群狼戦記〜ブリッツ・フリート〜   作:ヨシフ書記長

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ワンピースを書いてるヨシフです!
幼女戦記にハマったので書いてみました
駄作ですがどうぞ
時系列ではターニャがノルデンに現れたところ


協商連合(オースフィヨルド上陸戦)
スカゲラク海峡(プロローグ)


1923年ー6月

北方ノルデン

ースカゲラク海峡ー

 

どんよりとした天気の中

海峡を進む輸送船団の姿があった

 

「帝国の連中共め!俺達が着いたら、蹴散らしてやる!」

 

軍の広報を読みながら、協商連合の兵士は声を張り上げた

すると、周りの兵士達も口々に帝国への言葉を叫んだ

 

「そうだ!そうだ!祖国を踏みにじる帝国に死を!」

 

「帝国の首都に俺らの旗を掲げてやる!」

 

「戦争はすぐに終わるさ、俺達の勝利でな!」

 

協商連合の兵士達は騒ぎながら

士気を高めていた

 

「…………」

 

その様子を見ながら、タイソン少佐は騒ぐ兵士達を見ながら

壁に腰かけて煙草を吸っていた

吸う度に短くなる煙草を咥えながら

舌打ちにしながら、兵士達を心の中で嘲笑った

 

「チッ!(何が"俺達は勝てる!"、"戦争はすぐに終わる"だ!クソが!政治屋共の戯言に騙されやがって!そんなに練度もないお前らを戦地に向かわせるって事は、うちの国が帝国に惨敗して兵士が足りないからに決まってるだろうが!クソが!)」

 

タイソン少佐は咥えていた煙草を捨てようと海の方を見た。すると遠い島の影に何かがいた気がした

 

「あん?何だあれ?」

 

タイソンは目を細めながら、島影を見ていると…

突然!島影から発砲煙が見え、輸送船団に砲弾が降り注いだ!

 

「うおおおおお!?」

 

輸送船の近くに着弾したせいで、船体が大きく揺れタイソンは転んでしまった

 

「いてててて…糞が!何が起きた!」

 

タイソンは手すりを支えに立ち上がると海の方を見た!

そこには、1隻の軍艦がこちらへ向かってきていた

 

「あれは!帝国の巡洋戦艦じゃねぇか!不味い!沈められるぞ!!艦長の所に行かねぇと!」

 

慌ててタイソンは操舵室に向かって走り出した!

タイソンが操舵室に着くと、輸送船の船員達が慌ただしく動いていた

 

「おい!艦長!あの船からどうにかして逃げきれねぇのか?

このままだと沈められちまうぞ!」

 

「こんな遅い輸送船では無理だ!逃げきれん!…そうだ!

おい!通信手!」

「ハッ!何でありますか?」

「他の船にも伝えろ!煙幕を張って逃げるぞ!」

 

「ハッ!了解しました!」

 

艦長の命令を通信手が他の船に伝えようとしたその時!

爆発音がすると左側を航行していた味方の船が、轟音を立てて沈没していった!!

 

それを見たタイソンは叫んだ

 

「畜生!味方の船が!砲撃音もしなかったのに!!」

 

「艦長!先ほど、沈んだ近くの船から通信です!どうやら、先程の味方の船が沈んだのは雷撃を受けたようです!」

 

「何だと!もしかすると、潜水艦までもいるというのか!」

 

「…!!!敵の巡洋戦艦より、通信です!」

 

「…!!何だと!なんと言ってきている?」

 

「停船セヨ…!サモナクバ沈メル…だそうです!」

 

「…!!!!くそぉ!」

 

タイソンと艦長は敵の通信に憎々しげに顔を顰めた。

 

「この船で逃げようにも逃げきれんし…このままだと八方塞がりだ…。仕方ない…相手に信号を送るのだ…降伏する…。」

 

「了解致しましたッッ…!」

 

こうして…協商連合軍の輸送船団は戦地につく前に拿捕され兵士の輸送任務は失敗した。

 

「くそぉ…屈辱だ!」

 

タイソンはほかの兵士達とともに救命ボートに乗りながら先程まで自分たちが乗っていた船を睨んだ

 

すると、付近の海域から1隻の潜水艦が浮上してきたのを見ると、タイソンは叫んだ

 

「畜生!あんな近くに潜んでやがったのか!U・ボートめ!」

 

輸送船の近くに、潜水艦が寄ると艦橋のハッチが開き、中から兵士達が出てきて備え付けてある88mm砲を輸送船に向け始めた

 

さらにハッチからある人物が現れた

 

それは……!

 

「なんだ……?ありゃ…?子供?」

 

 

タイソンは目を白黒させた。

なんとハッチから出てきたのは小学生くらい子供だった。

頭には制帽を被り、目には黒い眼帯、首に赤いスカーフを巻き、青色の軍服に身を包んだ男の子だった

 

すると、その子供は叫んだ

 

「敵の輸送船を砲撃し、処分せよ!」

 

「ヤー!了解!」

 

「よーい…!てっ!」

 

子供の号令とともに88mm砲が火を噴き、輸送船の喫水線に当たった…!

 

すると、着弾した所から水が流れ込み始め大きく傾き出した!

 

「良し!もう一発撃て!」

 

また砲が火を噴き、砲弾が当たったところが爆発した

 

「良し!諸君!潜行するぞ!艦内に戻れ!」

 

子供はそう言うと、ハッチの中に入っていった。

甲板にいた兵士達も走って艦内に入っていくと、ハッチを閉め、ゆっくりと潜航していった

 

「帝国は…あんな子供にも戦わせているのか…!」

 

タイソンは先程見た事に動揺を隠せなかった

 

しかし、タイソンは知らなかった

 

あの子供が共和国又は連合王国の震撼させる

人物になろうとは…

 

 

 

 




何となくなのでつづくかは不明です
感想をお待ちしております

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