拡大解釈が苦手な人は別の作品をオススメします_(:3」∠)_
感想にて出してほしい作品のキャラを書いてくれたら出すかもしれません_(:3」∠)_
詳細とか書いてくれてたらなお嬉しいです_(:3」∠)_
ちょっと誤字を修正。
あれから一年がたった。
うん。一年だ。
詳しい描写?やつは死んだよ。
因みに僕の隣には約二名ほど、召喚したのがいる。
「おはよう。山姥切」
「………あぁ」
白い布をてるてる坊主宜しく、頭から被っている美男子。
如何にもイケメンですよ!と言った風体で有りながら、布のせいもあってか、少し陰りのあるコイツは、山姥切国広。
曰く、刀剣男子と言う存在らしい。
本来なら歴史遡行軍とやらと戦うのだが、哀れ僕の召喚センサーに引っかかり、この場に生まれ落ちたようだ。
因みに初回サービスということで、生命定着はルーシェがやったらしい。
「……ここに来て一年になるな」
「そうだね。夢のマイホームまでもう少しだ」
「……早く気兼ねなく部屋の隅に居たい」
この山姥切の大きな特徴としては、まずこの引きこもり体質な所だろう。
曰く、写しだから隅で小さくなっている方が丁度いいらしい。
記憶が確かだったら写しって元があって、それを自分なりに打ってみましたって奴じゃなかったか?
と言ったら
『そうだ。だから俺は国広の最高傑作とも言われている』
と返された。自覚してんならもっと自身もてよ。とも思ったが、これはこれで面白いし、人間としてはまだ1歳くらいなので、これからの成長に期待して、何も言ってない。
それに、なんだかんだ切国は面倒見がいいのか、よくやってくれる。
今ではアクセル街の白マントっていうあだ名まで付いている。
そしてもう一人。
「あら旦那様。それに切国。いい朝ですね」
「おはよう。如水」
「…あぁ、いい朝だな」
目の前に現れたのは美女。
爆乳に白い髪と赤紫色の瞳が特徴的なこの人は、驚くことにかの軍師 黒田官兵衛だ。
流石変態の国日本。自国の偉人であろうと構わず萌えに変える国。
草葉の陰で偉人達も腹を抱えて笑っているに違いない。
まぁ、ひょっとすると頭を抱えてるかもしれないが。
彼女が僕の事を旦那様と言っているのにはわけがある。
ざっくり言うと、ルーシェが召喚士のルールを少し弄って、異性キャラはやや惚れやすくしてあるらしい。
そこに僕の謎フェロモン(女性限定)が合わさり最強に見える。
まぁ、大体はルーシェのせいだ。
「今月で、切国が40万エリス。私が同じく40万エリス稼げば、目標に届きますわ。旦那様は商談を進めてくださいませ」
「二人の負担大きくない?変わろうか?」
「俺は問題ない。いつもより少し稼げば良いだけだからな」
切国はいつもの調子ながらも、任せろ。と言う力強い声色で答えてくれた。
「私は構いませんわ……ですが」
と如水は艶やかに微笑み舌なめずりをする。
あっ、これあかん奴や。
「いや、やっぱり家の事は大事な事だし、僕が行こうかな?!うんそれがいい!ね?切国!」
「!?」
切国が何故俺に振る!みたいな顔をしてるけど知るか!
このままだと夜戦(意味深)なんじゃい!コイツ激しいんだよ!まともに受けたら干からびるわ!!
「いや……その……」
「いえいえ、よく考えましたら、一生のことですもの。ここは私が出向いて、しっかりと話をつけた方が賢明ですわ。ねぇ?切国?」
「!!??」
なにか言おうとする切国を遮り、もっともらしい事を言う如水。
そしてまたも話を振られ、動揺を隠さない切国。
あれ?これってもしかして……。
「家の事ですもの。私と旦那様でお話をつけても……構いませんわね?」
こ、こいつ!?まさか今月の資金調達を全部切国にやらせるつもりか!?
マズイ。切国はわりかしお人好しだ。それに頼まれたらイヤとは言えない性格、
このままでは切国一人に負担を負わせてしまう!
だが、一般的に見れば、如水の言うことも正しい。
ならば僕が取る方法は一つ!
「わ、わかった……俺が」
「待った!!」
「…なんですの?」
おぉう……冷たい視線。ちょっとエロティックでゾクッとなった。
だが、元魔王はその程度では怯まない。
「一生の買い物なら、切国も一緒に来る必要があるんじゃないかな?使うわけだし…」
スマン切国……僕には…僕にはこれが限界だった。
「……そうだな。俺にも一つが二つくらい希望を言う権利はある筈だ。資金の殆どは俺と主が用意したからな」
「…それもそうですわね。では今月の方針は家の間取り等が決まり次第、手分けして資金調達ということで」
「それでいいとおもうよ。切国は?」
「あぁ。異論はない」
よし、これで…。
と僕が安心しきった瞬間だった。
「素敵でしたわ。今日の夜はもっと激しくなりそう」
と耳元で囁かれた。如水に。妖艶に。
腰が抜けるかと思う程の色香が、一瞬僕を貫いた。
こ、こんにゃろぅ……。
嘘みたいだろ?まだ召喚されて3ヶ月なんだぜ?
