無個性より苦労してます。   作:ソウルゲイン

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前回の戦闘訓練の続きです。


第10話

『ヒーローチーム:轟! 敵チームに確保されリタイヤ!』

 

「轟やられちまったぜ!?」

「あいつ凍った足、無理やり引っペがしたぞ!」

「痛そう!!」

「あんなこと真顔で出来るのか!?」

「痛くないのかしら? 造理ちゃん」

「ていうか、轟のほうが痛そうだったぞ!」

「あれ生きてるのか?」

 

 場所はモニタールーム。

 戦闘が開始した直後、クラス一同は轟のビルの凍結に驚いていたが、その後の錬の行動に全員が驚きを見せている。

 見ているだけで痛む光景に顔を歪める者までいる。

 ――そしてオールマイトは

 

「(わざと無抵抗を装い、相手の油断を誘うとは。・・・・実戦経験のない轟少年では、あのような行動を予測することはできないだろう)」

 

 錬の驚きの行動を頭の中で分析、審査をしていた。

 

「(あまり褒められた行いとは言えないが、あのような行いは相当な度胸と覚悟が無ければ出来ないこと。戦闘技術もプロと差し支えがないほどだし・・・・彼は予想以上に過酷な人生を歩んでいたんだな・・・・?)」

 

 心の中で錬の心情を察するオールマイト。

 

「(ヒーローチームが一人リタイヤしたことで敵チームが優勢となったけど、まだまだ終わらないぞ造理少年・・・・)」

 

 オールマイトは再び審査を始める。

 

 ――――

 

 

 

 

 ◇

 

「これで大丈夫だ」

「ありがと造理くん!」

 

 轟を確保した後すぐに葉隠と合流した俺。

 やはり思っていたとおり葉隠は素足で凍りつき全裸で凍えていた。

 葉隠をすぐに解放し、俺のコスチュームのマントを葉隠に羽織らせる。

 

「轟くん一人でやっつけちゃったんだ! スゴイ!」

「相手が油断してたからに過ぎない。・・・それよりも次だ」

 

 褒め称えてくる葉隠の言葉を途中で切り、次の行動に移ろうとする。

 轟がリタイヤしたことで障子も屋内に侵入していると思うが問題は障子の個性だ。

 個性把握テストの時あいつは触手で腕を複製していたがもしかしたら腕以外の身体の一部を複製できるかもしれない。

 耳などを多く複製できるのだとしたら足音はもちろん会話まで聞かれる恐れがある。

 

 ――かなり厄介な個性だ。

 この戦闘訓練に置いてはかなり強い。

 チーム戦に置いてはとても大きなアドバンテージになるし、入り組んだ屋内では相手の動きを察知しながら動くことができ俺達に遭遇することなく核兵器配置部屋にたどり着くことができるかも知れない。

 

 ――急いだほうがいいな

 

「葉隠、お前に活躍の場をくれてやるよ・・・」

「?」

 

 俺は相手に聞かれないように耳打ちで葉隠に作戦を伝え、行動を起こした。

 

 ――――

 

 

 

 

 ◇

 

「轟がやられたか・・・・」

 

 アナウンスで轟が確保されたことを知った障子はビル内に侵入する。

 現在、障子は一階を移動中。

 

「造理は二階に移動している。葉隠は足音が聞き取れないから四階から移動してないと言うことだ。・・・ならば葉隠がいる場所に核があるはず!」

 

 葉隠が核兵器の防衛に応っていると予想した障子は慎重に歩みを進める。

 

「(轟と造理は同じ部屋で対峙していた。つまり造理一人で轟を確保したことになる・・・・・直接対峙するのは危険だな)」

 

 錬と遭遇しないように自身の個性で耳をたくさん複製し、常に錬の動きを確認する。

 

「上に上がる手段は階段とエレベーター・・・。エレベーターだと相手に動きを察知されるかもしれない・・・・階段で行くか」

 

 エレベーターは危険と判断し階段に向かう障子。

 

