そういうのが苦手な方は他の作品をオススメします_(:3」∠)_
最近ヴァイスのこのすばスターターを買いました。
「先ずは戦力を整えるべきだ」
クエストを終えた俺達は、食堂の一画を占領し、明日からの方針を話し合ってる。
まず感じたのは圧倒的なアタッカー不足だ。
俺の職業は最弱の冒険者。
なんでも出来るし、なんでも覚えられる。 が、取得する為のポイントは高いし、職業によるステータスのボーナスも無い。
所謂器用貧乏だ。
アクアと真緒さんはアークプリースト。回復役。即ちヒーラーだ。
切国さんは剣士。分かりやすく言うとタンク。実力は昼間の通り。
如水さんはアークウィザード。黒魔道士みたいなもので、打点もバフも優れるアタッカー。
やとりちゃんは役割的にはアタッカーなんだけど、真緒さんが召喚した子達は、使い魔的な扱いらしい。
24時間後に消えちゃうから仕方ないよな。
ここまで見ると、不足どころか完璧な布陣に見えるが、真緒さん達はあくまで助っ人だ。
いつも切国さんが居てくれるわけでもないし、やとりちゃんだって今回限定だ。次会える保証はない。
なら、俺がしなくてはいけない事は何なのか?
ずばり自分のパーティーを作ることだ。
自分だけのパーティー。良い響きだ。
今現在のパーティーメンバーが、隣でやとりちゃんに要らんことを教えようとしているこの駄女神でなければ。
「それには賛成ね!上位職は勿論だけど、実力も切国かやとり位はないと!」
「身の丈にあった人選でないと、後で不和を招くぞ」
アクアの素っ頓狂な提案に真面目に返してあげる切国さん。
切国さんマジイケメン。
だが、アクアの言う事は最もだ。
上位職でないにしろ、この世界にある程度詳しい人が望ましい。
今の俺の頼りは頭が残念な駄女神と、見ず知らずに同郷という理由で、当面の生活費を貸してくれた元魔王様と、初めてだろうから心配。と言う理由で助けてくれたイケメンと、眠そうだけどやる時はやってくれた、今日限りのサムライロリだ。
「カズマさんカズマさん」
「ん?どうしたんだ?やとりちゃん」
俺が頭を抱えていると、やとりちゃんが話しかけてくる。
つい、頭を撫でちゃったけど、凄いふわふわしてる。天使かな?
「アクアさんが何か張り出したみたいですよ〜?」
なにぃ!?あの駄女神!また変なこと書いたんじゃないだろうな!?
上位職以外はゴミクズだからお断りだとか!?
「あっ…の駄女神!ありがとうやとりちゃん!ちょっと見てくる!」
俺は、やとりちゃんにお礼を言ってすぐに走り出す。目指すは掲示板前のあの駄女神だ。
「よしっ!これで完璧ね」
私の目の前にあるのはお手製の、メンバー募集貼り紙。
内容は
「明るく楽しいアットホームな職場です!未経験者歓迎!上位職優遇あり!今なら10万エリス差し上げます!ふふふ…完璧だわ!完璧すぎる内容だわ!」
「どこがだーーー!!」
むっ!?誰かと思ったらヒキニートのカズマね?
まったく先を越されたからってそこ迄叫ばなくてもいいじゃないの。
「カズマ!早速明日からバンバンくるわよ!素敵ですごい仲間が!」
「こねーよ!来るわけねーよ!明らかに怪しいしこの10万は何処からでたんだ!」
ふっ、全くカズマはバカね。
「おい。なんだその顔。めっちゃ腹立つんだけど」
「おバカなカズマにも分かりやすく説明してあげるわ。先ず、私は女神」
「見た目だけで頭は悪いし、脳筋だし、人の迷惑を省みない駄女神だな」
「駄女神じゃないわよ!」
ほんっとに失礼しちゃうわ!
まぁ、そんな事はいいの。この後の私のパーフェクトなプランを聞けば、流石アクア様と褒め称えること間違いなしなんだから!
「とにかく私は女神よ!それも真緒の息子であるルーシェ直属の!」
「………それで?」
「鈍いわねー。真緒なら察してくれるわ!そう!真緒から貰うのよ!前の世界での貯金を、そのままコンバートしてこっちに持ってきてるから、相当貯め込んでるわ!可愛い息子の可愛い部下の頼みだもの!断らないはずよ!」
「ふっざけんなてめー!却下だ却下!!」
なんでよーー!!
出して欲しいキャラとかあれば感想の方へ_(:3」∠)_
今のところ無いけど_(:3」∠)_