ついでにメルトリリス欲しさに三万円で課金して回したけど、相変わらず☆4鯖すらでないか………バイト代が………
正月の確定ガチャ以外で☆5出したこと無いけど何でだろ。マジ腹立つんですけど。1%とかあるけど嘘だよあれ。絶対1厘の間違いだよ。死ね。
一年半くらいやって最初に手に入ったエミヤがずっと主力で頑張ってるレベルだけど、六章入って手持ち息してないよ。フレンドしか火力出てないよ☆5欲しいよイベント間に合わないよぉぉぉぉぉぉ!!!!
と言うかカルナの宝具弱くない?
私は山岳地帯から出るためにある程度の速度で崖から降りていた。
ある程度の速度、と言っても常人では決して出せない速度で降っているのだけど。
モモを見つけて安心したからと言うのもあるが、先生の所には強敵がいるのだ。逃げられる、もしくは戦闘するために万全な状態で到着したい。
最悪先生が負けて出口が抑えられたら、と言った事態は避けたいのだ。先生が劣勢の場合は手助けをしないといけない。
その時のために私は体力を温存させた上で、今出せる速度を駆けていた。
山岳地帯を抜け、セントラル広場に向かって駆ける。
そして私が土砂ゾーンと水難ゾーンの横を走っている時だ。土砂ゾーンを覆う壁側から冷気を感知したのだ。
私はその異常に対して反応できるよう立ち止まり、壁の中に向けて感知の領域を広げる。
敵か、味方か。
発生源である一人の気配を感じ取り、私は警戒を少し下げた。
これは…………知っている気配ーーーーーー轟君だ。
冷気が肌で感じ取れるほどに強まっていき、壁が氷で覆われていく。
そして壁の上から轟君が顔を出して周りを見回し、そこで私に気付いたようだ。
「ん?邦枝じゃねーか」
「やあ轟君。相変わらず規格外の個性だね」
彼は壁から私のいる近くの地面まで氷の滑り台を造ると、その台を器用に滑って私の前に着地した。
氷の個性………シンプルだけど範囲攻撃、拘束力だけでなく、こう言った臨機応変な対応もできるのか…………使い勝手が良いと言うか、個性の扱い方が上手いのもあるのだろう。
彼は私の方へ振り向くと、何事も無かったかのように私に話しかけてきた。
「邦枝もヴィラン達を倒して先生達の所に集まろうとしてたのか?」
「まあそんなところかな。そう言う轟君も無事なようだね」
「ああ………少し尋問をしててな。大分遅くなっちまったが、代わりに情報も取れた」
しれっと何か爆弾落としたよこの人。
大分遅くなったって………私はかなり早めに倒したからいいけど、3人がかりでさっき鎮圧できたモモ達が聞いたらショックだろう。
そしてショックで意気消沈しているモモと、一応響香を慰めるのだ。完璧だ。
上鳴君?知らない。うぇいうぇいしてれば良いと思うよ。
「というか尋問って………なかなか物騒だね。良い情報でも手に入った?」
「ああ。オールマイトを殺すための実行犯がわかった」
「……………」
やっぱり彼等はオールマイトを本気で殺せると思っているのか。
雄英に侵入を気付かせない程緻密に計画を立ててきた相手だ。相当ヤバイ個性を持っているのかもしれない。
相澤先生達の所に行くのは下策か?
だけど出入口を塞がれたら救助すら呼べないし、私達が一人ずつなぶり殺される可能性の方が高い。なら勝機が薄くても先生のところへ………
その時だった。
セントラル広場方向から爆発音と衝撃波が、かなり遠くにいる私達にまで伝わってきた。
そちらを見れば、本当に爆発が起こったように土煙がモクモクと天井に向かって延びていた。
「ッ!……不味いかも轟君」
「あの爆発は先生達の個性じゃ出せない………つまり相手側の攻撃ってことか」
「そう言うこと。急ごう」
先生達が戦闘しているだろう場所へと向かうために私達は行動に移した。
私は縮地で。轟君は床に氷を貼りその上を滑って、先程の爆発地点へと急ぐ。
そして、遠目からだが煙が晴れて、その起こっている全容が見て取れた。
爆発地点。そこには、あのオールマイトが一人の敵へとジャーマンスープレックスの技を掛けていた所だった。
来ていたのオールマイト………と言うか、えっ?あの人プロレス技であの爆発起こしたの?オーバーキルにも程があるわ。
と、そこで私は気付いた。
技をかけられた敵の上半身が地面に突き刺さっていると思ったら、その上半身がオールマイトの背にある地面から飛び出ているのだ。
しかもオールマイトの身体をガッチリ掴んで捕まえている。
オールマイトも何とか抜け出そうとしているけど、どうやら相手にかなり力があるようで、暴れても抜け出せてない。
「超ピンチじゃん」
「少し離れろ邦枝」
そこでふと冷気を隣から感じ、轟君の指示を聞いて離れる。
轟君は氷を地面に伝わらせてオールマイトの方へとその冷気を迸らせていく。そのまま敵まで届くと、オールマイトに被害が受けない程度まで凍らせた。