「(造理は二階に降りているがそのまま一階に降りず二階をいる・・・・俺を捜索しているようだな・・・)」

 

 相手が自分の動きを察知出来ていないことを悟った障子は急いで階段に向かった。

 

「(造理は階段から離れた場所に居る。・・・ならば今すぐ階段で四階まで上がれば造理と遭遇しなくて済むはず・・・」

 

 障子は階段へと続く一本道(・・・)を進み階段へとたどり着く。

 そして階段を上り二階に差し掛かろうとした。

 

 

 

 ―――だが、

 

「なっ!? 壁!!?」

 

 二階に差し掛かる場所に壁で塞がれていた。

 

「(造理の個性か!?)」

 

 この壁の原因が錬の仕業であることを悟った障子は急いで一階に降りる。

 

「(他に上に上がる手段はエレベーターと外にある非常階段。エレベーターのスイッチだけ押して非常階段で行くか!)」

 

 障子はエレベーターを囮に上に上がろうと考え階段から降りてすぐの一本道(・・・)を進む。

 

 

 

 

 ―――その時

 

「!!?」

 

 突然、数メートル先・・・曲がり角に差し掛かる一歩手前の天井に穴が空き、何かが落ちてきた。

 

 ―――そこには

 

「・・・ここは通さない」

 

 錬の姿があった。

 

 ――――

 

 

 

 

 ◇

 

「(狙い通りだな)」

 

 頭の中でそう語る俺。

 相手がこちらの動きを察知できるとふんでいた為、こちらとの戦闘は避けると考えていた。

 階段に続く道が一本道になっていることは見取り図で解っていたから一階の一本道の真上・・・二階で床下の一部に小さな穴を開け一階の一本道を覗けるようにしていた。

 そして障子が通り過ぎる姿を確認でき、二階階段に生成した壁を見て戻ってくたところで床を分解して下に降りる。

 後ろにはある階段は塞がり、前には俺・・・・追い詰めることができた。

 

「戦うしかないな・・・」

 

 障子は触手を広げ戦闘態勢に入った。

 両腕の耳にしていた触手が全て腕に変わり全部で六本の腕が出来ている。

 障子はそのまま突っ込んでくるが

 

「《錬成》!」

「ぐあっ!?」

 

 俺は拳の形をした岩を錬成し障子に当てる。

 突然目の前に出現した拳岩を障子は全ての腕でガードしたが衝撃で後ろに吹き飛ぶ。

 俺は追撃を掛けるため全身を覆ったマントをかき上げ腕に装備したガントレットを錬成し武器を造る。

 

「武器はこれでいいな」

 

 造ったのはトンファー。

 このガントレットは合金部分が厚く作られていて、俺の個性で質量に合った武器を作れるようになっている。

 壁や床から武器を造ることもできるが強度はそれ程高くなく、別の資材に造り変えてるために、完成までのタイムラグが生じてしまうのだ。

 だが素材を変えずに形だけを変えての錬成ならタイムラグはほとんどない為、コスチュームに軽くて強度の高い特殊合金のガントレットを要望したのだ。

 トンファーは拳よりもリーチがあり防御にも使えるため重宝している武器でもある。

 両腕にトンファーを持ち、障子を追撃する。

 

「ぐっ!!」

「ガードしてもダメージは受けるぞ?」

 

 トンファーによる何発もの攻撃を全ての腕でガードする障子。

 だが特殊合金で出来た武器の攻撃を素手でガードするのは至難でありダメージは確実に蓄積する。

 障子は痛みに耐え防戦一方である。

 

「ダアッ!!」

「!?」

 

 障子は渾身の力を振り絞りトンファーを跳ね除ける。

 俺のその衝撃で後ずさり、障子がすかさず俺に向かって突進を仕掛けて来た。

 

「あまい」

「!?」

 

 俺は障子の肩を掴み頭上を宙返りして回避した。

 

「チャンスだ!」

 

