黄金週間はレールを渡って殺意の旅   乗り鉄探偵南 達仁短編俊作集パート2   作:新庄雄太郎

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特急はまかぜ 倉吉殺人ルート

達仁は、1人で播但線経由のキハ181系特急はまかぜ乗って、倉吉へやって来た、穂乃果達は、ミューズの活動の為、達仁だけで倉吉へ、俺はある人に会った。

「あんたが、高校生探偵の達仁か。」

「そうだけど、あなたは、」

「俺は、名探偵の毛利小五郎っていうんだけど。」

「毛利探偵は、何の事件を追ってるのですか。」

「実は、目暮警部殿からある殺人事件の捜査を追ってるんだ。」

「どんな殺人事件。」

「3週間前だ、中光製薬東京本社で研究員2人と警備員1人を殺傷された、凶器は拳銃、弾丸と現場から落ちていた薬きょうからSWモデル59と判明したんだ。」

「負傷した研究員の話だと、コートとサングラスの男と言っていた。」

「なるほど、その男を追っているってことか、それで俺に協力してくれって呼んだのか。」

「そうだ。」

「よしっ、俺は乗り鉄探偵だ。」

「じゃ、倉吉見物をするか

 

倉吉淀屋

  旧牧田家住宅

 

 1760年 建築の現存する 最古の町屋 建物。 

 

 倉吉淀屋 の屋号をもつ 牧田家は、 倉吉を代表する商家です。

 

 中に 入ると 京都の 長屋という感じで

 

 表玄関から 裏の出口まで 繋がっていて

 

 趣きが あります。

 

 淀屋橋で有名な大阪の豪商「淀屋」と 密接な関係を持っていたと

 

 いわれています。

 

旧牧田家住宅(きゅうまきたけじゅうたく)は、鳥取県倉吉市、

 

 打吹玉川重伝地区にある 歴史的建造物

 

 歴史的経緯から、倉吉淀屋と言われているそうです。

「ほう、なるほど。」

「うん、勉強になるな。」

倉吉を回った後は、温泉で1泊した。

 

次の日、打吹山に登った。

「いいね、自然の旅も。」

「そうだな。」

「おいっ、人が死んでるぞ。」

「何っ。」

「おいっ、その人、東京の事件と関係あるのかな。」

数分後、倉吉署のパトカーが到着した。

「毛利さん、あなたが発見者でしたか。」

「知ってる人。」

「昔、合同捜査で組んだことがあるんだ。」

「そうか、毛利探偵は警視庁の刑事だったんだ。」

現場に来たのは、倉吉署の捜査主任の山根刑事と岡本刑事である。

まもなく、鳥取県警捜査一課も到着した。

「鳥取県警の佐川です。」

と、そこへ来たのは鳥取県警捜査一課の佐川警部である。

「警視庁で起きた、製薬会社殺傷事件を追ってるんだな。」

「被害者は、中山将司さん42歳です。」

「えーと、住所は東京都渋谷区ですな。」

「あっ、切符だ。」

「佐川警部、犯人は、列車で逃げるんじゃないかと、おそらく別の人じゃないのかな。」

「はっ、」

「えっ。」

「おっ。」

「じゃあ、犯人は。」

「恐らく、倉吉駅にいるかも。」

達仁と小五郎と佐川警部たちはパトカーで倉吉駅へ向かった。

 

倉吉駅

「ふん、これで倉吉とはおさらばだ。」

「そこまでだ、小早川薫。」

「やべっ、デカだ。」

「はっ、」

「もう逃げられないよ、完全に包囲されてるんだから。」

「誰だ、誰だお前は。」

「南 達仁、探偵だ。」

「た、たたた探偵。」

こうして、小早川薫は、鳥取県警に逮捕された、有名な名探偵と組むのは初めてだった

 


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