『僕が死ねばいい……?どういう事?ちゃんとした説明を僕は求めるよ!』
「言葉の意味さ、具体的にいえば君は死んでからその後覚醒できるかが大事だ。」
死んだ後、いや、冷静になれば今の状況で死ねば覚醒できると都合のいい嘘をいい僕をここで始末することも出来る。そう簡単に信じられないな……。
『そんな簡単な信じられるわけないでしょ?』
「まぁ、そうだよね、ここで君が死んでくれれば覚醒出来る無い以前に君を殺すことが出来てしまう。まぁ、覚醒の方法にも色んな方法はあるからね、色々試してみるといいよ」
まずいね、このまま話をが終わったら本当に妹を殺してしまう。
どうにかしないとな……。
僕の不安そうな顔を見たのか……白露さんが意外な言葉を吐く。
「?何か勘違いさせていしまったようだね。ごめん最初に言うべきだったよ、僕は柊を殺そうしているわけじゃないんだ…」
!?殺そうとしてるわけじゃないどういうこと?
頭がこんがらがってきた。
「僕は柊を守ろうとしてるんだよ、安心してくれ殺そうなんてしたことなんてない。」
『じゃあ、何から守ってるの?』
白露さんは僕の目を1度みて、目を逸らし、
「ごめんね、それはまだ言えない……」
それを教えてもらいたかったけど、何となく分かった何から守っているのかを、それを確信には変えたくなかったから。
『うん、いいよ、じゃあ、柊の事お願いね白露さん』
「うん、
白露さんはそう言うと最後に僕にこう言った。
「本当に辛くなって、本当に誰も頼れなくなったら、
◆
『ってな訳まぁ、部分部分はちょっと弾いたけどね』
「なんか色々凄いですね……」
『まぁね』
正直言うと今、何も思えない。
能力?兄さんが色々何かを隠している……。
兄さんは何から柊さんを守っていたんだ……?
そんな事を察したのか僕の疑問に黒空先輩は答えてくれる。
『まず、第六感……能力については、時雨君にもあるよ!あると言っても誰しも発生できるんだけどね!』
黒空先輩は笑いながら説明する。
確かに能力は覚醒しようとすれば誰でも覚醒できる。
その点においては俺でも、西山さんでもできる。
『白露さんに出会ったの時はそれ以降会ってなくてね!会ったのは最近だね!』
「ああ、あの時ですか……」
『そうそう』
その後沈黙が数秒続き、黒空先輩が何かの決心が着いたのか話し出す。
『何から逃げていたのか……気になる?』
「そりゃ、まぁ」
気にならないと言えば嘘になる……。正直気になる。
まず、その話が今回の話に繋がるのだから知っておきたい。
これは、単なる私情だけど、もしかしたら彼方や碧斗にも被害が出るかもしれない。俺は、それがどうも嫌だ。
黒空先輩は黒い笑みを浮かべ一言。
『白露さんは僕から妹を守っていたんだよ』
「え……」