愛した人を求めて   作:白夜132

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第7話

新学期2日目の登校中。

「そういえば、昨日お前たちどこに行ってたんだ?」

士「なんのことだ?」

「空間震があった時、シェルターにいなかっただろ。」

隼「琴里を探しに行ったんだ。」

「まさか、本当に空間震が起きそうなときにファミレスの前で待ってたのか?」

士「ああ、まあなんとか無事に合流が出来たからファミレスの近くのシェルターに避難したんだ。」

「それはよかったな。」

 

士道と隼人のひそひそ話

 

士「なあ、隼人。」

隼「どうした?」

士「昨日のこと白夜に話していいのかな?

一応白夜も霊力を持ってるんだし。」

隼「俺に聞かれてもな。

琴里に聞かないとわからないだろ。」

士「それもそうだな。」

 

ひそひそ話終了

 

「今日も学校かめんどくさいなー。」

士「お前は学校通う必要なさそうだしな。」

「必要ないのにやることほどめんどくさいことはない。」

隼「ダメ人間の名言だな。」

士「それに授業中寝てるんだからそこまでめんどくさくないだろ。」

「布団で寝たい。」

キーンコーンカーンコーン

みんなが席に着き先生(たまちゃん)が教室に入ってきた。

珠「新学期2日目ですが頑張りましょう。

特に神領君今年は授業中もできるだけ寝ないように。」

「気が向いたら努力します。」

珠「気が向かなくても努力してください。」

 

そんなこんなで午前中の授業が終わり昼休みになった。

 

隼「白夜すこし話があるから屋上に来てくれ。」

「なんど愛の告白か気持ち悪いからやめてくれ。」

隼「違うわ!」

「じゃあなんの話だ。」

隼「屋上で話すから来てくれ。」

「分かった。」

 

屋上到着

 

「で、なんの話だ?

原作についてか?」

隼「ああ、昨日はなんで原作に介入しようとしなかったんだ?」

「別にたいした理由じゃないさ。

ただ十香の時に介入しなくても俺の目的は達成できるからな。」

隼「お前の目的ってなんだ?」

「秘密だ。

それにお前も何か目的があるんじゃないのか。」

隼「!よくわかったな。

これでもうまく隠してるつもりなんだが。」

「なんとなくさ。

お前が目的を教えてくれるなら少しは考えてやる。」

隼「別にたいした目的じゃないさ。

ただ俺が知ってる中で1人完全に救われたと思えないやつがいたから俺が納得できるように救おうと思っただけさ。」

「お前、結構お人好しなんだな。」

隼「そんなことないさ。

ただ結構好きなキャラだったから救えば仲良くなれるからとかそんな思いもあるからな。」

「それでもお人好しだろ。」

隼「俺の目的を話したんだからお前も話せよ。」

「俺は別に話すなんていってないぞ。

少しは考えるといったんだ。」

隼「それは卑怯なんじゃないか。」

「なんでもいいのさ。

俺は俺のためにしか動かない。」

隼「それでも少しは教えてくれてもいいんじゃないか?」

「そうだな。

じゃあ、少しだけな。

俺の目的は好きになった奴を救うことだ。」

隼「お前も意外と優しいんだな。」

「それはないな、俺はただ好きな奴が救われないと気が済まないだけだ。」

隼「やっぱりやさしいじゃないか。」

「・・・もうこの話はおしまいにしよう。」

隼「はいはい。」

「そういえば、昨日はどうだった。

お前がかかわって原作になんか変化はあったか?」

隼「ストーリの面ではなかったな。

でも、イレギュラーな存在はいたぞ。」

「へー面白そうな話だな。」

隼「戦うつもりならやめといたほうがいいぞ。」

「なんでだ?

そんなに強いのか?」

隼「ああ、規格外に強かった。

近くで見たからよくわかる。

俺もデアラの世界では、結構強い特典もらったつもりなんだが勝てる気が全くしなかった。

それ霊力の量も相当だが、なんて言ったらいいのかわからんが底が見えない圧倒的な強さを別に持ってる気がした。」

「そんなにやばいなら戦うのはやめておこうかなでも一度見てみたいな。」

なんかもう少し力抑えといた方がいいかな。

後でもう一段階封印かけて闘級3千のメリオダスくらい落としておこう。

隼「見るなら原作に介入した方が機会があると思うぞ。」

「それもそうだな。

俺も早めに介入しようかな。」

隼「なら俺からも原作に介入しやすいようにしとくよ。」

「またなんでだ?」

隼「俺の目的達成させるためには、お前みたいな頼りになるやつがいた方がよさそうだしな。」

「まあ気が向いたら手を貸してやるよ。」

隼「それでもいいさ。

じゃあそろそろ戻るか。」

「そうだな。」


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