World trigger〜Strawberry grim reaper〜   作:鵺鵠とも

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宇佐美 栞 ①

玉狛支部でのプチ歓迎会から2日後、一護はポイントが4000を超え、過去最短でB級に上がった。相手は主に緑川、黒江、木虎、時々村上の4人。もちろんその他の隊員ともランク戦はしたが、中心的には上の4人だった。

 

感想としては、4人ともそこそこ強かった。特に村上は、6本目から勝ちにくくなっていくためかなり手こずった。緑川はすばしっこいし、木虎は賢いのかいろんな策を練ってくるし、黒江に至っては一護の真似をしてきた。

 

挙げ句の果てに黒江は、一護に弟子入りを希望したが、人を特訓するほど教えるのは上手くないという理由で断った。

 

そして、今は玉狛支部で、宇佐美のトリガー説明の準備をどら焼きを食べながら待っている。きっとまた小南のなんだろうなと思いながら。

 

「ごめんね!ちょっと手間取っちゃって!」

 

「大丈夫だ、気にすんな」

 

「ありがと!じゃあ早速だけどトリガーの説明をするね」

 

そう言って宇佐美は持ってきた箱からトリガーホルダーを取り出しその中を見せてきた。

 

「これがトリガーホルダーの中身だよ」

 

中にある8つのチップにトリガーをセットして戦うらしい。上のチップ4つが利き手用で、下のチップが反対の手用だと。何でもトリガーは結構種類があるみてぇで、組み合わせ次第で色々できるらしい。複雑なことはあんま分かんねぇけど。

 

「とりあえず、シールドとバックワームは必須トリガーだからセットしとくね」

 

「お、おう」

 

「あ、メイントリガーが弧月なら旋空もセットしなきゃね」

 

「お、おう?」

 

…正直、宇佐美が何を言っているのかさっぱりわからん。分かるのは今、弧月、旋空、シールド、バックワームの4つがセットしてあるみてぇだからあとセット出来るのは4つってことぐれぇだな。

 

「んじゃ、あと‘’3つ‘’適当に選んじゃって!」

 

「ん?3つ?4つじゃねぇの?」

 

「えっとね、シールドはメインとサブで2つセットするんだー」

 

「マジか…てか、シールドとかいるのか?武器で防げねぇのか?」

 

「弧月、スコーピオン、レイガストは防げるけど、その他はシールドがないと流石にキツイかな」

 

へぇ〜そんなもんなのか…。まぁいいか、とりあえずあと3つ選ぶか…。

 

「なぁ、なんかビームみてぇなトリガーってねぇか?」

 

「あるよ〜黒崎くんならアステロイドか、メテオラだね、威力高めだし」

 

「1点に集中させたらどっちが威力高ぇの?」

 

「う〜ん…アステロイドかなぁ〜メテオラも強いけど、広範囲の爆発弾みたいなものだからね〜」

 

なら、メテオラの方が近いのか?チマチマしたのはめんどくせぇからいいか。ラストは適当に選んでっと…。……うしっ!決まった!後はセットしてもらって、試すだけか…。誰かいたっけか…

 

 

 

 

……そうだ、小南に相手してもらおう。




サブタイ栞ちゃんだけど実質、トリガー回だった…。
まぁ一護のトリガーセットが決まる回だったから許してもらえると幸いですかね…。それにちゃんとした栞ちゃん回もいつか出るはず!!

とまぁ次は小南との模擬戦ですね!

では、次の話数で!

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