いろいろあって数日後。
細かい所も決まり、頭金も払って、後は完成を待ちながら、お金稼ぎをしている。
「春は定番の蛙狩りだね」
この世界は、春になるとジャイアントトードが繁殖期を迎える。
産卵に向けて体力をつけるべく、家畜は勿論のこと、人も丸呑みにしてしまう。
見上げる程の巨体ではあるが、幸い動きは鈍く、丸呑み以外の攻撃はしてこない為、初心者向けのクエストとして有名だ。
報酬はジャイアントトード一匹に対して5000エリス。
5匹退治するので2万5000エリス。
これは成功報酬やら、輸送費などの控除をした後の金額だ。
そして、1エリスは1円。即ち日当2万5000円である。
ある程度熟練した冒険者なら、それなりの稼ぎになるが、そういった冒険者はまず、こんなクエストより実入りの良いクエストに挑むため、駆け出し冒険者以外でこれを選ぶのは臆病者か、蛙が好きな変態位だ。
僕らが雑談をしながら冒険者ギルドに向かっていると、ふと視界の端に気になるものを見つける。
一人は平均的な日本人と言った風体で、ジャージを来ている。
少し面倒くさそうに、隣の口撃を受けている。
そしてその口撃しているのは、透き通るような青い髪に、よく膨らんだ胸。そして見えそうで見えなさそうなすこし透明な丈の短いスカートを穿いた少女。
つーかアクアじゃんあれ。なんでここに居るの?
しかもいっちゃ何だけど何処にでも居そうな男子学生と……。
あっ。
「どうした?主」
「逃げよう。やな予感がする」
如水と切国が不思議そうな顔をするけど、説明する暇も惜しい。
僕が二人を連れて逃げようとした瞬間。
「追いなさいカズマ!あいつが居れば何とかなるわ!」
と大声であの女神。いや、この場合疫病神が叫ぶ。
気づくのがはえぇよ!!
「走れ!」
「逃さん!!」
その声がスタートであるかの様に、僕たちは一斉に走り出す。
暫く状況が読めなかった二人も、異常は察したのか、やがて自分で走ってくれた。
「主。あの二人とは知り合いか?」
切国は走りながら聞いてくる。
素早さと体力は筋力の次くらいに上げているので、まだまだ余裕はありそうだ。
「一人は面識がある。結構残念系なオーラを出してた。男の方は知らない。初対面」
僕も走りながら答える。
体は鍛えてるんでね!
「ふぅ……はぁ…はぁ…」
如水は着いてくるのがやっとといった感じだ。
まー、僕はこっそり時間操作使って体力無限状態だから仕方ない。
「黒田。無理そうなら俺と主が手を貸すぞ」
「な、なんのこれしき…はぁ…元戦国大名ですもの…んふぅ…」
切国の心配に何とか返すも、その表情は苦しそうだ。
少し官能的なのは僕がそう意識しちゃっている所為だろうか?
「ぜぇ…ぜぇ…ま、待ちなさいよぉ〜」
「」
追ってくる側もよく着いてきてると思う。
ジャージの子。多分あの子がカズマ君だろうね。彼に至っては地面に倒れそうだ。
流石に可哀想だから止まってあげよう。
「止まろうか…」
「いいのか?」
「なんか可哀想になってきた」
「…確かにな」
僕と切国が止まると、如水やアクア達も追いつき、止まる。
三人とも息も絶え絶えって感じだ。
山姥切国広
原作 刀剣乱舞
堀川国広作の長義の作品の写し。
それを擬人化した刀。現存している。
写しであることを気にして、本家に迷惑がかからないよう白い布を頭から被っている。
この世界では切国という名前で呼ばれており、原作に比べて若干マイルド。
お人好しで押しに弱く、頼まれると先ず嫌とは言わない。
布が無くなると急激に弱体化する。
具体的には帽子が取れた次元大介くらい。
黒田官兵衛
原作 戦国武将姫MURAMASA
白髪赤目の爆乳美女。しかし原作の世界では普通。パネェを
あの世界はケモナーにも対応してるからヤバイ。
色気ムンムン。流石シコマサ。
この世界では女っぽく聞こえるという理由で如水の方を名乗っている。
如水とは官兵衛が福岡に定住する際に名乗った法名。
なので九州には如水庵という和菓子屋がある。美味い。
召喚してすぐ生命定着されたので真緒の事が大好き。
戦国脳が少し入っているので、すぐ子どもを残そうと夜戦(意味深)を仕掛けてくるエロテロリスト。
好きあらば物陰に引きずり込もうとする。
夜戦(意味深)の確約を取ろうとする。
曰く「搾り取られる」らしい