僕は隠し持っていたナイフを学生服のボケットあら取り出し、白露さんに向けてナイフを振るう。
「ふっ……!」
僕が振るったナイフは軽やかに避けられる。
『あんなこと言ってた癖にナイフは避けるんだね』
「そりゃ避け無きゃ……死んじゃうからねッ……」
僕のナイフを避けながらそんな事を言う。チッ……。こいつ、チョロチョロうぜーな。イライラしすぎて自分では思わない事を思ってしまう。だが、そんなことは知らない。今はこいつを殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。頭の中はいつの間にか殺すの文字だらけだった。
殺す……そんな殺意をむき出しに白露さんにむき出しにしている時だった。
「あーあ、もう何だかどーでも良くなってきちゃった、君も死になよ」
雰囲気が一変した。
『よくそんなことが言えるね……正直驚いてるよ』
「もーなんか反省とかさ、どーでもいいんだよね? どうせ、わかって貰えないしさ、だから君も殺してあげるよこの
力……?何を言っるんだろうか……。
その途端だった。
「状態変化」
と白露さんが言った瞬間僕の持っていたナイフが白露さんの方へと飛んで行った。
どうゆう事だ?
「今何が起きてるか、その小さな脳みそで考えているようだね、考えたところで無駄なのにね」
『何をした?』
「いいよ、君には教えてあげるよ。第六感による干渉だよ、人間というのは五感しかないと言われているが、脳のある部分に干渉することにより第六感を開き新たな力に目覚める。能力を起こすのは色々な方法があるけどね……」
『能力……?超能力みたいな事?』
「そう考えてもらっていいよ」
これは、困った……。いきなり話が進んでいきなり更新したかと思えばいきなり超能力展開だ。作者は何考えているんだ……。
と言っても困った。これじゃ、太刀打ちなんて出来るわけない。
「諦めるなら、逃がしてあげるけど?」
『いきなり立場が、逆転してるね、もうこんな状況に呆れて何も言えないよ』
『同意見だけどね、黒空くんに何を言っても多分今は無駄だろ?』
「そうだね……」
だからといって妹をのうのうと殺すしてくださいと言ってこの場を去る訳にも行かない。……そうだ、僕にも力があればいいんだ。簡単な事だ。そうすれば立場はまた、逆転する。まずは力について探るとしよう。
『ここから手を引くって訳じゃないけどさ、条件として教えてよ?第六感の覚醒方法?』
「まぁ、別に極秘というわけじゃないからね別にいいよ」
『ありがとう!さすが白露さんだ!』
僕は、無理やりいつものテンションに戻し白露さんに覚醒の仕方を聞く。
「そうだね、長い話は嫌いだろ?簡単に話すよ」
『それは助かるよ!』
「第六感を、簡単に覚醒させるには君自身が死ねばいい」