World trigger〜Strawberry grim reaper〜 作:鵺鵠とも
新たに部屋に入ってきたのは髪がもさもさしている男とガタイのいい男だった。
「あ、ちょうど玉狛第一が揃ったし紹介するね。このすぐダマされちゃう子が小南 桐絵 16歳」
「そんなことないわよ!」
「はいはい次、こっちのもさもさした男前が烏丸 京介 15歳」
「もさもさした男前です。よろしくお願いします」
「そしてこっちの落ち着いた筋肉が木崎 レイジ 20歳」
「落ち着いた筋肉……?それ人間か?」
小南より烏丸の方が年上に見えんだけど…精神年齢がそのまま表面に出てんだろうな…なんかギャーギャー言ってるし。スルーされてっけど。木崎さんは、チャド見てぇな人だな見た目ゴツいし、優しそうな人だし。色は黒くねぇけど。
「じゃあ次は黒崎くん、自己紹介お願い!」
「おう、黒崎 一護 18歳。なんか今日からここに住み込むことになったからよろしくな」
「よろしく」
「宜しくお願いします」
「はぁ!?住み込むってなんなのよ!」
「まぁまぁこなみ、落ち着いて」
おーおー、小南は俺が住み込むことに反対らしいな。俺も賛成したつもりはねぇけど。
「ここに来るってことは強いんでしょうね!うちの支部に弱いやつはいらないんだけど」
「あ?」
なんだこいつ相当自分に自信があるみてぇだな。でもまぁ迅が玉狛支部は少数精鋭でなんたらかんたらって言ってたから本当のことなんだろう。しかも遠まわしに強けりゃ住み込んでもいいって言ってるしよ…。
「えっとね…黒崎くんは最初の仮想戦闘訓練で0.8秒をたたき出してるよ」
「はぁ!?訓練用トリガーで0.8秒?!こいつバケモンじゃないの!あんたの使ってるトリガーは?!」
「あ?弧月だけど」
「……バケモンだわ…」
こいつ…ギャーギャー叫んだり、急に真面目になったり、百面相か何かかよ。そんで騙されやすいんだろ?そりゃあみんなダマしていじろうとするわな。
「あんた、あたしと勝負しなさい!10本勝負であたしに勝ち越せたらなんかしてあげるわ」
「ぜってぇしたくねぇ。初めてトリガーってのを使って疲れてんだ。今は勘弁してくれ…あと腹減った」
「そう…」
「まぁここに住むんだ、いつでも勝負は出来るだろ」
「そ、そうね!……あ〜なんだかあたしもお腹空いてきたわ〜」
よし、口車?簡単に乗ったな。てか、飯どうするか…
「じゃあ、黒崎の歓迎を込めて少し贅沢なもんでも作るか」
「お!おむらいすか?かれーか?」
「カレーならあたしが作るわよ!」
「小南先輩、こないだもカレー作って食べたじゃないですか。レパートリー増やしてください」
「なんだとー!!」
なんかまたギャーギャー騒ぎ始めたな…。まぁ空座町にいた時とそこは変わんねぇな。うし、飯食ったら寝て、明日からランク上げにでも行きますか。
ちなみにプチ歓迎会に出てきた木崎さんの飯は、めちゃくちゃ美味かった。
UAがもうすぐで2000にいきそうで、すごく嬉しいです!
あ、あと活動報告のほうにちょっとしたことを書いてあるのでそちらも見てみて下さい。
では、次の話数で!