黄金週間はレールを渡って殺意の旅   乗り鉄探偵南 達仁短編俊作集パート2   作:新庄雄太郎

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L特急「あずさ1号」殺意の白馬

達仁と穂乃果と海未とことりは、新宿駅で特急を待っていた。

「達仁、白馬まではどうやっていくのですか?。」

「特急あずさに乘って行くんだよ。」

「あずさか、海未ちゃん、私たちは達仁と一緒に小海線に乗ったんだよ。」

「小海線か。」

「結構楽しかったよ。」

「そうなんだ。」

 L特急「あずさ」は、春・秋は行楽客が、夏には登山客が、冬にはスキー、スケート客がたくさん利用する観光特急です。

 朝7時0分、東京の新宿駅を出発した「あずさ1号」は、甲府盆地、松本盆地をぬけ、北アルプス白馬岳のふもと信州(長野県)の白馬駅へ向かいます、L特急あずさは、この梓川から名付けられました。

「ねぇねぇ、達仁は長野は行ったことあるの?。」

「あるよ、野沢温泉と軽井沢だけどね。」

「へぇー、いいな軽井沢か。」

「うん、空気もとってもおいしいんだよね。」

ガタン、ガタン、ガタン、プァーン

あずさ1号の車窓を楽しむ穂乃果とことり。

「ことりちゃん、スナック菓子食べる。」

「うん。」

「あっ、私も分けて。」

「いいよ。」

「ねぇ、穂乃果、達仁、白馬で何かイベントでもあるのる」

「塩の道祭りだって。」

「にこは、凛と花陽と奥野君で長野へ行くんだって、しなのとあさまに乗るんだって。」

「えっ、にこも。」

「にこ達は、上杉謙信と武田信玄の歴史を調べるんだって。」

「うーん、私も分けてもいい。」

「いいよ。」

 

白馬駅

「やっと来たぞ、白馬へ。」

「えーと、飯森神社と白馬グリーンスポーツ公園へ行くか。」

 

飯森神社

達仁と穂乃果とことりと海未は、神社でお参りした。

「写真撮るぞ。」パシャッと記念撮影。

 

白馬グリーンスポーツ公園

達仁達は、森林浴をしました、他にもクラフトづくりもしました。

 

塩の道祭

「たくさんの人たちが歩いてるね、みんな塩の道を歩いたんだよ。」

達仁達は、白馬を観光したので白馬姫川温泉で泊まった。

 

次の日、達仁達は青木湖へ

「達仁あれ、何かな。」

「あれっ、死体じゃない。」

「へ、何だって。」

「海未ちゃん、あたしたち事件に巻き込まれたんじゃない。」

しばらくして、警察が到着した。

「長野県警の竹村です。」

「同じく、林です。」

「竹村警部、死因は溺死ですか。」

「ええ、多分事故でしょう。」

「いいえ、事故ではありません。」

「本当か、事故ではなく殺人か。」

「はい。」

「竹村警部、身元が割れました、ニコニコ生命の保険調査員、住田良平さん28歳です。」

「保険調査員か、保険金詐欺を調査していたのか。」

「竹村警部、何かのメモがあるよ。」

「犯人は、大糸線で糸魚川へ。」

「そうか、犯人は大糸線に乗るってことか。」

「よしっ、すぐに新潟県警にも連絡だ。」

達仁は、竹村警部と林刑事と共に犯人を追った。

 

糸魚川駅

「イヒッ、これで大儲けだぜ。」

「そこまでだ、伊沢唯一。」

「誰だお前は。」

「南 達仁、探偵だ。」

「探偵だと。」

「そこまでだ、観念しろ。」

白馬の殺人事件の犯人の名前は伊沢唯一、交通事故による恐喝や保険金詐欺グループの一味だった

伊沢は、住田調査員を殺害し、詐欺一味と見つからないようにと殺害した。

 




「達仁君凄いは、保険金詐欺グループの一員が殺人事件の犯人を捕まえるなんて。」
「ホントですわ。」
「ねぇねぇ、達仁、竹村警部が知り合いだったのには、驚いたよ。」
「そりゃそうさ、俺は乗り鉄探偵だからな。」

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