初恋は叶わない   作:音槌和史

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 祝!!「初恋は叶わない」30話アーンド2000UA6000PV!!!!!!
 ちょっ、祝って祝って(笑)
 いやぁ、おかげさまで30話そしてアクセス数がすごいです。僕が投稿している小説の中で一番長い作品ですからね〜……。なんか8月までに終わらせる予定だったけど終わらせたくなくなってきた……。できれば皆から惜しまれつつ無事ハッピーエンド♪みたいになってほしいんだけど、知名度0だからな〜……。この作品だけはたくさんの人に読んでいただきたい。文章力も低ければ執筆歴もまだ二年に満たないこの初心者の作品だけど、一番心を込めて書いた作品だから……。批判も評価も糧にしていきたい。
 皆さん、これからもどうぞよろしくおねがいします(*ーー)(*_ _)ペコリ


part5 祝!?あれから一周年……

 半年ぶりにいつメンが集合した11月からもう2ヶ月……。今は1月だ。そう、あの告白からもう1年が経ったのだ……。

 僕の気持ちを理解してくれない冷やかし好きな友人たちは「あれ?もう1年じゃない?告れよ〜」などと言ってくる。しかし康多は違う。康多にも恋愛経験があるからだ。あれ、「も」……?じゃあ僕は恋愛経験があるのか……。というか恋愛経験ってどっからどこまでがそれなんだ。いかん頭がぐしゃぐしゃになる。

 今年の1月23日は火曜日だ。閏年ではなかったので去年より一日遅いだけ。まったくどうしたものか……。

「んで、来週の火曜日だっけか?」

 中学生になってから毎日のように放課後喋っている家の近くの倉庫で康多が聞いてくる。他の人なら「何が?」ととぼけるが康多にはすべてを話せる。

「あぁ……そうだよ」

「とりあえず動くつもりはない、と?」

「うん、まあそんな感じだね。僕が動くときはもうどうしようもなくなったときだね……」

 そう、僕は基本意気地なしなので、そう何度も何度も告白しようと思わない。というか一度でも告白するつもりなどなかった。でも1年前のちょうど今日1月19日……。想いが抑えきれず、康多と奈緒に言ってしまったのだ。「来週の月曜……」に告白する、と。あの時のように香里のことを──どう表現したらいいのだろうか……。今が甘酸っぱ苦い状態だとすると、あの時はもう味覚を感じない状態。息が思うようにできなくて、香里が視界に入ってくると苦しくなる、そんな状態。

 あの感覚がまた蘇るのはそう先の話ではない、そんな予感がするのだ……。

「んで、康多は椰子乃とのリア充ライフをエンジョイしてるかい?」

「ぶっ飛ばすぞ」

 話を変えようとしたら笑いながら睨まれた。

「んで、どうなの?」

 僕はスルーしてもう一度聞く。

「んまぁ、イチャイチャしてますよぉ、はい──ってなわけやろ!!」

 うん、でしょうね。康多がイチャイチャしてるイメージが沸かないわ。むしろ二人で騒いでるバカップルのイメージしか……ゴホンゴホン。

「そうかぁ、もっとイチャイチャしてたらおもしろかったのに」

 残念そうにそう言うと今度は真顔で睨まれた。ごめんなさい。

 うぉっと、5時の音楽が流れ始めた。1月だからねー。日が暮れるのが早いよ。

「そんじゃそろそろ帰りますか」

「ああ、そうだな、じゃ」

「じゃーね〜」

 遠ざかっていく康多の自転車を見送ってから僕も家へ帰る。

 

 週は明けて1月23日。

「広樹おめでとー!!」

「おめでと、おめでとー」

 いや……まじそういうのやめてください。マジ卍。──とかちょっと流行りに乗ってみる。乗るしかない!このビックウェーブに!!

 ゴホンゴホン。とりあえずうるさいやつらはスルーするか。うぅっ、我ながら寒いギャグを言ったもんだ。

 とりあえず別のクラスだから鉢合わせする可能性は低いが、鉢合わせしないようにせねば。コソコソ……コソコソ……。

「いや、お前ただの怪しい奴だから」

 あ、いやまあそりゃそうだろうね……。まあ鉢合わせしても反応しなけりゃいいだけさ。そう割り切って普通に行動する。

 その日は結局鉢合わせすることも見かけることもなかった。小説とかドラマならそこで何か起こるだろ!!と思ったが後から聞いた話だと今日は香里休みだったとか。あいつにしては珍しい……。

 放課後またまた康多と喋る。

「香里休みだったらしいね〜」

「あ、どうりで見なかったわけだ。漫画とかならここで鉢合わせして──みたいなのがあるはずだが、残念だったな」

 康多も同じこと考えてた。思わずクスリと笑ってしまう。

「うん?どうしたんだ、頭狂ったか?」

「いや、頭狂ってるのは元々──って誰がやねん!!」

 まったく、つい乗ってしまった……。

「いやさ、ロマンチック的な展開を求めてるのがおもしろくて」

「逆に高城はそういうの求めないのか?」

「いや二人とも求めてるのがおもしろかっただけ」

「なるほどな。確かに」

 この日も5時の音楽で帰る。ンジャメナ。

 

 さて……。一年が経ったわけだが、2年になって同じクラスになれるかが肝だな。そこら辺次第で結構変わるはず……。




 あ、やべえ7月くらいには話の内容がカクヨムの「初恋は叶わない2」https://kakuyomu.jp/works/1177354054884572277に追いついちゃう……。まあ、でも追い越しちゃっていいよね。ってか夏休み入ったらそもそも描写多めで書く予定だから、そんなすぐには追いつかないやろ……。
 というわけで明日投稿のhttps://kakuyomu.jp/works/1177354054884572277もお楽しみに☆

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