始祖の魔王様に青春を!   作:犬原もとき

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この作品には拡大解釈や、作者の妄想によるキャラ補完があります。
そういうのか苦手な方は、他の作品をオススメします_(:3」∠)_


感想で次辺りでカズマ達の成長が見れるとか嘘言ってスマネェ…スマネェ…_(:3」∠)_


魔王城(本社)から来ました。急

ベルディア訪問から一週間が経った。

なんか忘れているような気がするけど、まぁ、忘れるって事はそう重要な事じゃないんだろうな。

今日は何をして過ごそうかなー。

「緊急事態発生!緊急事態発生!冒険者の皆様は、至急正門前に集合してください!特にサトウ・カズマさんのパーティーは、大至急お願いします!!」

あるぇ〜?なんで名指しされてんの〜?

 

「何で名指しで呼び出されたんだ?」

「ちょっとー、カズマ何したのよ?」

「そうですよ。何かしたなら今なら許して上げますので、さっさと吐いてください。新しい爆裂魔法の実験台にしますので」

こいつら…一欠片も自分かもしれないとか思いもしてねぇ。

……良いこと閃いた!

「そうだな。身に覚えないけどもしかしたら俺のせいかもしれないしな。万が一俺のせいだったら言うとおりにしてやる」

「えっ!?」

「その代わり俺のせいじゃなかったらお前たちのパンツを剥ぐ。今この場で」

邪悪な笑みを浮かべて右手をワキワキと動かし、これみよがしにアピールする。

因みに言うと半分本気だったりする。

「なるほど。一理ありますね。理由もなく疑ってすいませんでした。なので、パンツだけはやめてくださいお願いします。」

「ふふーん!残念だったわねカズマ!私は女神よ!汚れなき肉体を維持できる私に下着なんて不要なのよ!」

俺の本気を感じ取り、謝ってくるめぐみんと違い、とんでも発言をかますアクア。

イマナントイイマシタカ?

「お、おいアクア…お前…」

「本当よ!ほ……」

「あ、あっちで確認しましょう!私とダクネスと如水が確認しますから!ね?!」

「う、うむ。そうだな。これは非常に由々しき事態だ…」

「というわけでちょっと待っててくださいな。カズマ」

「すいません…本当にすいません。うちのバカが……」

信じてないと、いや、普通は信じられねーよ。そう思ったアクアはあろう事か、公衆の面前でスカートを捲ろうと裾に手をかけたが、間一髪めぐみんのナイスなカバーで何とか痴女の烙印は免れた。

いや、まぁ、これでマジで履いてなかったらただの痴女だけどさ。

もしそうだったら明日からの付き合いを考えよう……マジで。

 

「大丈夫ですよカズマ。アクアには見えないだけで、ちゃんとパンツを履いてました」

「そうか。良かった…本当に良かった…」

「んー。でもなんで私には見えないのかしら?」

数分後、めぐみん達の検査の結果、アクアは馬鹿には見えないパンツを履いていることが分かった。

どうやって替えているのかは甚だ疑問だが、新品同様の代物で、衛生的にも問題はなさそうとの事だ。

痴女がいるパーティーとかゴメンだしな。

「ベルディアが来る前に発覚して良かったぜ」

「全くです。アクア。今度普通のパンツを買いに行きましょう」

「んー…私は別に今のままでも…」

「俺(私)達が良くねぇよ(よくありません)!」

俺とめぐみんの声が重なり、さしものアクアも狼狽えながら了承する。

「うーむ…」

ダクネスが唸っているが、どうせ変な事だろう。

「言っておくが本人にしか見えないパンツとか、逆に本人には見えないパンツとかそういう類のを買ったら即パーティーから外れてもらうからな」

「な、なぜわかった!?」

「やっぱりかよ!!」

「あ、あの〜……」

ん?なんか誰かの声が……。

「も、もういいかな?まだかかる?その話」

声のした方に顔を向けると、そこには申し訳なさそうにしながら、ちょっと顔を赤くしている魔王軍幹部、ベルディアがいた。


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