さて、そろそろ碧斗の試合が始まる。
アップが終了したらしく、チーム両方ベンチで作戦を立てているようだ。
「勝てると良いいね」
「勝ってもらわなきゃ困る」
俺達が負けても、少しでも多くポイントを取っておけば
少しは被害が抑えられかもしれないからな
「あ、始まるよ」
「そうだな」
審判がボールを上に高く上げ、試合がスタートした。
碧斗はボールを取り、速攻でゴールへと入れた。
バスケは良く分からないけど、レーアップでシュートを決めた。周りの声援は流石と言っていいのだろうか、凄かった。
「碧斗さんは言わいるキャプテンなの?」
疑問に思ったのか彼方はそんな事を聞いてきた。
「いや、違う.....碧斗の背番号は5番だ、強いのに代わりわ無いけど」
「そうなんだ.....」
2年生ってこともあると思うけど、実力がまだまだらしい
「ブーー」
ブザーが鳴り、試合はあっという間に終わった。
点数は82対54で勝った。と言うか強すぎる、圧倒的とは言えないけどいい試合だった。
「勝ったね.....し、時雨はこの後どこ見に行く?」
「俺はひとまず碧斗のところへ行く事にする、」
「じゃあ、私も行く」
意外な展開だ、てっきり「他の所見てくる!」
とかそんなようなこと言うかと思った。
「おぉ、おふたりさん暑いねぇ~、夏よりこっちの方が暑いんじゃねぇか?」
自分から来るとは死にに!!
俺が殺意丸出しなのがわかったのか
「悪い、悪い、嘘だって、殺気漏れてるぜ」
「殺意を湧かせたのは誰だよ!」
「まぁまぁ、落ち着ついて、碧斗さん優勝おめでとうございます」
「優勝ではないけどね、ただ勝っただけ、それより次はお前らだ! 頑張れよ!」
頑張れない、頑張れない、
「今すぐ...帰りたいか?」
俺の後ろで爽やかで声が綺麗な声で俺に囁いてきたのは、俺の事をライバルと思っている、この男...
「宗さん、俺の後ろで呟かないでください、ウザイです」
「時雨はやっぱりストレートだね、そういう所も悪くないけどッ」
この人もこういう人だ、俺の周りには何でこんな変なやつばかりなんだ.....
「この人が、全国に行ったていう、荒泉 宗さんですか、
何か変態みたいな人ですね!」
はっきり言って変態だからなで高度のな
ヤンデレよりやばいぞ、その上を行っている、走る事が速いってのは尊敬できけど...
「宗さんは何でここに? ってか死んでなかったんですね」
「そりゃ、時雨がここにいるって
きもい.....月池さんも来ているのか、月池さんは宗さんの次に速い、俺よりかは劣った気がしたけど
「お互い頑張りましょう」
「? そうだな、俺は走らないけれどな」
!? それこそ意外だ、この人が走れば優勝間違えないのに...もしかして
「月池さんのリベンジか何かですか?」
「違うようちにはもっと速い奴がいる、そいつを今日は出そうとね、そう言う意味ではお互い頑張ろうね」
誰が走るのかしないけど、俺は全力を尽くすだけだ
その理由はクラスに恨まれたくないからなんだけど...