学園生活とはなかなか上手くいかない   作:ヨーグルト先生

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これは、番外編なので全く本編とは関係のないお話です!
どうぞご覧下さい。


【番外編:夏は海】海へ行こうか①

黒空先輩と和解したあと。

俺達は夏休みに入ろうとしていた。

 

「時雨、海行かねぇか?」

「海?」

 

唐突に碧斗から放たれる衝撃の一言。

 

「俺は別に構わないけど・・・。二人で行くのか?」

「何で、せっかくの夏休みに男二人で海行かなきゃならんのよ・・・。彼方ちゃんを誘ってるぜ!」

 

ああ。彼方も来るのか。それなら、行かないと理由もないか、別に夏休み暇だし。

 

『じゃあ、僕も行こうかな』

 

そこに現れたのは黒空先輩。

正直この人と行くとダルすぎる。

 

「まじっすか・・・? 来るんすか?」

 

碧斗は少し動揺気味に答える。

まぁ、そうだよなあの件もあったことだし。

承知する方が凄いけどな。俺はどっちでもいいけどさ。

 

「別にいいんですけど」

『やったー! じゃあ決まり!日付はいつ?』

 

今日から夏休みに入るから・・・。

 

「んー、あと2日後とかっすね」

『了解! 派手な水着買ってくるぜ』

 

そう言って黒空先輩は猛ダッシュでその場を去ってしまった。派手な水着ってなんだよ・・・?と思いながらも見たいという願望も強かった。

 

「じゃあ、後でな時雨」

「おう。なんか凄い事になったけど、それでも俺は楽しみだよ」

「そう言って貰えると救われた気になれるな。黒空先輩と一緒に行くにしろ、お前が居ればなんとかなる気がしてるんだよな・・・」

 

それは、どういう意味か分からないけど・・・。

そうだな、一緒にいれば危険の可能性も減るしな。

 

「さて、俺も水着でも買いに行こうかな」

 

 

「というわけで・・・」

 

俺は暑い中、水着を買うためにデパートへと来ていた。

前に来ていた水着はボロボロになり使えたものは無い。

なので新しい水着を買うことにした。

自分的にはパーカーのやつがいいな、日焼けしなさそうだし・・・。海パンは・・・うん、派手じゃないものにしよう。

 

 

ー1時間後ー

 

 

いい買い物ができたと言えばできたけど・・・。

高かったな・・・。それだけが心残りだ。

い、いいさ、これで夏の思い出が1つできると思えば!

 

「あっれー!時雨君じゃん」

「あっ!西山先輩」

 

そこに居たのは西山先輩。

定期戦以来だなこの人に会うのは。

 

「なんだよ、気軽ににっしー先輩って読んでくれていいんだぜ?」

「いや、結局は先輩なんだなと、自覚しまして。西山先輩って呼ばせていただきます」

「そっか、そっか!ってか! 俺は先輩として見てなかったのかよ!!?」

「い、いや・・・はは・・・」

「西山先輩こそこんな所で何してるんすか?」

「いや、人待ちだよ」

 

人を待っている?彼女さんかな?いや、それはないかこの人多分一生童貞だろうし・・・。だすると友達待ちかな?誰を待っているんだろう?

 

「あっ!西悪いな!コイツが派手な水着買うって聞かなくてね」

『僕のせいにするなよ、宗だって「えっ?海行く行く!!」ってはしゃいで水着選んでたじゃないか』

 

そこに居たのは黒空先輩と宗さん。は?

 

「いや、別に大丈夫だよ、こっちは後輩で暇を潰していところだからね」

「こんにちは・・・」

 

俺が挨拶を交わすと・・・。

 

「しっぐれくぅーーーーーーーん!!!!!!」

『あれ?時雨君じゃないか?』

 

だから嫌なんだ、そもそもなんだこの異様なメンバーは?

カオスだな、頭湧いてるのか?西山先輩も先輩だ、|艸゚Д゚| ナヌ!!でこんなやつとらと絡んでいるんだ全くもって分からない!!

 

『時雨君悪いけど、海に行くの2人追加でーす』

 

本当にどうなるんだ・・・この夏休み企画。

海に行く会は・・・。

 


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