愛した人を求めて   作:白夜132

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第8話

あれから士道の特訓も終わりまた空間震が起きた。

 

「学校で空間震が起きたってことはそろそろ十香とのデートか。」

そう言いながら白夜は十香と士道が話ているのを見ていた。

「原作を知ってるがやっぱり士道が殺されてないのがすごいな。

普通あのタイミングであんなこと言ったら殺されそうだがな。」

 

それから十香と士道の話が終わった。

次の日、空間震で壊れた学校に来ると十香と出会いデートすることになった。

 

「さてデートの途中で士道をどうやって弄ろうかな。」

問題はフラクシナスに尾行が怪しまれないようにしないといけないな。

まあ偶然を装って会った後ならどんなに尾行しても言い訳できるか。

ということで現在、十香の頭を士道が撫でているところを狙って介入した。

「士道、お前なにやってんだ?」

士「白夜なんでここに!」

「暇だから暇つぶしに来ただけだ。」

士「そうか。」

十「士道、誰だそいつは?」

「俺は神領 白夜だ。

士道の友達だ。」

十「うむ、そうか。

私は十香だ。」

「十香か。よろしく。

ところで士道、こいつは何者だ?」

士「何者って今自分で名乗っただろ。」

「そういうことじゃない。

こいつはうちの学校の生徒じゃないだろ、それなのになんでうちの学校の制服を着てるんだ。

しかも相当な量の霊力を持ってるようだしな。」

士「いや、なにものって言われても。

てか、お前はうちの全校生徒の顔を覚えてるのかよ。」

「覚えてるけど。」

士「!いったいどうやって。」

「簡単さ入学式時に全校生徒の顔を確認して覚えた。

それに霊力持ちは注意して見てるからな。

それより十香が何者なのか教えてもらおうか。」

士「えーとなんていうか。」

十「私はお前たちが精霊と呼ぶものだ。」

士「な、なに言ってるんだよ。

そんなに簡単に言っていいのかよ。」

十「ダメなのか?」

「なんだ精霊か。」

士「え?白夜知ってるのか?」

「知っているがそれがどうした。」

士「いや、なんでもない。」

「そうか。なら俺はもう行くぞ。

またな。」

士「おう、またな。」

 

その後士道たちが飲食店に入った。

 

士「なあ、琴里。」

琴「なにかしら?」

士「さっき白夜にあって聞いたんだが。

どうやら白夜は精霊についてしっているみたいだ。」

琴「な!それどういうことよ。」

士「知らないよ。さっき知ったんだから。」

琴「わかったわ。

どう対処するか考えとくわ。

だから今はデートに集中しなさい。」

士「わかった。」

 

その後、白夜は十香と士道のデートをずっと尾行し続けた。

その後は原作どうりに進み十香の封印は無事にすることが出来た。

現在、フラクシナスでは。

琴「無事に十香は封印できたわね。

でも、なんで白夜は精霊について知っていたのかしら。」

士「誰かに聞いたんじゃないのか?」

琴「機密情報を誰が話すっていうのよ。」

士「それもそうだけど他になにかあるか?」

隼「ここで俺たちが考えてもあくまで予測にしかならないだろ。

ならいっそのこと白夜に直接聞くのがいいんじゃないか。」

琴「つまり白夜をフラクシナスに連れてくるってこと?」

隼「ああ、その方が理由も聞けるしあの天才が力を貸してくれるなら精霊の封印も今より少しは楽になると思うぞ。」

琴「・・・そうね。なら彼をフラクシナスに招きましょう。」


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