金木研はヒーローになりたかったのだ   作:ゆきん子

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お、お待たせしました……。


22話 雄英体育祭Ⅰ

朝。久しぶりに一緒に登校した後、職員室に用がある僕は生徒玄関で焦凍と別れて職員室に向かう。

三度ノックした後扉を開くと、丁度出て行こうとしていたのかミッドナイトがすぐ目の前に立っていた。

 

「あら、おはよう金木くん。やっと復帰ね」

 

目を細めて笑うミッドナイト先生にこちらも苦笑を返す。

 

「おはようございます。ご迷惑かけてすみません」

「いいのよ……うん、顔色が少し良くなってるわね」

「はい」

「でも目の下に隈がすごいわ。もし酷いようだったら、生徒の健康の為に()()()()()()()寝かせるかもしれないから、休息はちゃんと取る事」

 

薄い生地のコスチュームを軽く引っ張りながらウインクして去って行ったミッドナイトにどう答えるべきか分からず、結局何も言えずに見送る。

多分、彼女の"個性ジョーク"、だろうか。

励まそうとしてくれたらしい彼女に内心で感謝をしつつ、目的の人物を探して職員室を見回す。

見かねたのか生活指導の犬の個性を持つヒーロー、ハウンドドッグ先生が鋭い目と濡れた鼻面をこちらへ向けた。

 

「何の用だ」

「1-A金木研です。相澤先生はいらっしゃいますか」

 

先生は教室を見回して相澤先生が居ない事に気付くと、今度は鼻をフンフンと動かした。

 

「もうすぐ来るだろう。臭いが近付いている、そのまま待ってろ」

「はい。ありがとうございます」

 

親切に個性まで使ってくれた先生にお礼を言って、耳に集中してみる。

確かに誰かの足音が二人分くらい近付いてきている。

聴力では個人の識別が難しいので、嗅覚が鋭い人はこういうとき便利だな。などと考えていると、職員室の扉が開いた。

 

「金木、もう来てたのか」

「?……あ、はい。おはようございます、相澤先生」

 

現れた先生は包帯で全身を巻かれたミイラのような刺激的な格好(声を聞くまで誰だか分からなかった)でおはようと返すと、付いてくるように手でジェスチャーして歩き出す。

僕はその時初めて、先生の後ろに居るのが爆豪君だと気付いた。

 

…えっと、これは何のメンバーなんだろう。

 

疑問に思いつつも心なしかこちらを威嚇している爆豪君を気にしながら付いて行く。…いや、彼はいつも誰かしら威嚇してたか?緑谷君とか……。

相澤先生は彼の机と思われる場所に座ると、イスを回して僕らに向き直った。

 

「で、だ。お前らを集めた訳なんだが……」

 

僕らの顔を交互に見比べるようにする相澤先生につられて僕も爆豪君を見る。

彼も丁度こちらを見ていたのかバチッと目があったが、舌打ちと共に逸らされた。

僕も相澤先生のほうに視線を戻す。彼は呆れたような顔をしたが、特に何も言わずに本題に入った。

 

「もうすぐ雄英体育祭がある。金木も連絡が行っているだろう」

「はい」

「で、だ。学年ごとに分かれて競技を行うわけだが、その為には各学年で選手宣誓をする為に代表が必要になる。…どうやって決めるかっつーと、例年通りだと一年は入試一位の生徒が選ばれる」

「入試一位って言うと…」

「ああ。お前だ」

 

なるほど。そういうわけか。

でも、それなら僕の答えは決まってる。

 

「えっと……。ありがたいお話ですが、僕は辞退します」

「やっぱりな」

「ハア!?」

 

あっさりと頷いた相澤先生とは対照的に、爆豪君はドスの効いた声で僕を睨み付けた。

 

「ふざけんな俺がやる!」

「あぁ。その為に爆豪、お前を呼んだ」

 

どうやら相澤先生は、僕が断る事がお見通しだったらしい。

爆豪君の宣言に簡単に頷いた先生に彼が出鼻を挫かれたように怯むのを気にすることなく、先生は爆豪君に少し待つように言って僕に声を掛けた。

 

「お前、謹慎して何か考えは変わったか」

「え?」

「大体の奴が問題視しているのは、お前が傷を負った後に起こした"問題行動"だろう。だが今言ってるのはそういうことじゃない。戦闘訓練の後日に俺が言った事は覚えているな」

 

――自傷じみた行為はやめろ。あんまりやるようだったらこっちにも考えがあるぞ――

 

「あ…、はい」

 

僕は目を伏せる。

だけど、丈夫な僕が盾になれば怪我人が減るわけだし、焦凍を殺そうとした脳無から、反応できていなかった焦凍を守るために腕一本の犠牲で済んだ。というのが、僕の正直な意見だったりする。結局その腕もすぐにくっ付いたらしいし。

