ハイスクールD×D 運命の切り札を持つ者   作:宇宙蟷螂

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久しぶりに投稿するのだが…本当に更新が遅れて申し訳ないと思っている…だが私は謝らない。

嘘です、すいません。

こんなに投稿が遅い作品なのに感想では次の話を待っていると言う言葉があり大変嬉しかったです。

色々と忙しいのでまた更新が遅れると思いますがこれからもよろしくお願いします!




第7話 謎の謎

「仮面ライダーにアンデッド…聞けば聞くほど混乱してしまうわ」

 

「それはこっちのセリフですよ…悪魔に堕天使とかフィクションの世界のモノじゃないことに驚きですよ」

 

リアスと剣崎はソファーに腰掛けながらお互いを説明して今の状況に至る。

 

「…話は変わるけどアナタはカリスの事を知ってるかしら?」

 

「黒くて、赤い目のヒョウモンがある…」

 

その言葉に剣崎は疑問に思いながらもそれらしきモノの特徴を言う。

 

「ええ、あれはアンデッドなの?アナタと同じライダー?」

 

「…解りません」

 

剣崎にはそう答えるのが精一杯だった。

 

「けど兵藤さんとシスターさんを助けていたので悪いやつじゃない…と思います」

 

「…解ったわ、今日はありがとう。もう遅いしそろそろ解散しましょう」

 

「はい、今日は色々話してくれてありがとうございました」

 

「ええ、多分これから長い付き合いになりそうだわ、和喜これから宜しくお願いするわ」

 

「?…はあ、宜しくお願いします」

 

剣崎は知らなかった、次の日から自分がオカルト研究部のメンバーになっていることに…。

 

――――。

 

「クソォォォォォオ!クソ!クソ!クソ!」

 

その頃、教会ではアーシアを取り逃がした事に怒り壁や部下に八つ当たりしていた。

 

「れ、レイナーレ様、落ち着ちついて下さい」

 

「これが落ち着いていられる訳がないじゃない!アーシアの神器を抜き取ってアザゼル様、シェムハザ様のご加護を地位を手に入れる!その為に上の目を誤魔化してまでこの計画を立てたのよ!訳のわからないヤツは現れ、別のヤツにはアーシアを奪われるし!あいつらのせいで全てが滅茶苦茶よ!!ここに来て何故邪魔するのよ!」

 

怒りと力任せに光の槍を周りに撒き散らすレイナーレ。

 

「アイツらさえ消せれば!私は至高の存在になれるのに!力さえあれば…!」

 

レイナーレは悔しそうに拳を握った。

 

「だったら、私がキミに力を与えようか?」

 

レイナーレは声がする方を振り向くとそこには黒いロングコートを着た黒いサングラスの男が立つていた。

 

「…アンタは何者?」

 

「私の名前などどうでもいい、それより欲しくないのか?力が、仮面ライダーを倒せる力が欲しいのだろう?」

 

黒い男は不敵な笑みを浮かべそう言う。

 

「…力、それが簡単に手に入れば苦労なんてしないわよ!」

 

レイナーレはヒステリック気味にそう叫ぶ。

 

「だったら、これを使ってみてはどうだ?」

 

そう言うと男は懐から一本の注射器を取り出す。

 

「…これは?」

 

レイナーレは不審そうに言う。

 

「これはヤツらと限りなく近い存在から作られたモノだ、これさえあれば24時間後にはとてつもない力が与えられる、少なくともお前の悩みの種を解決することは朝飯前だろうな」

 

「…信用ならないわ、私を舐めないでちょうだい!」

 

レイナーレは首に手をかけようとした瞬間―。

 

「お前が信用出来るかどうかを聞いているんじゃない、これをお前に使ってもらうのだ」

 

男はそう言うと手から火球をゼロ距離でレイナーレに放つ。

 

「グハァ!?」

 

そのまま吹き飛ばされたレイナーレは苦しそうに腹部を押さえる。

 

「安心しろ、ほんの少し力をいれただけだ、だがそれだけでも充分のようだ。流石『番外の種族』と言ったところか」

 