その現象と同時に爆発音が辺りに響いた。
そちらにちらりと目を向ければ、爆豪君と緑谷君、さらにはあの黒いモヤのヴィランがいた。どうやら爆豪君が黒いモヤを捕まえたらしい。
ならば私も、と思い、もう一人の身体のいたる所に手をくっ付けているいる、このヴィラン達の主犯らしき人物に目を向けた。
その人物ーーーーーー手のヴィランは、彼の死角から襲い掛かってきた切島君の攻撃を避けている所だった。
私は縮地を使って体制が少し崩れている手のヴィランの真横に移動する。
私が技を決める前に気付かれたがもう遅い。
「ッ!!」
「壱式!」
神速の抜刀で抜いた木刀を手のヴィランに一閃する。
「がフッ!!」
「死柄木弔!」
私が放った心月流抜刀術 壱式 破岩菊一文字を受けた手のヴィラン(黒いモヤが叫んで聞こえた名前が死柄木弔)は、水難ゾーンまで吹き飛び着水した。
「だぁーー!良いとこねぇ!」
隣で切島君が悔しがっているが、私としてはナイスアシストだ。彼のお陰で上手く技を当てられた。
殺しては不味いと手加減したけど、それでもあの一撃を受けたのだ。死柄木弔と言う男はもう動けないだろう。
「すまない皆!」
どうやらオールマイトも無事ヴィランの拘束から脱出したらしい。先程まで拘束していたヴィランを警戒しながら私達に御礼を述べる。
オールマイトが警戒しているヴィランを見れば、そいつ凍っていながら地面から這い出てくる。と言うか黒いモヤから出てきた。
なるほど。あの黒いモヤを通って地面からとび出していたのか。
そのヴィランは肌色が真っ黒の巨体に………頭から脳が露出していた。異形型なのか………
そのヴィランは驚くべき行動に出た。凍っている半身が割れて崩れているのも気にせず、戦闘をまだ止めようとしないのだ。
「身体が割れているのに………動いてる……!?」
「下がれ!なんだ?ショック吸収の個性じゃないのか!?」
オールマイトが驚きながら警戒するのも無理はないだろう。そのヴィランは割れた半身がどんどん再生しているのだから。
異形型の個性。オールマイトを抑えるほどの『力』と『ショック吸収』と『再生』を併せ持つ身体を作る個性なのだろうか。それにしては何をベースにした個性なのか検討もつかない。
それに………再生してから微動だにしないのだ。
再生で動けない、と言うには些か違和感がある。
私が最大限の集中を持ってその男を警戒していると、そこで爆豪君に抑えられていた黒いモヤが声を上げたのだ。
「脳無!私を助けなさい!」
その一言で脳無と呼ばれた異形は動いた。
そこはある種の人間の到達点だ。
何しろ、私が十余年を個性でもって鍛え上げ、感知で底上げした『目』でようやく理解できるのだから。
『色彩を無くし、世界が止まって見える』とはいかないが、それに似た体感を私は少しの間感じ取れる。
だからこそ凝縮された時間の中を、脳無と呼ばれた男とオールマイトの動きを正確に見て取れた。
脳無が圧倒的スピードで爆豪君に迫り、オールマイトが更にその脳無より速く爆豪君を黒いモヤの上から退かしたのだ。
だが、退かして体制の崩れたオールマイトに脳無が近付き、オールマイトが殴り飛ばされてしまった。
オールマイトは何とかガードできたけど、十数メートルは吹き飛んでしまう。
そこで限りなく停止に近い世界に色が戻る。
遅れて爆音と衝撃波による爆風が私達に届いた。
「かっちゃん!!!………って避けたの!?」
「ちげーよ。黙れカス………」
緑谷君が的外れな事を言って爆豪君に罵られてしまっているが、その勘違いは仕方ない事だろう。
なにせ、あの速度は人間を辞めてるとしか思えないほどに、普通の人では視認できない速度なのだから。
端から見たら、爆豪君が瞬間移動したように見えるだろう。
他の二人も、あまりの出来事に絶句して固まっていた。
そして同時にだ。私は二人の戦いに手を出すことを諦めたのは。
目では追える。だけど………身体があの二人に追い付けない。迎撃なら間に合うだろうけど、あの戦いに割り込むのは不可能に近い。
だからこそ二人の一挙一動に警戒している時。
その時だった。
私達が二人に注意が向いてしまっていると、脱出に成功した黒いモヤがモヤーーーーーーつまりワープゲートを広げたのだ。
私がゲートの出現を防げなかったことに心の中で舌打ちしていると、そこから出てきたのは、先程私が吹き飛ばした死柄木弔だった。
何故戦闘不能の彼をここに?と思ったが、私にとって驚くべき事が起こった。
彼がその足で、地面に立ったのだ。
FGOのせいで書く方に時間が取れないですがご了承下さい。
すべてはガチャと、キャラを選ぶ難易度が悪いのです。
単体宝具なんて持ってねーよバーカ!!