学園生活とはなかなか上手くいかない   作:ヨーグルト先生

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17話 王様の言う事は絶対! ?

「ねぇ? 王様ゲームしない?」

 

王様ゲーム...それは俺にとって定期戦より...いや人生でやりたくないランキングベスト3に入る一つの罰ゲームと言っても過言ではないパーティゲームだ。

 

「丁度くじ持ってきたんだよね~さぁ!王様ゲームしよう!!」

 

いつにもなく宗さんがやる気だ。

それはそれで怖い。

 

「あの? 王様ゲームって何ですか?」

 

彼方は手を顎におき宗さんに聞く。

 

「簡単に言うなら、王様になった人が命令するんだよ」

「宗それは説明が雑いんじゃない?」

「そう? 俺はいつもこんな説明で理解されてるけど」

「それは、周りがおかしいんだな」

 

月地さんと宗さんがそんなやり取りをしている間に俺は彼方にルールを説明した。

 

「最初の命令はあまり過激じゃないのから段々過酷な命令に.....王様になった人は何番の人が何番の人にに何をするとか」

「何となく分かったけどえぐいね.....」

「だから俺はやりたくない」

「ちなみにサレンダーと言うのはナシだよ! そこの所よろしくねシ・グ・レ・♥」

 

吐き気に襲われました。

 

「スマンが俺は参加しない.....もう罰を受けてるのと一緒みたいだし」

「うん! 碧斗君は要らないよ、君がいたら時雨を指す確率が下がってしまうからね」

「それはそれで悲しいな.....」

「私も頑張ります!! 時雨に無理なお願いしよ!」

 

ゲームの趣旨変わってない?

本気で怖い.....

みんなの目が虎のようだ。

 

「じゃあ! 始めるよ!!」

 

宗さんの合図と始まった。地獄のゲーム。

 

「「「「「王様だーれだぁ!」」」」」

 

俺は違う.....

 

「俺だ」

 

月地さんか、月地さんなら安心だ。

 

「3番4番とポッキーゲームね」

 

「俺だ.....」

 

「嘘だろ.....僕かよ」

 

選ばれたのは宗さんと亜嵐ドンマイ.....

2人はしょうがなくポッキーを加え

サクサクサクサク.....

その後はご想像にお任せします。

 

「つ、続きだァ.....オエー」

 

「「「「「王様だぁーれだ!」」」」」

 

またしても俺じゃない

 

「あ、私です!」

 

彼方か、まぁ、そんなえげつなくはーー

 

「じゃあ、一番の人二番の人にキスで」

 

俺の番号はーー

 

「イチバンダ」

 

嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

彼方! 酷すぎるそんなのって.....

 

「俺は2番だ」

 

「えー! ずるいよ月ちん! 譲ってよー」

 

「無理だ」

 

二番の人は月地さんだった。

少しホッした。良かった、宗さんじゃなくて。

 

「じゃあ、しようか」

 

「え? 何をですか?」

 

「キスだけど」

 

やる気なんですか? 本当に月地さんってこっちじゃないですよね? 辞めて目つむらないで。

俺は怖さのあまりにその場から逃げ出してしまった。

死んでもするものか!!!!!




この後の王様ゲームはまだ続くと思います!
交互ご期待を!

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