 障子は振り返らず走って行く。。

 俺が障子を飛び越えた為、前に進む道が開き障子はそのまま走り去っていく・・・

 

 

 

 

 ―――だが、その時

 

「てりゃー!!」

 

「グゥアッ!!?」

 

 曲がり角に差し掛かった瞬間、障子が勢い良く仰向けに倒れる。

 

「やったー! ホームラン!!」

「ぐ・・が・・・ま・まさか・・葉隠!?」

「エッヘン!」

 

 曲がり角から現れたのは野球バットを持った葉隠であった。

 見た感じはバットが宙に浮いてるようにしか見えないんだが俺が用意したバットを手にし、障子に一撃を加えたのである。

 女の子の力では大した威力にはならないが流石に顔面にくらえばダメージ大きい・・・。

 

「う・うぐっ・・・く」

 

 障子はふらつきながらも立とうとするが

 

「グハッ!!?」

 

 俺はすかさず背後から障子の首筋に一撃をくらわし、障子を気絶させた。

 

「葉隠、テープを・・・」

「ホイきた!」

 

 気絶した障子に葉隠が確保証明テープを巻きつける。

 

 ――そして

 

『ヒーローチーム:障子! 敵チームに確保されリタイヤ!』

 

 障子がリタイヤし、これで

 

『敵チーム! W――N(ウィーン)!!』

 

 戦闘訓練終了、俺達の勝利で幕を閉じた・・・・。

 

 ――――

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

「さて講評の時間だ!」

 

 訓練が終了した後モニタールームで去きの訓練の講評が始まる。

 俺と葉隠、それと気絶していて目を覚ました轟と障子がクラス一同の前に並んで立っている。

 

「しかし講評の前に聞きたいことがあるのだが・・・・・・葉隠少女」

「ハイ?」

 

 オールマイトは葉隠に声を掛ける。

 

「君は一階の曲がり角に隠れていたが、どうやってあそこまで移動したんだい?」

「俺もそれが聞きたい」

 

 オールマイトに続き、障子も語る。

 

「四階で造理と別れた後、葉隠に動きは無かったから四階で核兵器の防衛に応っていると思っていた。・・・・だが、お前はいつの間にか一階に居た・・・何故だ?」

「私、造理くんと別れてないよ?」

「「「えっ!!?」」

 

 葉隠の言葉にオールマイトも含めたクラス全員が疑問の言葉を口に出した。

 

「葉隠少女! それどういうことだい!?」

「俺が説明します」

「造理少年・・・?」

 

 葉隠に変わって俺が説明する。

 簡単に言うと葉隠は俺のマントの中で俺の胴体にしがみついて移動していたのだ。

 障子が俺達の足音を察知できると踏んでいた為、移動しても位置がばれると思い、位置がバレていると遭遇することはなく挟み撃ちにすることも出来ない。

 遭遇しても逃げの一手を使われたら追いかけるのは難しいため障子にバレないように不意打ちをする必要があった。

 だから俺は葉隠を抱えながら障子を階段まで誘導するように移動し、障子が壁で塞がれた階段から戻ってきたところで二階の床を分解し障子の前に現れた・・・・俺にしがみついている葉隠と共に。

 案の定、障子は触手を耳にしていたため障子が触手を腕に変え戦闘態勢に入った瞬間しがみついていた葉隠が俺から離れ、あらかじめ個性で造っておいたバットを持ち俺の影に隠れながら曲がり角に移動した・・・。

 

「後はみんなが見ていたとおり、俺を払い除けた障子が曲がり角に差し掛かった時に葉隠が不意打ちをかました。・・・・これが全容です」

「「「・・・・・・・・・・」」」

 

 俺の説明に全員が黙る。

 

「造理少年・・・君はあの状況化でそこまで考えていたのかい?」

「とっさの考えでしたが上手くいきました」

 

 オールマイトの言葉にそう答える俺・・・。

 

