも何も家族だろうに。

 しかし、やけにシグナムの魔力が“薄い”ような……

 

『おい日野! 聞こえてるか!?』

「セイバか。どした?」

『お前の目の前に誰がいる!?』

「シグナムだけど……様子が変なんだわ。……ケツバットとパロスペシャルどっちがいいかな」

『おーけー。その反応だと残滓(ざんし)の方が出たか』

「……詳しく聞きたいけど、(やっこ)さん……そろそろ来るんで後でッ!」

『なッ!? ちょ、おい――』

 

 少しばかり強引に通信を切った直後、両腕のナックルスピナーを回転させて『飛んできた斬撃』を防ぐ。スピナーと魔力斬撃は甲高い音を掻き鳴らし、火花を散らす。

 

「――チィッ!」

 

 空牙を弾き、再び残滓(らしい)シグナムを見据える。恐らくこの斬撃は、残滓シグナムの空牙だろう。

 予想通り、残滓シグナムはレヴァンティンを振り抜いた姿を見せていた。

 

「その(とし)で、その力量か」

「ちょいと軽く、修羅場潜って(くぐって)るんでな。実戦経験万々歳」

「それだけに残念だ」

 

 一息。

 シグナム? はレヴァンティンを鞘に入れ、構え直す。

 

「――悪いが、闇の書の糧になってもらうぞ」

「――やってみせろよ、偽物野郎(イミテーション)――欠片容赦なく、お前の幕は俺が引く」

 

 その言葉を皮切りに繰り出した拳と斬撃が数瞬の鍔迫り合いで弾かれ、互いに体勢を立て直す。

 そこから逸早く(いちはやく)攻勢に出たのは、反動から勢いをつけたひなただった。

 

「ブースト……ッ!」

【ストライク】

 

 フィンブースターを噴かし、前面のみの防壁(プロテクション)を展開して突撃。

 すんでのところで障壁(ラウンドシールド)に防がれるも、その勢いのままバンカーモードに移行。甲摘手(シザース)を展開して残滓シグナムを掴む。

 

「バンカァァァ、シュートッ!」

 

 魔力杭が障壁(シールド)ごと貫いて残滓シグナムは大きく吹き飛ばされる。

 続けてバンカーモードからナックル(デバイス)モードに戻し、腕の周りに四基のスフィアシューターを展開する。

 

「ガンレイドッ!」

「穿、空牙ッ!」

 

 連射された射撃魔法を魔力斬撃が切り裂き、その間を縫って残滓シグナムが斬りかかる。

 しかし、その振り下ろされる速度はあまりにも遅い。

 

 

……残滓だからか? 戦いやすいってか――

 

 

 ピンポイントで腕にプロテクションを展開し、腕を回してレヴァンティンを横に弾く。

 

「全ッ然、弱ぇッ!」

「なッ!?」

(はっ)(かい)ッ!」

 

 弾いた腕の動きのまま自然に残滓シグナムに半身背中を向けて鉄山靠(てつざんこう)を叩き込む。

 

「ぐ……ッ! レヴァンティンッ!」

【シュランゲ・フォルム】

「飛竜、一閃ッ!!」

 

 腐ってもシグナムだからだろうか。最小の動きで繰り出された蛇腹剣の一撃が迫る。

 ――が、選択肢を間違えたな。

 

「な……ッ!?」

 

 半身で避け、擦れ違いざまに蛇腹剣のレヴァンティンをバインドで空間固定。その隙に伸ばされたレヴァンティンに沿って残滓シグナムに肉薄する。

 

 

SLG(スピナーリンクギア):3、フルドライブ】

「ウォラッ!」

 

 スピナーの回転率を最大限まで上げて殴りつける。

 同時に殴りつけた場所から『影』が立ち上る。――影型のゴーレムを作り出す、闇の書の夢の中で受け継いだ母の魔法、『創成起動(クリエイション)』の証。

 

「後継者ひなたと魔導器アルムバイン・レーヴェの名のもとに、捕らえて噛みつけ『ナハツェーラー』ッ!」

 