勿論正直に白状するつもりはないが……、相澤先生は全部分かった上で聞いているようで怖い。

いや、その…とムニャムニャ口ごもる僕に、先生はふうと息を吐いて口を開いた。

 

「誰かを守る事が悪いというわけじゃないし、ヒーローになったら、自分が盾にならなきゃならない時もある。それ自体は否定しないが」

「……」

「お前はヒーローに夢を見てる」

「は?」

 

相澤先生は少し声を潜めた。

活気の出てきた職員室では、彼の低い声はそもそも聞き取りにくいが、包帯で声のくぐもった彼がそうすると僕ぐらいにしか聞こえなくなったかもしれない。

 

「ヒーローは、悪く言えば職業でしかない。人を救えば報酬がある。ヒーローってのは、自己犠牲や無償奉仕のボランティアじゃない」

「?…はい」

「自分を犠牲に仲間を守ったお前は、確かにヒーローだろう。だが俺の考えからすると、今のお前をヒーローにするのは危険すぎる」

 

考えがある。

以前先生はそう言っていた。今の僕には、その台詞が「次はない」と言っているように聞こえた。

 

「僕は、除籍ですか?」

 

除籍という言葉に爆豪君が反応する気配がしたが、気にしている余裕はあまりなかった。

 

「除籍されたいのか」

「いいえ。それでも、僕はヒーローになる」

 

試すように充血した目でこちらを見上げる先生に、僕は真っ直ぐ目を合わせて言った。

 

「だろうな……」

「え?」

「俺は見込みのない奴は謹慎なんてまどろっこしい事をせず、すぐに除籍する。その方が合理的だしな」

 

?それって、つまり……。

 

「つまり、お前に全く見込みがないとは思っていない」

「っ!」

「それにお前は危なっかしすぎる。見えるところでちゃんと見とかねえと」

「それって、」

 

息を飲む。

相澤先生は乾いた目を気にするように目頭を揉んで、一見何の気負いも無い様子で続けた。

 

「除籍は無しだ。今のとこな」

「っはい」

「俺の言いたい事はつまり、今後も同じような事を続けると本当に容赦しないってことだ。分かったな」

「…分かりました」

 

僕は感謝しつつ頷いた。

今後は()()()()()気をつけよう。そう思って。

 

 

 

 

爆豪君は選手宣誓についてまだ少し話があるって事で、僕は先に職員室を出て廊下を歩く。

しかし教室に着かないうちに、後ろから床に打ち付けるような少し乱暴な足音が追いついてきた。

入見さんやヒナミちゃんのように訓練しなくても分かる。きっと爆豪君だろう。

 

「おい、頭髪不安定野郎」

「……」

「お前だ!」

 

呼び止められて顔を向けると、予想通りの人物が隣に並んで目を頑なに進行方向に向けたまま口を開いた。

 

「頭髪不安定…って、もしかしなくても僕の事?」

 

顔を引きつらせて聞くと、そんな僕を無視して爆豪君は眉間に皺を寄せた。

 

「別に役を譲られたとか思ってねー。俺のほうがお前なんかより上手くやる」

「えっと、うん。そうかもね」

 

歯切れの悪い僕の返事にイラついたように顔を顰める爆豪君。

 

「俺が勝つっつってんだよ!」

「え?言ってな、」

「るせー!」

 

そのままどすどすと僕を追い抜かして1-Aに向かう爆豪君を唖然と見送る。

これは、宣戦布告……されたって事かな?

分かり辛いというか、捻くれているというか。

目的地が同じなのに追い抜かすところは彼らしさなんだろうなと思う。

 

それに、僕だって負ける気はない。

ヒーローと戦闘は、残念ながら切り離せないものだという事は、雄英のヒーロー科の入試内容だけでも大体予想は出来ただろう。

多分、体育祭でも個人、またはペアやグループの戦闘の種目が少なくとも一つはあるはずだ。

彼とあたった時は、それなりに頑張らなくちゃいけなさそうだな……。

僕は入学当初の戦闘訓練での爆豪君の動きを思い出しつつ、止まっていた足を動かした。

 

 

 

 

 

「お?」

「…」

 

少し遅れて教室に入ると、クラスメイトの視線が一斉に向けられて緊張する。

僕は何食わぬ顔で扉を閉めると、席に向かおうと足を出して…何者かにその足を止められた。

蹴らないように慌てて動きを止めると、しがみ付く人物を見下ろした。

 

「うおぉぉぉぉい!金木ィ!何で何も言わずに一週間も謹慎してんだよ!」

「……えっと、足を離してくれる?峰田君」

 

