GOD EATER~神々の黄昏~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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どうも、更識蒼です!

神々の黄昏3話目です!


彼らの帰還

 

 

極東支部 食堂

 

 

「先日の防衛戦成功とヤマト、ナナの帰還に乾杯!」

「「「「「乾杯!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」

 

 ヤマトとナナの帰還とオレーシャが初めて極東支部に来たのと第八アラガミ装甲壁が破壊され、アラガミが外部居住区に侵入した翌日……第一部隊隊長 雨宮リンドウの音頭で食堂にてパーティーが行われていた

 

「しっかし、お前が戻ってきてくれて助かったぜ!しかも、複数の新種コアのお陰でその日の内に装甲は治せて整備班も喜んでいたぞ?」

「被害が少なくてよかったです。集めていたコアもリッカに渡す予定だったので……でも、助けられなかった命も沢山……ありました」

「あ~、やめやめ!せっかくのパーティーなんだから、湿っぽい話はなしだ!」

「あははは、そうですね」

 

 リンドウはそう言うと別のグループに行ってしまう……ヤマトは辺りを見渡すと先の防衛戦で助けた少女…エリナと話すナナの後ろ姿を見つけた

 

「やあ、ナナ。エリナちゃんは久し振りかな?」

「「ヤマトお兄ちゃん!」」

 

 後ろからヤマトが声をかけるとナナとエリナは凄い勢いで椅子から降りてヤマトの前まで来た

 

「ヤマトお兄ちゃん……あの……そのね…エリックさんのことなんだけど……」

「うん…昨日、ツバキさんから聞いたよ…エリックのこと……」

 

 ナナが聴きずらそうにヤマトにエリックのことを聞いた

エリック……エリック・デア=フォーゲルヴァイデとはヤマトも顔見知りで良く、妹の事で話をしていた事もある仲であった………ヤマトは彼の死を昨日の内に極東支部教官の雨宮ツバキから聞かされていた

 

「ごめんね、エリナちゃん……そんなときに側にいれなくて……」

「……うんん、心配してくれてありがとう、ヤマトお兄ちゃん……ナナちゃんも……二人のお陰で少し…元気になれたと思う……それに、エリックの事も………大丈夫……多分……でも、今回で決めたことがある……聞いてくれるかな?」

 

悲しそうに話すエリナ……だが、その瞳には小さな体には大きすぎるほどの覚悟が写っていた

 

「私……【GOD EATER】になる…【GOD EATER】になってアラガミがいない世界を作りたい!そうなれば、誰も私みたいに悲しまないし、誰も戦わなくていいはずだから……私は…もっと、強くなりたい!」

「いい覚悟……うんん、俺から言えば、良い意志だ……その、意志を…………想いを忘れないで……その、想いがいつか()()するときが来るからさ」

 

 決意を…意志を現すエリナ…ヤマトはエリナの頭から帽子越しに撫でる

 

「……うん!」

 

 エリナはわけがわからなそうだったが笑顔で頷き、ナナと一緒にパーティーに戻っていった

 

「護らないとな……彼奴の為にも……」 

「そうだね、ヤト」

 

 エリナの後ろ姿を見ながら呟くヤマト……直ぐに第三者の声が隣から聞こえてきた……ヤマトが顔だけ向けるとそこにはオレーシャが立っていた

 

「……おーちゃん」

「私はエリックって人は知らないけど……エリナちゃんだっけ?エリナちゃんの想いはよくわかるよ……私も似たような経験があるから……だから……」

 

 オレーシャはロシア支部にいたころの事を思い出して顔を俯かせてしまう……

 

「護ろうね!」

 

 オレーシャは精一杯の笑顔をヤマトに向けた……ヤマトは笑顔につられて微笑んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

極東支部 ラボトリ

 

 

 

「やあやあ、久し振りだね」

「そうですね、サカキ博士」

 

 パーティーの後、ヤマトは一人、ペイラー・サカキの研究室に来ていた

ペイラー・榊……フェンリル極東支部の技術開発部門を統括するオラクル技術研究者でアラガミ研究の第一人者であり、オラクル細胞の技術利用を可能にした【偏食因子】の発見者……簡単に言えば全神機の生みの親なのである

 

「まずは、礼を言うよヤマト君。君やナナ君、オレーシャ君の活躍で被害は最小に止められた、ありがとう」

「よしてください、博士。ここは俺にとって、第二の故郷でツバキさんや博士は俺の命の恩人なんです。故郷であり、恩人がいる……この場所を護るのは当たり前です」

 

 礼を言う博士にヤマトは〝当たり前〟と答える……そんな、ヤマトにサカキ博士は残念そうな顔をしため息を吐いた

 

「〝アレ〟を使う前の君はもう少し喜怒哀楽や考え方が豊かだったんだがね」

「………壊世錫杖レクイエム……俺が初めて具現武装として具現した武器ですね」

 

 壊世錫杖レクイエム……四年前にヤマトがナナを救った時に初めてヤマトが具現した武器だったが……具現されたレクイエムの力が強すぎ、具現した代償としてヤマトは【()()()()()()()()()()()()()()()()()】のだ

 

「それで、サカキ博士……今回、呼んだのはどういう理由ですか?」

「おっと、そうだったね。本題に移らせてもらうよ………ヤマト君…君達………

 

 

 

 

 

 

 

【GOD EATER】になる気はないかね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運命の歯車が回り始めた

 

 

 




ほんと、誰だよここのエリナちゃん!?

えっと……はい、エリナは作者の私が【GOD EATER】で好きなキャラの一人でかなり優遇されると今の内に言っておきます……後、作者はロリコンではないので悪しからず


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