ソードアート・オンライン ~時を越えた青薔薇の剣士~ 作:クロス・アラベル
新年早々、様々なソシャゲで大爆死をしております(主にFGOとウマ娘)、
クロス・アラベルにございます。
今年も何卒、『ソードアート・オンライン ~時を超えた青薔薇の剣士~』をどうぞよろしくお願い致します…
さて、今年は寅年という事で、ロニエさんにはトラのパジャマを着てもらっています。
ロニエさん、一言どうぞ。
「が、がお〜………」ฅ(⸝⸝° 口 °⸝⸝ฅ)
「……」←それを特等席で見るキリト氏(15歳)
「……これ要りますかね…?(小声)」(⸝⸝´ฅωฅ`⸝⸝)
「要ります(即答)」(´ii`)
要ります(即答) (´ii`)
「……うぅ…//////」
今回は、幕間となっております。すごい短いです。
では、どうぞ〜
○
私は、あなたを_____ずっと愛しています。
そう言って、光に包まれた。
それを、覚えている。
これであの人とはお別れ。
1年半という短い間だったけど、私は凄く幸せだった。
少しの間だけれど、先輩と……両想いになれた。
多分、先輩は怒るだろうけれど………泣いてしまうかもしれないけれど。
ごめんなさい、先輩。
ユイと、ストレアをお願いします。
◊
ふと、真っ暗な世界の中で、微かな光を見た。
まぶたを開けると、そこは真っ暗な闇。
何も見えない______その時、何かが私の目の前を通り過ぎて行った。
「……?」
目の前を通り過ぎていった何かは、私の下から私の頭上_____いや、頭上ではなくそれよりもっと上へと飛んで行った。
一瞬の事で、それが何なのかは分からなかった。
また、何かが下から上へと上がっていく。
今度こそと、目を凝らす。
「_____人?」
それは、人だった。
私と同じ、鎧などを着た人達。
多分あれは______アインクラッドに今まで閉じ込められてきた人達だ。多分、みんなが向かっていけであろう場所は、故郷たるリアルワールド____現実世界。
私に戻る場所は無いから、私はどこにも行かないだろうけれど。
何人もの人々が上へ____光ある世界へと戻っていく中。
何人かは、上に昇っていく途中で、ピタリと止まった。
「____えっ?」
その人たちは、それ以上上へと行こうとはしなかった。
いや、違う。
あれは行こうとしていないのではなく_____
止まった人達は何かに足を引っ張られるかのように、下へと落ちていく。
引っ張られるように、というのは間違いかもしれない。
そのままの意味で、引っ張られていっている。黒い何かに掴まれて。
「_____どうして」
もう彼らを縛るものはないはず。
この世界を作った茅場さんも、全プレイヤー達が解放されると、そう言ってたのに。
多分、あの人は嘘はつかない。
じゃあ……あれは一体、何なのか。
その時、私の下から見知った人が昇ってきていた。
アスナさんだ。
彼女もまた、アインクラッドから解放されようとしている。
今気付いたけれど、私も少しづつ上へと昇り始めていた。
アスナさんは私よりも早い速度で上へと昇っていく。私を通り越して、光の元へ_____たどり着く直前。
彼女の足に、黒い何かが纏わりついた。
何故か、他の人よりも酷い拘束具合。
『絶対に離さない』そんな意志を感じた。
アスナさんが、それに引っ張られて、下へと堕ちていく。
それが、何を意味するかは私には完全に理解はできない。
けれど_____直感で理解した。
アレは、アスナさんをまた別の世界に縛りつけようとしている、と。
「______アスナさん!!」
下へと完全に引きずり込まれる前に、私は彼女の手を掴み、引き上げようと試みるも、その謎の力は私よりももっと強く、掴んだ私ごと下へと引きずり込もうとしてくる。
ああ、もう助けられない。
なら_________私が、アスナさんを護ってみせる。
私は、アスナさんを抱きしめて、暗闇へと引きずり込まれて行った。
次回は、キャラクター説明と、ちょっとした設定になると思います。