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「帰らない?零さんも雫さんも帰ったんだよね?」
「帰ったっていえば帰ったね~、あの2人は仲良しだから」
俺は、白露兄さんが『嫉妬』してると思っていた。
まだ……その時は
「「ただいま(~)」」
一旦2人一緒に帰宅
「そう言えば兄さん、明日UMA部で出かけるんだっけ?」
白露はさっきの感情が嘘だったかのように、笑顔で
「そうなんだよ! 明日は皆で山にツチノコを見つけに行くんだ!」
とても、嬉しそうだ。俺は元気で良かったと思った。
「そうなんだ」
そこで思った。この旅行みたいので兄さんが泣いていた理由が分かるかもしれない。
「俺も行っていい?」
時雨からの突然の発言に白露は・・・
「どうしたんだ?」
理由を考えていなかった。
とっさについた嘘といえば。
「UMAに興味があって……」
白露兄さんは満面の笑みで、
「そうか、そうかUMAに興味があるのか!じゃあ、今からUMAについて勉強しよう」
仕方が……ないか。
俺はその日徹夜でUMAについての勉強をさせられた。
「兄さん眠い……」
「奇遇だな、俺も眠いんだ、一時間寝ても大丈夫だろ」
俺達は一時間眠りにいついた。
「あれ?兄さん?」
時雨の横で寝ていた白露の姿は見えなかった。
居ない……まさか先に行った? なら追いかけなくちゃ……
確か、ロン山に行くって行ってた。そこに行けば。
ロン山は家から結構かかる。
タクシーをつかうか。
俺はそう考えると準備をして、家を少し歩いたところでタクシーを捕まえた。運転手に山ロンにとだけ言い、眠かったので寝てしまった。
寝ている間俺は変な夢を見た。
白露兄さんが遠くへといってしまう、
何かが離れていくよな、
「お客さん起きてください! 目的地着きましたよ!」
運転手さんが僕を起こし、夢は途切れた、きずくと山の入口についていた。
「お代は結構いってるみたいですけど、大丈夫ですか?」
タクシーの運転手の横にある、お金のメーターは相当いっていたが、今はそんな事を気にせず、お金を払い、タクシーの運転手さんに挨拶をし、山奥へと入っていった。
白露兄さんの情報が正しければ少し行った先に小屋があるはずだ。
天気も怪しくなってきた。さっきから雷が『ゴロゴロ』と鳴っている。少し行った先に小屋があった、四角く3人なら
十分だろ。
「あれか」
見つけた。思った通り、小さかった。
山を走ったせいか、息が荒い。
俺は部屋のドアまで行き立ち止まった。
開ける?いやここまで来たのだから開けるだろう。
開けたのを後悔したのかもしれない
なんで戻ってきた?何でドアを開けた?
この光景を見て俺は思ってしまった。
俺はこんな光景を見たかったんじゃない、こんな兄の姿を
そこに写っていた光景は兄、白露が2人の死体、零と雫の死
体を保存していた冷蔵庫から取り出している姿だ。
「し……ぐれ?」
兄さんが俺に向けた視線は冷徹で、光を失っていて、
それで俺を殺そうとしている目、俺は怖くなり、その場から逃げ出してしまった。夢中で走った、捕まれば殺されと思った。必死で必死で逃げた。
家に帰り俺は状況を整理した。頭を抑え、嘘だと思いながらも、その時俺は全てを悟った。あの時何故あんな動画を見ていたか?何故俺に徹夜でUMAの事を教えたのか、あの時流していた涙の意味も、そこから俺は白露兄さんを嫌いになった。