学園生活とはなかなか上手くいかない   作:ヨーグルト先生

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皆様こんにちは~! 1000文字程度なら結構楽でが誤字があるんですよね・・・。ただいま、誤字編集中ですが・・・
そんな事より! やってみました。ではどうぞー!




27話 主役は誰 ! ?

「取り合いず何があったか、教えろ!」

 

保健室の壁に背中を押したけ、座っていた碧斗に俺は問いただした。碧斗も「分かってる」とだけ言って、俯いていた顔を上げ、真剣に話出す。

 

「俺は、時雨が購買にお昼を買いに行ったと同時にあの人(黒空先輩)を探しに行った」

 

なぜ? 探しに行った? とは聞けなかった。大体前の俺と理由は一緒だろ。

 

「黒空先輩の教室に行ってみて・・・けど居なかった」

 

教室に居ないのは当たり前だ。なんせ、その時は俺と会っていたからな。

 

「飲み物を買おうと、1階から2階に降りるという時に・・・」

 

 

 

 

 

「はぁ~、喉乾いたなぁ~ 、取り合いず飲み物を飲むッ!」

『あれ? 碧斗君じゃない? お久~』

「! ?」

『そんな、下がらないでよ、とって食うような事はしないからさ~』

 

俺の感情は一つのだけだった。『怖い』・・・けど、俺は・・・

 

「黒空先輩・・・お話があります・・・ついてきてくれますか?」

『ん? 別にいいけれど? 手短にね、僕もこう見えて忙しいんだよ、女の子のパンツをチェックしたーー』

 

ってな理由で、俺は人目のつかない場所に移動した。

話を聞かれたくないのもあるが、一番の理由は時雨や彼方ちゃんに見つかりたくないから、1人でこの人の関係を断ち切る。

 

「ここら辺でいいでしょう」

 

大体、人気もなく、ちょっと生徒の声がするくらいだ。

ここなら、良いだろ。

 

「黒空先輩・・・俺との関係を断ち切ってください・・・」

『へ? それはどう言う事かな? もしかして僕の事嫌い?』

 

俺はもう、ストレートに言うと決めた。

 

「はい、嫌いですよ! 中学の時から色々嫌な思い出にあって、終いには高校も一緒・・・」

『・・・・・・』

 

しばらく、黒空先輩は黙っていた。

 

「黒空・・・先輩?」

『そうだね、君には確かにいっぱい酷いことをした、それに苦しい思い、痛い思い、悲しい思い色々させた、償う機会をくれとは言わない・・・だからひとつ聞いてもいい?』

 

まさかれこんなにも喋る人だったとは・・・あまり喋らない人かと思っていた。

 

「どうぞ・・・」

『もう、取り返しのつかいなら僕はもういっそ、君に色んな思いをさせて上げるよ・・・』

「えーー」

 

 

 

 

 

「そこからの、記憶が無いんだ」

「そうか、災難だったな」

「碧斗も気になっていたのか?」

「あぁ、あの時のあの写真に映っていた時は、気がどうかしそうだったよ・・・でも逆にチャンスだと思った」

 

考える事は一緒という事か・・・。

 

「取り合いず、お前が無事で良かった、それより今回の主役(ターゲット)は誰かだな」

 

そう、今回の主役、それが彼方なのか、碧斗なのか、このクラスの誰かなのか。今回は俺じゃない事が少し安心しているのか、簡単に考えられる。

 

「今回のターゲットは俺じゃないな」

 

碧斗は先程の声よりも明るい声で発言した。

疑問に思う俺の心を悟ったのか得意げに話し出す。

 

「俺が黒空先輩にやられる時、こう言ったんだ・・・『君は主役にはなれないけれど僕の後輩だよ』ってね、その時はよく分からなかったが今になってやっと分かったよ・・・」

「じゃあ、ひと安心か・・・」

 

あとは、彼方だけか・・・。

 

「かなーー」

「私は!」

 

俺が、彼方に話をかけようとした時だった。俺が喋り終わる前に彼方が声を出した。

 

「私は! 大丈夫・・・」

 

その、大丈夫の意味を俺はよくわからなかった。

 

その時は・・・。

 


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