転生したら天災の弟でした。   作:しのののののののののののののの

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よろしくお願いしますm(_ _)m


オープニング

「せつくん!これが君の専用機だよ!束さんたち頑張ったんだからね!トンデモ性能さ!ブイブイ!」

両肩に、三角錐に近い形の突起が特徴的な全身装甲(フルフェイス)の機体。

これが、俺のIS。ダブルオーだ。

もちろん、どこかにあるだろう私設武装組織の機体を丸パクリしている。

なぜ、こんなことになったかというと、時を大きく遡る必要がある。

 

俺が、異変というか、明確な違和感を感じたのは、親が神社を営む傍らに開いてる剣道道場に、この道場史上最恐とも言える人が弟を連れてきた時だ。

「織村一夏」

この名前と、そして彼の容姿を見た時に全ての破片が重なった。

この世界は「インフィニットストラトス」の世界だと。

だがしかし、俺は篠ノ之 箒の双子の兄。そして、天災篠ノ之 束の弟。

篠ノ之 清栄(しののの せいえい)というキャラを俺は知らない。

だとしたら、俺は何者だ?このことが脳内に巡る。

だが、答えは出ない。そして、原作については黙ったまま、俺は人付き合いをしていた。人付き合いといっても所詮幼稚園児の付き合いだ。高々知れている。だが、篠ノ之 束は見逃さなかった。

彼女は本来、自分の気に入ってる人間以外には興味が全くない。だが、気に入ってる人間に対しては細かな変化も見逃さなかった。

 

「せーくん。いや、あえ清栄君と呼ぶね。君は一体何者なのかな?束さんでさえ、理解に苦しむ状況なんだよ?返答次第では…分かってるよね?」

俺は迷った。シラを切り通すか、ありのままに話すか。

悩んだ結果、話すことに決めた。

「たば姉…いや、ここは貴方にならって束さんと今は言うよ。

今から言う話は、おそらくにわかに信じがたいものだと思う。だから、こっちが話す内容について、疑問や疑念などが思い浮かぶと思う。だけど、一旦は最後まで聞いて欲しい。そして、これから話す内容に、俺は一切の嘘をつかないとだけ始めに言うよ。」

束さんはこれを了承。そして、話し始めた。前世の記憶があること。その前世における世界にこの世界における人達が登場人物として居る「インフィニットストラトス」という本があるということ。

何から何まで話した。

「ふぅむ…言ってることを事実と仮定したら君のせーくんが"居なくなった"のは理解できる。だが、天災束さんでも十を理解するには難しいなぁーでも、この機械も君は嘘をついていないと言ってるからなぁ…

ん?それより、何で君は怯えて居るの?嘘を言っちゃだめだよー?束さんお手製の嘘発見機の精度はすごいんだからー」

怯える?当たり前だ。この世界において、篠ノ之 束の反感を買う事は、死に直結する恐れがある。それより、嘘発見機何てあったんだ。よかった。誤魔化さなくて。

バカ正直に俺は話した。

原作において、篠ノ之 束はある種神に近い存在だと言うことを。

「ダハハハ!束さんが神様か!ふむ!なるほど!確かに束さんの頭脳は神にも喧嘩売れるほどだ!君が怯えるのも無理はない!うむ。苦しゅうないぞ。」

何と言うか、この人読めない…

「まあ、君の名前を教えてくれるかな?篠ノ之 清栄じゃない方ね。」

篠ノ之 清栄じゃない方…前世の名前か。えーと、あれ?前世の名前は何だっけ?

何だ、思い出せない。喉元まで出かかってる。出てきてるのに…!

「んー?どうしちゃったの?」

やばい、思い出せ…思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ

「大丈夫!?何か物凄く顔色悪いよ!?」

「ごめん…束さん、思い出せない…他のことは覚えてるのに、名前だけが…」

「その様子じゃ本当にそうみたいだね。それじゃ君をどう呼べばいいかな?個人的にせーくんは"そこそこ"気に入ってたからせーくんとは呼びたくないんだよなぁ…」

俺は、ふと、とある主人公を思い出した。

「刹那…刹那・F・セイエイってキャラが前世の作品の主人公で居たんだ。それがいい。何だか、この世界の主人公、一夏に喧嘩を売ってるみたいだけどな。」

「んじゃあせつくんって呼ぶね!

後、束さん、誰かの思い通りになるのってすごーく嫌なんだ。

だから"この世界"の主人公はいっくんじゃなくて、せつくんさ!

あくまでいっくんは…そーだなー主人公と一緒になって協力するけど、最後の最後で主人公にいろいろと活躍の場面を奪われる感じのそして、お前がナン…『ようはベジ○タ?』そうそう、ベ○ータ。てか、君の世界にもあるんだね、八百屋と農家と大型スーパーが争い、そしてそのまま戦いは神の次元まで行ってしまう謎アニメ。」

何それ超見たい。

まあ、誤解のないよう前世における物語の概要を喋ったら…

「何それ!超燃える!あーあー、束さんもせつくんの世界に生まれたら、きっと退屈しなかったんだろうなー。え?他にも色んなアニメや漫画があるって?よし!せつくん!君はこれから束さんに君の前世にある漫画やアニメの話をするのだ!」

あれ?いつからそんな話になったんだ?

 

とまあ、こんな感じから始まった束さんとの付き合い。

俺は束さんに前世の物語を話して、束さんは既定路線のようにISの作成し始めた。そして、「ここはあえて神様の思い通りになってやろうではないか」との感じで白騎士事件を起こした。

またも既定路線のように、重要人物保護プログラムが始動。

篠ノ之家は離れ離れになった。あ、ちなみに箒はやはり、一夏の事が好きになったようだ。

後、原作ほど箒と束の仲はこじれていない思う。

そこからかなりの年月がたって今に至る。

俺は、束にISのうんぬんかんぬんを教えてもらい、代わりに前世の物語を提供する。この関係が続いた。どうしても、保護プログラムの性質上、深く束と関わらないことが難点だ。ちなみに前世の話のいくつかはネット小説に投稿し書籍化までしている。

 

箒は、原作とも変わらず剣道をやっているようだ。

この前何処かの新聞で読んだ。

 

千冬さんは、世界最強と呼ばれる存在になっていた。けど、第2回モンドグロッソの決勝は棄権したし、原作通りだ。

 

そして、一夏はISを起動させた。

 

「世界一人目」が見つかった後、直ぐに誰かによって「世界二人目」が発表された。

 

その後すぐに俺は束さんに呼び出され、専用機を共同で作ることに。

何でも束さんは政府を脅して、バックとかそういうのについてくれたそうだ。

「いっくんの専用機は適当に弄っといたし、箒ちゃんは束さんの愛の籠もった『紅桜』を。そして、せつくんのは前の2つを超越したトンデモISを作るのだー!!」

そして、どんな機体がいいかなと話し合った結果、肩にISコアを2つつけたダブルオーとなり、始めに戻る、、、

 

いろいろと詰め込みすぎて、明日IS学園の始業式ということに気づいたのは夜寝る前だった。

「ヤッベ、予習やってねぇ。」

 




どうしても、本編から始めたかったので、適当な感じになりました。
駄文にお付き合いいただきありがとうございますm(_ _)m

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