 ぞるり。立ち上る『影』が薄ぼんやりと形作る。

 影は触手のように残滓シグナムに纏わり付き、磔のように身体を固める。

 

「一・撃・轟・槍ッ!」

 

 右腕に込めるのは第三の力。――母同様に、姉が俺に託した『貫く力』……『砲槍グラムザンバー』

 腕を挟むように装着される銃身にも槍にも見えるパーツが回るスピナーに連動して唸り声のような駆動音を轟かせる。

 

「轟けッ! グラム、ザンッバァァァッ!!」

 

 レールガンのように放たれた槍状の魔力砲が残滓シグナムを貫通。連なるように爆発した。

 

 

「ぐッ、ああああああッ!!」

 

 残滓シグナムが大きく吹き飛ばされる。ここまでと言わんばかりに残滓シグナムの魔力も戦闘前よりもかなり薄くなっている。

 ……ぶっちゃけた話そろそろ精神的にキツい。家族の姿かたち(格好)してるし。偽物と割り切って遠慮なしにやったけど。別に右腕の慣らしという名目でシグナムとの模擬戦が辛かったから八つ当たりという訳ではない。ないったらないのだ。うん。

 

 

「これは、体が……ッ!?」

「あー……うん。これ夢な。夢想って、修行の一種。俺ってば、闇の書が用意したデータだし」

 

 無論、嘘である。

 

「……そうか。私もまだまだと言うことか」

「せ、せやな」

 

 信じやがったよ……

 

「あー、まぁ……次はきっと良い主様になるだろうさ」

「――嗚呼、そうだと良いな」

 

 優しげに目を閉じ、残滓シグナムが光の粒となって消えたのだった。

 

「……帰るか」

【肯定。色んな意味で疲れる相手でした】

「――だな」

 

 

<> STAGE2:NOW LOADING...

 

 

・Topic:日野ひなた

 

 とある事件に巻き込まれ、家族の遺した魔法を手にした少年。

 表情の変化は薄いものの喜怒哀楽ははっきりしており、おどけた言動が目立つムードメーカー。しかし心の中は冷静沈着で取捨選択が可能な性格をもつが、理不尽な状況を許せないという歳相応で激情的な側面を持つ。

 得意魔法は格闘を中心とした自己強化と補助系。四肢装甲型の複合デバイス「アルムバイン・レーヴェ」は、クロスレンジを中心にあらゆる状況に対応できる万能性を誇る。

 

 

<>

 

 

「――何だ貴様は」

 

 う わ ぁ ……(ドン引き)

 ギリギリのところで微妙な顔で止めた自分を褒めたいところだった。

 なんというか、全体的にモノクロな聖刃がいたのだ。暗色メインの口調的に傲慢な王さまキャラ……あれ、何故だがキャラ被りな気がしてならない。誰と比べてんのか自分でもわからんけど。

 

(オレ)を前に沈黙か。不敬だぞ」

「……」

 

 レオー、写真撮っといてー。あ、もうしてる? さっすがー

 

「……埒が明かんな。疾く(とく)失せよ、劣等――がッ!?」

 

 ――ああ、全く。クソ……くそったれ。胸糞悪い。

 思わず一気に踏み込んで殴り飛ばしてしまった。短気は損気なのになぁ……(棒)

 まぁ、知ろうが知るまいが、聖刃は“絶対に”見下した言い方はしないからな。

 それに、今のアイツならさっきの俺の攻撃も紙一重で避けてみせるはずだ。

 

「所詮――残滓(かす)残滓(かす)か」

「き、さまぁぁぁッ!」

「良いぜ。来いよ偽物野郎(イミテーション)――欠片容赦なく……お前の幕は、俺が引く」

 

 その言葉が開戦の合図になったのか、残滓聖刃が斬りかかる。

 それをひなたはバックステップからバク転で距離を置き、

 

「ブースト……ッ!」

【ストライク】

 

