1700突破!!!!!!!!!!!!
あと300で2000!?
そして合計文字数も今回で30000を突破します!!
皆さん、いつも本当に……本当にありがとうございます(*ーー)(*_ _)ペコリ
「はぁぁぁ〜……」
暗闇の中僕はためいきをこぼす。
「潔く諦めたいのになぁ……」
そのつぶやきを聞くものは誰一人としていない。
香里のことを好きになってからもうすぐ一年が経とうとしている。
僕の恋に終点はあるのだろうか──ふと、そんなことも考えてしまう。
いや、もしかすると僕の恋は一生叶わないのかもしれない。
そう考えると目のふちに涙がたまる。
◆
今、考えると修学旅行の班決めの時から香里のことを好きになっていたのかもしれない。
でも、あの時は告白しようとまで思わなかった。
香里への想いが強くなったのは、修学旅行の頃なのだろうか……。
香里のことを好きになってしまった、そして、人生初の告白までした事実、それは変わらない。
それをいかに未来につなげるか、それが大事なのだ、と頭では理解している。
できることなら今すぐにでも諦めたい。でもそれができないから……。
◆
ツーポタッ。
僕の頬を暖かいものが流れ落ちていく。
なぜ僕は告白をしたのだろうか。
その決断は間違ってはいなかったのだろうか。
僕の心に後悔がうずまく。
叶うはずがない、そう分かっていたはずなのに……。
一度流れ落ちた涙が止まらない。
「くそっ……」
なぜだか無性に悲しくなる。
「今、死ねたら……」
どれだけ楽になれることか、そう思ったが──
気がつくと朝になっていた。
◆
「おはよ……」
「おぉ、高城おはよ」
康多がいつも通りの笑顔であいさつを返してくる。
今日もなんら変わりのない一日が始まる──はずだった。
「広樹、聞いた?」
マッスーが話しかけてくる。
「え?何を?」
「香里が僕に告白してた、って話」
はい、聞いてました。とは言えない。
「そうなの!?うわぁ、いい話聞いちゃった。で、どう返事したの?」
「ふったよ」
「ぬわぁ!?な、な、なんで?」
全て知っているのだが、もう一度言ってもらうとするか。
「なんか康多が磯田さんと付き合ってるじゃん?それで僕に方向転換したとかどうとか」
「ふぅ〜ん」
「まあ、そんなことはどうでもよくて、帰りに広樹らしき人影が見えたから隠れて聞いてたのかな、とか思って」
「ないない。そもそもマッスーと金曜日話してないじゃん」
「確かに。放課後は広樹僕らよりあとに帰ってたっぽいしね」
「うん」
僕の演技はそこそこうまい?と思ったが……
「いや、ちょっと訂正。金曜日の放課後は僕の姿を見てから後で帰ったもんね」
「え?」
「いやぁ、体育館の壁に銀色の太いパイプがあるじゃん?」
「あ、ああ」
「で、そこに広樹のきのこ頭が見えた、ってわけ」
「きのこ頭、言うなし」
よく言われるけど、前の康多の方がきのこには近かったような……。
と思ったが言わないでおいた。
えっと、いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。
おかげさまで、アクセス数が1,776になり、2000の大台までのこり300を切りました。
最近は、たまにコメントが来るようになり、嬉しく思っております。
しかし、この音槌政旨という人物は周りの応援がないとやる気をださないようであります。
よかったら、これからもこの怠け者に応援、よろしくお願いします。