「ってあれ~? 迷える主人公達が~3人いるぞ~」
ここで、何か喋ったら思うツボだ。無視しないと・・・。
黒空先輩は、ドアの前で立ち、俺たちの反応を待つ。
「なぁ、碧斗明日お前の家に言ってもいいか? 課題の話でもしよう」
「あっ・・・ああ、構わないぜ! いや、いつぶりかな? お前が俺の家来るの」
「つい最近も行ったろ・・・」
俺達は何気ない会話ができるをする。黒空先輩を無視し、
先輩の表情は、キョトンとしていて、まるで構ってほしい見たいな顔をしている。
「あっ、それなら私も言ってもいい? 丁度分からないところあって・・・」
「あ、いいぜッ! 可愛い子なら大歓迎だ」
「お前ってそんなキャラだっけ? まぁ、キモいのは承知の上だけど」
「「「ハハハハハハ!」」」
そんな感じで、久々に思いっきり笑った気がする。
その場に黒空先輩がいた事を忘れていた。すっかりでもない、頭の片隅辺りには居た・・・と思う。
「ねぇ? 君達僕を無視しないでよ~! 僕も円の中に入れてー! 仲間はずれにしないでよ!うっ・・・」
!? 驚いた。普通に驚いた。なぜなら、あの、黒空先輩が、涙を流し、お願いをしているのだら。俺達は顔を近寄せて、会話をしだす。
「おい! これどうするんだよ! 予想外すぎるだろ! 」
「だねー、まさか泣いてくるとは思わなかった・・・」
「なら、こうしよ・・・・・・」
「黒空先輩! さっきは無視して、すみませんでした、先輩もこっち来て話しましょうよ!」
「そうですよー! 先輩~」
すると、黒空先輩の表情は豊かになり、豊かになりつつ、目が濁っていた。
「本当に君達は馬鹿だよ・・・こんなに
黒空先輩がその言葉を発するなり、俺達も表情を変えて、
向いてた顔をまたもや、碧斗と彼方の方に向き直す。
「それで? 時刻はどうする?」
「何時でもいいぜ?」
「じゃあ、その時連絡するよ!」
そう、作戦?と言うのは、黒空先輩がまた、物語を作り始めても、また、無視するという事だ。演技? 知らないね、また、無視すればいいのだから。黒空先輩は、もう、演技は聞かないな見たいな顔をしている。
「分かった、分かったよ」
突然黒空先輩が、口を開く、今度はなんだと言うのだ・・・。
「僕はもう、物語作りとか言う、中二病全開の事はこの先ずっとしない、 だから・・・許して欲しいとは言わな、僕がやった事は簡単に償われることじゃないからね・・・だから少しづつ、許してって欲しい・・・ダメかな?」
先輩から、そんな言葉が漏れるなんて、意外だった。
俺の、後ろの2人はボーとしている、まるで先輩の言葉を聞いていたのか? ってほどボーとしている。
「俺は許すとかはしないけれど、別にこれ以上しないってなら、もう、無視とかはしませんよ」
ボーっとしていた、碧斗はさっきとは全く違う、顔で先輩と話した。
「勿論、そんな事はしない! だから・・・お願い・・・」
「別に俺はいいっすよ・・・」
「私も特には、良いよ」
碧斗と続き彼方も承諾する。俺の番か。
黒空先輩はこっちを向いて、答えを待つ。俺は笑顔を作り、言う。
「先輩」
先輩が俺の笑顔を見て、先輩も笑顔を作る。
「時雨君・・・」
途端に表情を変えて・・・。
「許す分けないだろ」