学園生活とはなかなか上手くいかない   作:ヨーグルト先生

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32話 真逆! ?

「ってあれ~? 迷える主人公達が~3人いるぞ~」

 

ここで、何か喋ったら思うツボだ。無視しないと・・・。

黒空先輩は、ドアの前で立ち、俺たちの反応を待つ。

 

「なぁ、碧斗明日お前の家に言ってもいいか? 課題の話でもしよう」

「あっ・・・ああ、構わないぜ! いや、いつぶりかな? お前が俺の家来るの」

「つい最近も行ったろ・・・」

 

俺達は何気ない会話ができるをする。黒空先輩を無視し、

先輩の表情は、キョトンとしていて、まるで構ってほしい見たいな顔をしている。

 

「あっ、それなら私も言ってもいい? 丁度分からないところあって・・・」

「あ、いいぜッ! 可愛い子なら大歓迎だ」

「お前ってそんなキャラだっけ? まぁ、キモいのは承知の上だけど」

「「「ハハハハハハ!」」」

 

そんな感じで、久々に思いっきり笑った気がする。

その場に黒空先輩がいた事を忘れていた。すっかりでもない、頭の片隅辺りには居た・・・と思う。

 

 

 

「ねぇ? 君達僕を無視しないでよ~! 僕も円の中に入れてー! 仲間はずれにしないでよ!うっ・・・」

 

!? 驚いた。普通に驚いた。なぜなら、あの、黒空先輩が、涙を流し、お願いをしているのだら。俺達は顔を近寄せて、会話をしだす。

 

「おい! これどうするんだよ! 予想外すぎるだろ! 」

「だねー、まさか泣いてくるとは思わなかった・・・」

「なら、こうしよ・・・・・・」

 

 

「黒空先輩! さっきは無視して、すみませんでした、先輩もこっち来て話しましょうよ!」

「そうですよー! 先輩~」

 

すると、黒空先輩の表情は豊かになり、豊かになりつつ、目が濁っていた。

 

「本当に君達は馬鹿だよ・・・こんなに演技(しばい)に騙される何て・・・」

 

黒空先輩がその言葉を発するなり、俺達も表情を変えて、

向いてた顔をまたもや、碧斗と彼方の方に向き直す。

 

「それで? 時刻はどうする?」

「何時でもいいぜ?」

「じゃあ、その時連絡するよ!」

 

そう、作戦?と言うのは、黒空先輩がまた、物語を作り始めても、また、無視するという事だ。演技? 知らないね、また、無視すればいいのだから。黒空先輩は、もう、演技は聞かないな見たいな顔をしている。

 

「分かった、分かったよ」

 

突然黒空先輩が、口を開く、今度はなんだと言うのだ・・・。

 

「僕はもう、物語作りとか言う、中二病全開の事はこの先ずっとしない、 だから・・・許して欲しいとは言わな、僕がやった事は簡単に償われることじゃないからね・・・だから少しづつ、許してって欲しい・・・ダメかな?」

 

先輩から、そんな言葉が漏れるなんて、意外だった。

俺の、後ろの2人はボーとしている、まるで先輩の言葉を聞いていたのか? ってほどボーとしている。

 

「俺は許すとかはしないけれど、別にこれ以上しないってなら、もう、無視とかはしませんよ」

 

ボーっとしていた、碧斗はさっきとは全く違う、顔で先輩と話した。

 

「勿論、そんな事はしない! だから・・・お願い・・・」

 

「別に俺はいいっすよ・・・」

「私も特には、良いよ」

 

碧斗と続き彼方も承諾する。俺の番か。

黒空先輩はこっちを向いて、答えを待つ。俺は笑顔を作り、言う。

 

「先輩」

 

先輩が俺の笑顔を見て、先輩も笑顔を作る。

 

「時雨君・・・」

 

 

途端に表情を変えて・・・。

 

「許す分けないだろ」


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