始祖の魔王様に青春を!   作:犬原もとき

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この作品には拡大解釈や作者の妄想によるキャラ補完があります。
そういうのが苦手な方は他の作品をオススメします_(:3」∠)_

オッさん石三凸しました_(:3」∠)_


この後背負われて帰った

今何処かで知り合いが叫んだような気がした。

「えーと・・・どうしたんですかー?」

「いや、なんでもないよ。また厄介なメンバーが加入したような気がしただけ」

「なるほどー」

僕の隣りにいるのは今朝召喚したシズクという少女だ。

この作品初のメガネキャラだ。

しかも胸がでかい。

しかし能力が意外と厄介だ。

「吸引とはねぇ・・・」

「元いたところでは結構重宝されてましたよー。服破かれたりしたけど」

「重宝されてたのに?」

「戦うこと多かったんですよー」

なるほど。と頷いて、改めてこの子に関して思い出してみよう。

名前はシズク。

原典は某有名念能力バトル漫画。

巨乳で黒髪ボブカット。身長はそこそこ。女性にしては大きめ。

黒い服にジーンズとラフな服装でデメちゃんっていう掃除機の念能力で戦う。

あの作者はいい加減月刊誌に変えるか、作品を畳むかすればいいと思うんだ。

「それされたら食い扶持がなくなるんでこまりますねー」

「え?そうなの?」

「1コマ10000エリスなんですよ」

マジか。そういうシステムだったんだ。

「嘘ですけど」

そんな、どうです?みたいな感じで表情を輝かせないでくれよ。

あんま見た目変わんなくてわかりにくいけどさ。

というかこの子ナチュラルに心読まなかった?

「女はみんなエスパーですから」

「・・・・・」

「あれ?ここ笑うところだと思うんですけど?」

「いや・・・こう見えて300歳だからさ・・・色々あったんだよ・・・」

「へー、凄い若作りですね」

そう来るとは思わなかった。

というかこの間のやとりといいこの子といい最近天然キャラ多いな。

きらいじゃないけどね。

「それで、今から何するの?」

「んー・・・そうだね~」

悩んでいるのはそこなんだよなー。

腕は立つけど、吸引という特性上、少しクエストを選ぶ。

昨日と同じジャイアントトードのクエストに行って血でも吸おうものなら、干からびてカエルの干物に成ってしまう。

あれはパンパンに肥えている方が高値で取引される。

そうなると・・・・。

「上位クエストかなぁ」

「なんかすごそうだ」

「凄いよ。来たばかりの君でどうになるかどうか・・・」

「なんとかなりますよ。アナタも来てくれるんでしょ?」

そういうとシズクは首を傾げてこちらを見る。

相変わらず表情は変わらないけど、そこには僕への信頼が見て取れた。

あって数分の相手に信頼を置くとか・・・やはりジャンプ式対話術(物理)は偉大であったか。

「いえ、あれですわ。エロフェロモンのせい」

せめてそこはカリスマとかでごまかしてくれないかな~。

 

 

さて、僕達が受けたのは初心者殺しと呼ばれるモンスターの討伐だ。

このモンスターはコボルトやゴブリンを追いかけてくる初心者を襲う。

そのことから、いつしか初心者殺しと呼ばれるように成ったそうな。

最近被害に合うことが多くなったので、数を減らそうというのが狙いだ。

なんで絶滅しないのかって?

色々うるさい奴らがいるんだよ・・・・何処の世界にもいるんだよ。

「世知がない理由だね」

「全くだよ」

ちなみに、カズマ達は置いてきた。

いや、無理でしょ。あの子達連れて初心者殺しとか。

それに今からやるのはちょっとした実験だからね。

下手すると僕が倒れちゃうかもしれないし。

「なんでそんなことを?」

「手数を増やしたいからね」

召喚は何も人だけでは無いのではないか?

そういう疑問から、今回は物質の召喚に手を出そうと言うわけだ。

せっかくだしエクスカリバーとか出ないかな。

そういうわけで、僕らは初心者殺しが出やすい、コボルトやゴブリンが出てくる森に来たのだ。

「さて、始めるか」

魔法陣を展開し、意識を集中させる。

ガラスの破片が自分の周りをグルグルと飛び交うイメージが浮かぶ。

いつもなら人の姿が浮かぶその面に、今は何も映っていない。

もっと意識を集中する。

まだ見えない。

もっと…もっと…。

そして一つ。人ではない何かが映っている面を見つける。

すかさずそこに手を伸ばし、中にある物を引っ張り出す。

手にしたのは夜空をそのまま閉じ込めたかのような指輪だった。

いきなり大当たりだ。

こいつは僕が以前使っていた物だ。

あとで試してみよう。

メッチャ疲れてるしね。今。

「あれ?どうしたんですか?」

仰向けになっていると、向こうの茂みからシズクが、帰ってくる。

あれ?お前こそどうしてたの?

「疲れたから休んでる。そっちは?」

「いえ、暇だったんで歩いてたら、変なのに出くわしちゃってぶっ倒してた」

そういうと、シズクは左手に持ってた物を見せてくる。

そこにしたのは干からびた初心者殺しだった。

「……クエスト達成だ」

「あり?なんでしたっけ?」

「終わったことだしもういいよ」

取り敢えず服を着ろよ。なんで下着姿なんだよ。

 




シズク
原作 HUNTER✕HUNTER
黒髪、メガネ、巨乳の3属性に加え、天然まで入っているハイブリッドな萌キャラ。
原作の中では数少ない巨乳要因。
しかも割りと脱いだり脱がされたりする。
取り敢えず勝てればいいから平気で脱ぐ。童貞は死ぬ。精神的に。
ドラマCDという世界線ではゴンと恋人だったとか。

アネモネさんのリクエストにより今回召喚された。

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