愛した人を求めて   作:白夜132

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第12話

士道side

十香の部屋のドアをノックしながら

士「おーい、十香。

頼むよ、話を聞いてくれ。」

ドンとすごい音がして

十「ふん、構うな、とっととあっちへ行ってしまえ。」

 

それから士道が買い物の帰りによしのんを見つけた。

 

士「よ、よしのん。」

少「は・・・。」

士道に気づいた少女は逃げ出した。

士「落ち着け、なにもしない。」

そして少女の手にパペットがついていないことに気づいた。

士「パペットはどうした?」

すると少女は士道の方に走ってきてしがみついた。

士「もしかしてあれを探してるのか?」

そして雨宿りできる場所に移動し。

士「なるほど、昨日ASTに攻撃された時になくしたのか。」

少女はうなずいて返した。

士「だそうだ、わかるか?」

インカム越しの琴里に聞いた。

琴「今、映像を解析させてるわ。

彼女の関心を士道だけに集中させたいから直接応戦は出せないけど。

捜索のサポートは最大限にするわ。」

士「よし、探しに行こうよしのん。」

四「わたしは、よしのん、じゃなくて、四糸乃、よしのんは、わたしの、友達。」

士「四糸乃?そっか。」

四糸乃が行こう動き出した。

士「ああ、ちょっと待て。

これ、もう濡れてるかもしれないけど無いよりましだろ。」

そういって傘を渡した。

士「ああ、俺は大丈夫だ。

いいから使えって。」

四「あ、りが、とう。」

 

フラクシナスside

琴「今回も十香の時と同じで静粛現界か。」

「そのようだな。」

琴「あら?私たちあなたに連絡した覚えないんだけど。」

「ああ、来てないな。」

琴「ならなんで精霊が現界したってわかったのよ。」

「天宮市全域の霊力を探知してたからな。」

琴「なんでそんなこと?」

「昨日士道が、あの精霊を見たことあるっていってたから。

また、静粛現界で気づかないうちに来るかもって思ったから全域に探知をかけ続けたら見逃すことはないだろ。」

琴「いや、そんなこと思いついても実行できることじゃないから。」

「俺にはできるんだよ。」

琴「もういいわ。

それより、四糸乃のパペット探してるから解析手伝いなさい。」

「はいはーい。

すこし席借りるぜ。」

琴「ええ、ご自由にどうぞ。」

「じゃあ遠慮なく。」

琴「さて士道たちはどうやら四糸乃がお腹すいてるみたいね。

一度休憩して食事でもしたら、なにか情報を聞き出すきっかけにもなるわ。」

士「でもこの辺の店はどこも臨時休業だろうし。

うちに来るか、四糸乃。」

そうして四糸乃を五河家に連れて行った。

「さて解析終わったぞ。」

琴「はや!」

「こんなもんだろ。」

恭「いえ、かなり早いかとうちの局員はまだ終わってませんし。」

「そんなもんか。」

恭「そんなもんです。」

琴「でどこにあるの?」

「折紙の家。」

琴「まためんどうなところに。」

「まあ、士道が行けば何とかなるだろ。」

琴「士道は別の意味で危険な気がするけど、まあ士道以外いけないからしょうがないわね。」

「まあ、伝えるのは四糸乃が飯食べた後でいいだろ。」

琴「それもそうね。」

 

それからは原作通りに進み無事よしのんを回収した。

そして現在、四糸乃はドーム状に渦巻いた吹雪の結界の中にいる。

 

「で俺はなにすればいいの?

あの結界を吹き飛ばすとか?」

琴「それだと中の四糸乃が危険でしょう。」

「大丈夫だ、結界だけ壊せる。」

琴「それでも、中の四糸乃を刺激して暴れられるかもしれないからだめ。」

「じゃあどうするんだ。」

士「俺が行く。」

「行くってあの中に?」

士「ああ。」

琴「あんた死にたいの?」

士「お前、俺が撃たれた時全然動揺しなかったってきいたぞ。」

琴「あの時とは状況が違うわ。

一発きりの弾丸じゃない散弾銃撃たれながら進むようなものよ。

しかも霊力を感知されたら凍らされるわ。

途中で傷を治すこともできないのよ。」

士「俺の回復能力ってのは精霊の力なのか?」

琴「士道止まりなさい止まっておにいちゃん。」

「なるほどなら俺が士道が凍らないようにすこし道を作ってやるさ。」

琴「どうやって?」

「簡単さ。」

白夜が空間転移で現場に移動すると

「こうやってさ。」

竜巻のような風を放ってドーム状の結界中まで貫通しないように少し穴をあけた。

「これで、散弾銃に一発撃たれる程度のはずだから大丈夫だろ。」

士「ありがとう。」

「おう、とっとと四糸乃救ってこい。」

士「おう。」

「じゃあ、俺は帰りますかね。」

空間転移でフラクシナスに帰ってきた。

琴「おにいちゃんを助けてくれてありがとう。」

「素に戻ってるぞ。」

琴「な、なんのことかしら。」

「誤魔化したな。」

琴「それよりも士道が四糸乃を封印したみたいよ。」

「そのようだな。

じゃあ、俺は家に帰るよ。」

 

それから数日

 

士「なんだこれ?」

琴「作るって言ってたでしょ。

精霊専用の特殊住宅。

今日から十香はうちをでてここに住んでもらうわ。

それともう一人。」

士「え?四糸乃。」

四「よろしくお願いします。」




ようやく四糸乃まで終わりました。
これからも頑張るのでできれば読んでください。

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