でも時間がなくて一字も書くことができませんでした(-∫-;;;;;;)スマヌ
その結果水曜の一時間という制限時間のなかで書くことに……(自業自得)
そうして書き上げたのが↓です
どう感じるかはあなたの考え方次第!!
「ふっふふぁい!!」
今はちょうど2月14日の夜、自宅のリビングである。香里から貰ったクッキーを食べているところだ。
クッキーの甘さが口の中に拡散していく。しっとりとしていて、でもさくさくとした歯触り。上にかかったチョコがさらに味を引き立てる。
毎日食べたいくらいの美味しさだ。
これはホワイトデー、めっちゃプレッシャーかかるな。
なんとか苺のクッキー作ることができた。
香里と春歌に渡したがどうだったんだろうな。
「香里〜、明日遊べる?」
「あ、なんもないと思うよ〜」
「じゃあ1時半児童センター集合で!」
「は〜い」
また遊ぶことになった。桜が満開になり、児童センターに植えられている桜もきれいだろう。
土曜日。
思った通りゆうゆうの桜も満開だった。
「わぁ〜桜きれいだね〜」
香里が声をあげる。今日は香里と康多だけだ。
「ベランダ出ようぜ〜」
康多がそう言って外に出る。僕と香里もついていく。
「はぁ……。春だねぇ」
「どこの老人だよ」
思わずこぼれた独り言に康多がいいつっこみをする。でも、そう呟いてしまうほどいい気候なのだ。
そうやって毎週毎週遊んでいるうちに康多と香里はほぼなんでも話せる相手になっていた。
康多や香里にとって僕はどうなんだろう……。きっと、まだまだなんだろうな。
でも、なんでも話せる相手ということは相手がどう思っていようと親友だ。
僕はそう思ってる。
「次、香里の番だぞ〜」
「はいはい」
康多が急かす。
ここは歩道の真ん中、自転車が三台横並びしている。本当はダメなのだろうが人も通らないし、なにより話しやすい。
香里の好きなタイプを聞くのにはうってつけだ。
「えっとね……まず。」
香里が話し始める。
「まぁ、けじめがつく人でしょ。で、猫が好き。背が高い。頭いい。真面目。……そんくらいかな」
僕は香里の話を静かに聞く。片想いの相手が好きなタイプを言っているんだから聞かなきゃいけないだろう。
「なるほど、広樹頑張れよ!!まずは牛乳を飲むんだ!!それ以外はクリアしてるから」
「いや、他にも色々クリアしてないと思うけど……」
「まあ、それはいいとして最後は広樹だぞ。広樹のことだからハードル高そうだけどな」
いや、そんなにハードル高いかな……。
少なくともこの条件をクリアしている人が隣にいるのだが。
「へいへい。まずは香里と同じでけじめがつく、それから頭と運動神経は平均よりいい方がいいな。あと、しっかりしてる人。んで性格は明るくて天然。そのくらいだよ。自分的に真面目と天然な性格ってのが重要かな」
まあ簡単に言うと香里の性格ということだ。でもそんなこと本人の前で──
「ほう。まぁ簡単に言うと香里ということだな」
──言うんじゃないよ!!康多!
僕はあわてて康多の耳を引っ張って耳打ちする。
「それはトップシークレットだ。それを言うことは普通だめって分かるだろ」
康多も耳打ちする。
「いや、簡単に言うとそういうことだろ?」
「いやまあ……そうなんだけど」
「ならいいじゃん」
耳打ちしあっている姿に香里があきれたような声を出す。
「何の話してるか知らないけどさもうすぐ5時になっちゃうよ?」
話の内容は推測できるような気がするが、あえてつっこむことではないからだろう、香里はそう言って自転車にまたがった。
「あ、帰らなきゃ」
「俺も帰るわ。じゃ、またな」
「また学校で!!」
僕らは慌てて家路に着く。
ふぅ……。
書き上げたぁ。
実はこれまで親友と呼べる親友がいなかったんですよ。
それがこんなことになるなど4ヶ月前にはまったく思っていなかったですよ。
まさか告白した相手が親友と呼べる親友になるとは……。
人生、これだから面白いんですよ。
この間中学校でも先生から「なんでも話せる相手を作っときなさい」と言われて互いに指を指しあいましたもんw
多分次は一気に飛んで中学校の入学式です。
運命のクラス替えは果たしてどうなったのか……!?