 フィンブースターを噴かし、前面のみの防壁(プロテクション)を展開して突撃。

 残滓聖刃はダークグレーのクラレントに持ち替えて大上段に構える。真正面から迎え撃つつもりだろう。

 そして振り下ろされたクラレントは防壁(プロテクション)に阻まれるどころか空を切る。

 

「な……!? 幻術かッ!」

 

 残滓聖刃の目には、自分に突っ込んでくる俺の姿が見えていただろう。それは確かに幻術ではあるが、『自分に突っ込んでくる』という認識が見せる錯覚でもあったのだ。

 俺はブーストストライクでは二回(・・)踏み込みを行っている。スタートダッシュの踏み込みと多様性の高いセカンドステップ。そのセカンドステップでフェイク・シルエットとオプティックハイドを発動して突っ込む幻影と残滓聖刃の上を跳び越えた。

 つまり今の俺の現在地は――

 

「ギガ、ブレイクッ!」

 

 大剣(クラレント)を振り抜いた残滓聖刃の、真後ろッ!

 

「ぐあああああッ!」

 

 ギガブレイクを撃ち込まれた残滓聖刃は大きく吹き飛ぶ。

 何とか体勢を立て直した残滓聖刃の目の前には、赤紫色の玉と迫りくる魔弾だった。

 

「レーベ、ゲホイルッ!」

「しまっ……ぐぅぅぅッ!」

 

 視界を閃光が遮り、思わず顔を抑える残滓聖刃。

 無論俺は対閃光防御の術式が発動済みだ。ハメ技? 残念ながら障壁(シールド)で防げるんやで。このレーベゲホイルって魔法。

 

 視界が塞がれているその隙に、一気に近付いてそのままの勢いで足を突き出す。

 

「ブレイク、ダイッバァァァッ!」

 

 がら空きの腹部にブレイクダイバーが突き刺さり、残滓聖刃の体が浮き上がる。

 

【SLG:3、フルドライブ】

 

 レオのスピナーが唸り、そのパワーを残滓聖刃に叩き付ける。

 

「フッ! セイッ! オオオオオッ!!」

「ウォラッ!」

 

 左ジャブ、右フック、魔力乱流を纏った右アッパー。

 浮き上がって無防備になったところに掌底が叩き込まれる。

 

「後継者日野ひなたと魔導器アルムバイン・レーヴェの名のもとに、捕らえて噛みつけ『ナハツェーラー』ッ!」

 

 ぞろりと立ち上る『影』が形作る人の形。

 影は触手のように残滓聖刃の四肢に纏わり付き、磔のような形になって影が凝固する。

 

「一・撃・轟・槍ッ!」

 

 右腕に込めるのは『砲槍グラムザンバー』の力。姉の遺した象徴の魔法。

 腕を挟むように装着される銃身にも、槍にも見えるパーツが、回るスピナーに連動して咆哮のような駆動音を轟かせる。

 

「轟けッ! グラム、ザンッバァァァッ!!」

 

 レールガンのように放たれた槍状の魔力砲が残滓聖刃を呑み込み、連なるように爆発した。

 

「そんな、莫迦な……ッ!」

 

 

 急激に存在感と魔力が薄くなる残滓聖刃。腕を抱える辺り、色々と限界なのだろう。

 しかし残滓聖刃の目には負の感情が感じられず、仕方ないと言った感じの感情が垣間見えた。

 

「――薄々勘付いてはいた。これが闇の書の残滓による体であり、王たる(オレ)の残滓であることも」

「“今のお前”なら、それが許せるはずがなかった、か」

「然り。偽物に無用な自我があるからこそ抱える、定番の嘆きよな。『本物(ヤツ)が偽物であり、偽物(オレ)こそが本物』である等な」

 

 定番と言えば定番か。やっぱ根っこは変わらんもんか。残滓(コイツ)聖刃(アイツ)も。

 

(オレ)の言えることは二つ。マテリアル、無限連環機構(エグザミア)、システムU-D(ユーディー)を憶えておけ。そして『ジャバウォック』に気を付けよ」

 

 そう言い残し、残滓聖刃は光と消えた。

 

「マテリアル……無限連環機構(エグザミア)……システムU-D、か」

【疑問。残滓とはいえ、何を知っていたのでしょうか】

「さぁな。だが、先の未来に何かあるんだろう。置き土産としちゃ微妙だが」

【肯定。残滓でも、やはり古城様でした】

「……言うようになったなぁ」

 

 何処か誇らしげな光を放つスピナーから目を離し移動を開始する。

 どうやら近くで転移反応があったらしい。俺たちはそこへ向かうことにしたのだった。

 

 

<> STAGE3:NOW LOADING...

