学園生活とはなかなか上手くいかない   作:ヨーグルト先生

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ふと思う、俺の書いてる作品妻で小説になってる!?
あと、評価二つも付けてもらいました!ありがたい事です!


6話 時に彼女の家で! ?

河川敷から少し歩いた距離に彼方の家はあった。

外食ではなく、彼女が作ってくれるらしい。

「今日お父さんも、お母さんもお仕事で居ないから、ご飯は今から作るよ、そこ座って待ってて」

時雨はリビングの年忌の入った椅子に座る。座る同時に、ぎしぎし と言う音を立てた。

さて、何が出てくるのかと楽しみに待つ、待っている間辺りを見渡す。女子の家だからだろうかすごく綺麗だ。

「余り、ジロジロ見ないでください」

と何かを切りながら言う。

「すまない……」

素直に謝り、静かに待つ。

 

数時間たち……

 

「お口に合うか分からないけどできたよ」

机に並び出されたのはーー

白いご飯と、調味料は何を使ったのだか分からないが、

ナス炒めの上に美味しそうなタレがかかっている。

そして最後にーー

「野菜と肉炒め」

炒め物が多い、得意なのだろうか。

お箸を持ち。

「「いただきます」」

と言い、ご飯をいただいた。

最初にいただいのは、ナスの炒め物、何故か甘くそれでいて、不味くない、つまりーー

「美味しい」

「美味しいですか? 普通だと思いますが.....」

「いつでも食べていたい、と言うか毎日食べたいと思うな」

遠回しに告白みたいな事をしたが、俺はそんなこと一切も、思ってない、彼方もそうは受け取らなかったーー

「じゃあ、毎日作ってあげましょうか?」

「はは...」

 

時雨は完食した、皿を洗うところまで持っていた。

そこで彼方は皿やらを洗っていた。

「じゃあわここに置いとくぞ」

「あ、ありがとうございます」

さて、夕食も頂いたし、帰ろうかーー

帰ろうとした時ーー

「どうせなら泊まってっても良いですよ...」

その言葉を聞い俺の心臓は少し ドクン とする。

いやいや、何を考えているんだ、俺は。

「そこまでしてもらうのは悪いだろう」

「え?いや別に構いませんよ、それに寂しいですしね少し」

時雨は再び椅子に座り、腕を組みながら

「じゃあ、悪いけど泊まらせてもらうよ」

「はい!!」

っと元気に笑顔で言った、俺の心の中では変な感情が湧き上がるのも時間の問題なのかもしれないな。期待はしないで欲しい、親のいない、家で男の女の子がふたりきりで……

「お茶飲む?」

「いただくよ」

それにしてもする事ないな.....

机に「はい、お茶入りましたよ」と言いお茶を置いてくれた。俺はお茶啜りながら、夜の8時だと言うことにも関わらず。

「のどかだなぁ~」

と窓を見ながら言う。

全部皿を洗い終えたのか、彼方もお茶を持ち、反対側の席に座った。

「いつか、2人でお酒とか一緒に飲みたいですね、桜が満開な頃にでも」

突然彼方はニッコリとした笑顔で言ったきた。

「そうだな...」

俺達はこの先大人になっていくにつれ、色んなことを学ばなくてはならない、時に理不尽な常識に 時には酒を交じりながら、雑談でも、それらを繰り返し人は成長していくと思う。俺らもそうなのかな.....

彼方の家から見える、桜の花が舞い落ちる。

「俺はお風呂いただくよ」

「どうぞ」

俺は案内されて、お風呂に入る。

こういう時は先に入った方がいいのだ、彼女が先に入って俺が勘違いをし入って「きゃー」なんて言う展開はない、いや期待しないでほしい。

お風呂の湯がザバーとこぼれる。

「それにしてもいいお風呂だ、なんだか疲れがとれる」

俺がお風呂に気持ちよく浸かっていると……

「時雨君、お風呂入るよ?」

「どうぞ……?」

お風呂場のドアが開く。

ノリでどうぞって言ってしまった。そもそも何を感じえているんだ。この子は一緒に入るなんて。

「女の子としての自覚はあるの?」

「え?何それ」

どうやら、無いらしい。

彼女は僕の隣に入ってきた。お風呂は狭くないが、それほど大きいとも言えず、ふたりも入れば、結構狭いものだ。

それにしても彼女の肌は結構白く、綺麗だ……って俺は何を言っているんだ。時雨は体を洗おうとお風呂を出る。

「体流そうか?」

「流石にそれはできない、俺は早く洗って出ることにするよ」

「へーもっと、楽しまない?」

「楽しまない」

さっさと体を洗い俺はお風呂を出た。

体を拭き、髪の毛から垂れてくる水をタオルでわしゃわしゃとし、落ち着いた所でメガネを掛けた。

彼女がお風呂から出てくるまで俺は部屋のリビングで待っていた。

「時雨君、先寝てていいよー、寝室はすぐそこだから」

彼女がそういい、俺は「分かった」とだけ返して寝室に向かい、俺は彼女の寝室で寝た。友達の家でも泊まって寝たということは無かったので、少し胸がどきどきした。

この感情は一体ーー


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