何となく脛がぐずぐず濡れだす感触にヒクリと頬を引きつらせるが、あろう事かその場で顔をグリグリ動かして鼻水を拭った。

制服の洗濯って大変なんだぞ。本当にもう……。

 

「はぁ…ごめんね」

 

心配をかけた事とこれからする事に二重の意味で謝ると、遠慮なく丁重にペイッと引き剥がした。

「イヤン」なんて声は聞こえてない。というか絶対ふざけてるだろ……。

 

「金木!やっと復帰したんだな!」

「うん。心配かけてごめんね切島君」

 

クラスを代表したのだろう。謹慎中にメールを送ってくれた切島君にお礼を言うと、自分の席に向かった。

机に荷物を置くと、焦凍は僕の顔をじっと見た。

察して僕から報告する。

 

「雄英体育祭の話だった。皆はもう聞いてるだろ?」

「あぁ、それか」

 

不意に八百万さんと目が合った。

やたらとニコニコしているのが気になる。

確かに彼女は僕らの関係が拗れる(僕が一方的に避けていただけだけど)のを心配してくれていたが、彼女の笑顔からは嬉しさだけじゃなく、どこか達成感のようなものを……。

八百万さんは僕が見ていることに気が付くと、目を逸らす。その視線の先には焦凍が居て、今度は二人の目が合う。

 

「……」

 

僕はそこで昨夜の焦凍のおかしな行動を思い出した。

作戦――と呼べるものかは分からないが、焦凍が一人であんな事を思いつくはずがないし、今までの焦凍なら、「何か避けられてる気がするけど、理由を言わないんなら聞かれたくないんだろうし、放っとくか」なんて思っても不思議じゃない。だからこそ、僕は何も言わずに避けてたわけだし。

 

……つまり、何が言いたいかというと。

焦凍に入れ知恵(というと人聞きは悪いが)した人物が居て、それは僕と焦凍の関係が悪くなりつつあったのを知っていて、そしてそれを気に病んでいた。

こうすると大分条件は絞れる…というか当て嵌まるのはほぼ2、3人だ。

緑谷君は多分、僕の人肉食のことを話してしまって仲が拗れた事に引け目を感じて積極的に動く感じでもない。

焦凍がもし冬美さんに話したのだとしたら、彼女の可能性がもっとも高い気がするが……この様子だと、"彼女"以外にはありえなさそうだ。

 

けど、感謝こそすれ文句を言うのは筋違いだろう。

 

「心配かけてごめん。ありがとね、()()()()

「!いえ、礼には及びませんわ。……へっ?」

 

ガラッと大きな扉が開き、相変わらず包帯まみれの相澤先生が入って来た。

僕は多少の照れ臭さを感じ聞こえなかったフリをして前を見たが、頬の熱さは誤魔化せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後、いつも以上の騒がしさを感じつつも雄英体育祭の事で浮き足立っているのだろうと特に気に留めるでもなく帰る準備の終わった僕らは、途中まで一緒に下校しようと三人で固まって帰ろうというとき、何やら様子がおかしい事に気が付いた。

どうやら扉のあたりで足止めを食らっているらしく、麗日さんが「うおおお…」と唸ったのが聞こえた。

 

「何ごとだあ!?」

 

一体何があったのかと僕も首を伸ばして見ると、どうやら他クラスの沢山の生徒がここ1-A前に詰め掛けているらしかった。

 

「出れねーじゃん!何しに来たんだよ」

「敵情視察だろザコ」

 

異常事態に冷や汗を流しながら呟いた峰田君の言葉に答えたのは爆豪君だ。息をするように吐く暴言をぶつけられてショックを受けた峰田君は震えて彼を指差すが、付き合いの長い緑谷君は「あれがニュートラルなの」と同情しつつも諦めた様子で呟いていた。

そんなこととは露知らず、爆豪君はシレッとした顔で続ける。

 

(ヴィラン)の襲撃を耐え抜いた連中だもんな。体育祭の前に見ときてぇんだろ」

 

チラリと焦凍や百ちゃんから視線を感じる。

「「一番手強い敵を倒したのは彼ですけどね/こいつだけどな」」

なんて声が聞こえてきそうだ。…自意識過剰だろうか。

ここで目立ちたいわけではないので、僕は何も言わずに早く進んでくれないかなと思考を別のものに変えていると、僕の耳にすう、と息を吸い込むごく小さな音が入り込んだ気がした。視界では連動して爆豪君の背中が微かに膨らんでいる。

 

 

「意味ねェからどけ、モブども」

 

 

 

 

 

 