 

 

・Topic:日野ひなた

 

 □:CR/格闘 LR/ガンレイド ガンレイド・ツイン(ため)

 △:CR/鉄山靠 ブーストストライク(EX) LR/ギガブレイク マグナムバスター(ため) ジェットバンカー(フルドライブ時)

 ○:CR/ジェットバンカー LR/バインドシューター レーベゲホイル(ため)

 FD:砲槍・グラムザンバー

 

 

<>

 

 

「……やった……? 成功したの?」

 

 海鳴海岸沖の海上。

 全身を桃色に包み、その上から迷彩色の外套に身を包んだ少女が降り立つ。疲弊しているのか息は荒く、体に力を入れているのも一苦労と言ったような状態だ。

 

撹乱外套(バックワーム)透過体(カメレオン)使ってるのに、お姉ちゃんってば、何でわかるのよ……」

「気合ですッ!」

「気合て……おじさんまた倒れるまで改良を――って、お姉ちゃんッ!?」

 

 外套に身を包んだ少女の後ろに居たのは、顔立ちの似た青服で赤髪の少女だった。

 桃色の少女の言う通り、彼女の姉なのだろう。

 

「はい、アイアムお姉ちゃんですッ! ……ってそうじゃなくて。戻りましょう、『キリエ』……でも、何でこんなことを」

無限連環機構(エグザミア)……それさえあれば、『エルトリア』は、パパは助かるのッ! 私が助けるのッ!」

 

 ――だから。

 

「邪魔しないで、お姉ちゃんッ!」

「いいえ、止めてみせますッ!」

 

 

 残滓うごめく中、運命と時は加速する。

 それを今は、誰も知らず――




・右腕とか
デバイスっぽい義手になりましたが外見や体温、質感などは本物と大差ない出来上がりの最高傑作。技師のトウコさんは元々地球の人形師だトカ。
尚、表情筋はまだ動き辛い模様。

・嫌な予感
怒りの日ルート突入(やるとは言ってない)

・実は……
BOAはやてルートのちょっと前くらいの時間だったりする。
一戦目ぐらいの時にはやてはリインと共に訓練中。しかしゲーム中のようにリインが消えかけではないため、一戦目では軽くハードモードだったりするはやてルート。

・『おーけー。その反応だと残滓(ざんし)の方が出たか』
聖刃ルートだと寝不足気味のクロノに寝惚けて襲われる。
聖「寝惚けた方が強いってどういうこった」

・「――やってみせろよ、偽物野郎(イミテーション)――欠片容赦なく、お前の幕は俺が引く」
今章の決め台詞。

・Topic1
幕間その一。公式サイト式紹介。

・ひなた「胸糞」
嫌いなものは見下し、理不尽、死人、死者蘇生

・無限連環機構エグザミア……ではなく無限連環機構(エグザミア)
ワイルドアームズ式

・キリエ「バックワーム~と、カメレオン~(大山声)」
ワールドトリガーから。
無論強化してないわけではない。



 振り返り対話する中で、運命と時は加速する。
 知っていたはずの罪が追い立て、知った心が今を追いつめる。
 それでも、今を否定することは全てを否定することになる。

次回、回転割砕の魔導右腕BeinG(ライトアーム・ビーイング)
第二話「ノーパースト・ノーナウ」

 過去に詰め込んだのは出会いと思い出。
 否定には問答無用の幕引きを。例えそれが今であっても


待て、而して希望せよ

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