『どこから湧いたの?白露さん』
「発言第1頭が罵倒とは・・・言葉遣いには気おつけた方がいいよ」
白露さんの目は鋭くなり、口調も少々変わった。全体的に雰囲気が変わった。
『なーんだ、白露さんじゃなくて零さんか』
「! ?」
『あれ? 図星ですか?』
目の前には居るのは沙弥白露だが、この人は違う。
今のこの人の人格は
白露さんと同じ同級生だ。
簡単に言うならば、二重人格という奴だ。
「何で
『中学生だからって舐めないでくださいよー僕は気になる事なら全部知りたいたち何ですよ、何故ならそれが僕の
「知っている事はこのさえどうでもいいっ!一番大事なのはそれをどこで知った」
『そんな事はどうでもいいじゃないですか』
僕は夕焼けをバックに写っている白露さん・・・零さんに背を向け。後ろを向きながら言う。
『今大事なのは何故? 生徒会長があんなにも可愛いと言うことだけど』
僕はそのまま、マンションの立つ自分の家に帰る。
白露さんも追いかけてこなかったが、また、厄介になりそうで面倒臭い。
◆◇
『ただいま~』
「・・・・・・」
おかえり~って言ってくる彼女とかいてくれればすぐ家に帰りたいとか思っちゃうんだけどね。
シーンとしている部屋で何をするでも無くただぼっーとする。
『いや~暇、智也君でも誘ってえろ本でも買いに行こうか?』
と言うのは嘘で、いや嘘じゃないか。
今日はもう寝ようかな。
部屋の電気を消し、夕方6時にも関わらず目を瞑る。
◇◆
んぅ・・・はにゅ
『今何時?』
ふと目が覚める。窓を見るとまだ日は上っていなかった。
チクタクと音を立てる時計を見ると時刻は12時半を回っていた。
『変な時間に起きちゃったな~』
『これから何をするでもないし』
『暇だな』
夜の散歩でもしてこようかな。
上を見上げると星の世界が広がっている・・・と思った?
広がってませーんっ! 代わりに智也君の家の前に立っています。流石にインターホンを押したら起きちゃうかぁー。
それなら、この手で行くか。
数分後。
「あれ? やっぱり黒空君だ、どうしたの? 友達が居ないから僕にメールしてきたの?」
『それは酷いなーいや心外だなー、僕にだって
「やっぱり君は面白い」
一つ疑問点がある。なんでこの子は僕の家知ってるのとか言わない当たりだ。言ってくれたら『僕は大体の事は知っているからね』と言ってあげたのに。
「それで? 僕に何か用?」
疑問んで聞いてくるのは当たり前だけれどこのさえ僕も疑問で目的を言ってみた。
『夜の学校いこうぜ?』