―――昔、僕はこんなんでも劇の主人公をやった事がある。

意外だ、似合わないだなんて事は言われ慣れてるし自分でも思ったが、ストーリーを知っているからと無理やり押し付けられた割には、案外上手く行ったのを覚えてる。

本人にそのつもりは無いのかも知れないが、啖呵を切った爆豪君を見て思い出したのは、多分雄英体育祭の代表について、僕がまだどこかで迷っていたからかもしれない。

当日のシナリオは、僕の頭の中では大体決まってる。後は種目やその日の会場の雰囲気によって臨機応変に、といった具合の微調整だけだが、どこかで"代表挨拶を引き受けていれば、もっと簡単に上手くいくのではないか"と考えているからだろう。

でも、多分僕じゃ力不足だ。

僕は"演じる"ことはできても、まるでそうすることが当然のように心から思って振舞い、周囲の戦意を煽るような事は難しいだろう。効果が断然違う。

……いい意味でも、悪い意味でも。だから、多分彼でよかった。

 

「知らない人の事、とりあえずモブって言うのやめなよ!!」

 

すかさず注意する飯田君の声は、爆豪君の耳にも、そしていきなりの挑発とも取れる発言にざわつく他クラスの生徒の耳にも入っていないようだった。

しかし険悪な雰囲気の中、廊下に群れた生徒達の中に紛れて一つの声が上がった。

 

「どんなもんかと見に来たが、ずいぶん偉そうだなぁ。ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい?」

「ああ!?」

「こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するなあ」

 

やがて人垣から出てきたのは、気だるげな印象が強い少年だった。

どうでもいいが隈が濃いなと考えてると、焦凍が人の顔をじろじろと見比べている。……ああそうだね。今の僕が言えないよね知ってる。

 

彼は首筋を押さえていた手をおもむろに外すと再び口を開いた。

 

「普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴けっこういるんだ。知ってた?」

「?」

「体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ………。敵情視察?少なくとも普通科(おれ)は"調子のってっと足元ゴッソリすくっちゃうぞ"っつー、――宣戦布告しに来たつもり」

 

…大胆不敵って感じだな。

そんな感想を抱いていると、今度は対照的に元気が有り余っているような声が上がる。

どうやら僕らはまだ帰れないらしい。

 

「隣のB組のモンだけどよう!!敵と戦ったっつうから話し聞こうと思ってたんだがよう!!エラく調子付いちゃってんなオイ!!本番で恥ずかしい事んなっぞ!!」

 

 

「……」

「……」

「……」

 

A組の殆ど全員が爆豪君をそっと窺い見る中、そんなことをものともせずに人垣を掻き分けて帰ろうとする爆豪君を切島君が呼び止めた。

 

「待てコラどうしてくれんだ、おめーのせいでヘイト集まりまくっちまってんじゃねえか!!」

 

爆豪君は足を止めると、顔だけ振り向く。

 

「関係ねえよ……」

「はぁーー!?」

「上に上がりゃ、関係ねえ」

 

誰かがハッと息を飲んだ。

 

まぁ、彼の行動は無駄に敵を作っただけなのかもしれないが、それは却って好都合と捉えよう。

人垣がばらけはじめ、やっと帰れると思った僕はまた呼び止められた。

 

「ねぇ、君入試一位の人だろ?」

「!」

「僕?まぁ…」

「僕は物間。よろしく、金木君?」

 

食えない笑みで手を差し出してきたのは、眉目秀麗といった少年だった。

僕のような珍しいタイプは置いておいて、見た目で個性が分からないという事は少なくとも異形系では無さそうだ。

このままでは気まずいと握手を返そうとする僕の手を止めたのは、いい加減足止めに焦れた焦凍の声だった。

 

「おいカネキ、これ以上待たせると置いてくぞ」

「あ、うん……それじゃあ」

 

仕方ないと言わんばかりに肩を竦めて手を下ろした物間君は、その手をひらひらと振って去っていく。

目で追っていると先程の気だるげな少年と目が合ったが、意味あり気な視線を残して彼も去った。

普通科だからと気を抜くのはまずいかもしれない。……少なくとも、彼は僕が入試一位と知っても負ける気は無さそうだった。

 

 

 

 




最近色々あって、番外編とか楽しそうだなって思います。金木×轟(それとも逆?)の感想とか頂いたりして、TSとかは面白そうだな何て思ったりもします。
にょた金木ちゃんは一部の熱狂的なファンが集まりそうですよね。轟(♀)もきっとかわいい。
私も金木ちゃんは黒でも白でも闇でもハイセでも全部かわいいと思います!私の意見は別にいらんか!そうか!
需要がありそうだったり行き詰って息抜きがしたい時、【カネキヒーローIF】みたいな題名で、作品を別に作ってそのうちTSのみならずいろいろ書いてみたい気もしますね。

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