そう言うと注射器のカバーを外してレイナーレに近づく。

 

「い、いや…!」

 

レイナーレは逃げようとするが体が動かない。

 

「残念だよ、なにも知らないで使った方が効果が良いと思ったのだが…致し方ない、データは取らせて貰うぞ、堕天使レイナーレ…いや、モルモットと呼んだ方がいいな」

 

そして首筋に注射した。

 

「ギャアアアア!!!」

 

レイナーレは悲鳴をあげるが男は何事もなくほくそ笑む。

 

「…さて、お前にヤツが倒せるかな?仮面ライダーブレイド…そして伝説のカリスが…」

 

そう呟くと男は消えた…。

 

始side

 

翌日、イッセーは学校を休んだ。まあ、足を怪我してたしあの様子からするとあのフリードとか言うヤツは光の成分で出来た武器を使ってイッセーを攻撃したんだろう。

 

そんな事を思いつつも俺は買い物を済ませて帰路に着く。その途中…。

 

「…イッセー?」

 

そこにはボロボロになって倒れているイッセーがいた。

 

「おい、イッセーしっかりしろ!」

 

俺はイッセーを抱き起して肩を揺する。

 

「ぅ…ううぅ…は…じめ」

 

良かった意識はあるようだ。

 

「…アーシアが連れてかれた…」

 

アーシア?あのシスターか…。それにしても俺にそんな事を漏らすなんてそうとう意識が朦朧としているのか…。

 

「オカ…研…に行く」

 

そう言ってイッセーは立ち上がるがフラフラだった。

 

「無理するな、俺が連れていく」

 

俺はイッセーの手を肩に回すとそのまま学園の方に歩いた。

 

―――――――。

 

俺はイッセーをオカルト研究部の前に置いて旧校舎から出る。

 

「!?」

 

…アンデッドの気配を感じた、だけど今回は何か違う。何が違うと言われれば気配の質…普段だったら、強い何かを感じるのだが今回のはあんまり強くない水で薄めたような…そんな気配だ。

 

「…」

 

俺は気配のする方へ急いだ。

 

―⚪⚪⚪⚪―

 

 

 

「…」

 

廃れた教会…ここから気配を感じる…ここに気配の原因があるのか…。

 

「…変身」

 

《change》

 

俺は万が一の為にカリスに変身して扉を開こうとした瞬間―。

 

「待て!」

 

そこにはイッセーと同じオカルト研究部の木場祐斗と塔城小猫がいた。

 

「…黒いライダー、和喜先輩の言っていた、カリス」

 

「…どうしてここにいるんだ?」

 

二人は警戒心剥き出しで俺に問い詰める。

 

『………』

 

俺は答える義理がないので無視すると木場は剣を抜く。

 

「答えないのであればアナタを捕縛して連行する」

 

『…随分骨のあることを言うんだな、お前らが出来るかな?』

 

俺は戦闘体制を取り挑発する。

 

「ま、待てって!俺たちが争う意味なんてないだろ!?」

 

イッセーは俺たちの間に入るとそう叫ぶ。そして俺の方を見た。

 

「なあ、俺たちはアーシアを助けに来たんだ。大事な友達なんだよ…だから頼む、アンタの力を貸してくれ」

 

イッセーはそう言って俺に頭を下げる。

 

…こいつは本当に馬鹿だな…。仲間が警戒してるのにビビるどころか頭を下げるなんて…でもコイツのそういう所がいいと思ったからダチになったんだよな。

 

『別にお前らの為に動くわけじゃない、だが恐らく行くところは一緒だろうな…着いてくるなら勝手にしろ』

 

敵ではない…だが味方ではないという意味も込めて俺はそう言った。

 

『…行くぞ』

 

俺はそう言うと教会への扉を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この前までエグゼイドの話してたのにもうビルドか…。

万丈龍我がどうしても仮面ライダーカブトの加賀美新と被ってしまうのは私だけだろうか…。

遅めの2号ライダー変身とかが主にそうですけど…。

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