「お前すげーこと考えるな!」

「最初はイカれてると思ってたけど頭すごくいいんだなお前!」

「すごいわね造理ちゃん」

「侮れないな」

「スゴイ! スゴイ!」

「てかっ!? お前ずっと裸の女の子にしがみつかれてたってことか!?」

「羨ましいぞ! テメェ!!」

「・・・・・・・」

 

 言葉を投げ掛けてくるクラス一同。

 感心する奴、押し黙る奴、何故か嫉妬をぶつけてくる奴と、様々であった。

 

「みんな静かに静かに! 話しは理解したぞ造理少年!! では今戦のベストは・・・・もちろん造理少年だ!!」

 

 オールマイトの言葉に皆が耳を傾ける。

 

「最初の行いはあまり褒められたことではないが、相手の油断を誘い一人を確保! 更に相手を誘導し見事に罠にハメ不意打ちを喰らわせ確保!・・・・・見事な作戦だった!!」

「恐縮です」

「葉隠少女は見事な不意打ちをかましたが、ちょっと造理少年に頼りすぎた所があったな! もっと自分の意見や考えを主張できるようにならないとな!!」

 

 評価を受ける俺と葉隠。

 時間が限られていたから俺の考えを押し通したがもっと葉隠の考えを聞いてもよかったな。

 

「そして敗北したヒーローチームだけど、轟少年はビルの凍結させて仲間と核兵器にダメージを与えず敵を弱体化させる所までは見事だったが、意識のある相手に背中を見せてしまったことが減点だね! あの程度の拘束は相手によっては簡単に払い除けてしまうからもっと注意するべきだった!!」

「・・・・・・」

「そして障子少年は轟少年を一人で行かせてしまったのがいけなかった。轟少年がビルを凍結させた後すぐに合流し共に行動していれば結果は違っていたかもしれない!」

「返す言葉がありません・・・」

 

 オールーマイトのダメ出しに轟は黙り込み、障子は深く反省する。

 

「ヒーローチームは訓練ならではの油断が出てしまったな! 戦闘に置いては何事も油断してはならないぞ!?」

「はい」

「・・・・・はい」

 

「では! 次いってみよう!!」

 

 講評が終わり、次の対戦に移って行った。

 

 ――――

 

 

 

 

 ◇◇◇◇

 

「お疲れさん!! 緑谷少年以外は大きな怪我もなし! 初めての訓練にしちゃ皆 上出来だったぜ!」

 

 あの後も訓練が続き、戦闘訓練は無事終了した。

 

「それじゃ私は緑谷少年に講評を聞かせねば! 皆 着替えて教室にお戻り!!」

 

 オールマイトはそう言い残しものすごいスピードで走り去っていった。

 戦闘訓練が終了したことでクラス一同は各自 苦労を労っているが爆豪は負けたのが余程ショックだったのか、ずっと下を向いて黙り込んでいた。

 自尊心がやたら強かったのは言葉や行動で解っていたが膨れ上がった心ほど脆いものは無い。

 放っておくと再起不能になってしまうかもしれない・・・。

 

 ――まあ、それは俺の関知するところではないか。

 そもそも誰かに背中を押してもらわないと前に進めない奴は直ぐに立ち止まってしまう。

 何よりここは雄英・・・前に進めば進むほど道は険しくなっていくはずだ。

 自分のメンテナンスを自分で出来ない奴はこの先 生き残れない・・・・。

 

 各自、教室に戻っていくが俺はさっきから気になることがあった・・・・

 

 

 

 ―――それは

 

「何か用か?・・・轟?」

「・・・・・」

 

 対戦の後 他の連中が対戦している中 しばしば俺を見ていた轟。

 視線は感じていたが特に気にするものでも無かったのであえて無視していたが、皆が教室に戻っていく中でも俺を見ていた為さすがにうっとうしく感じ、声をかけてしまった。

 

「・・・・次は負けない」

「・・・・・」

 

 下克上か宣戦布告か・・・・どうやら対抗意識を持たれてしまったようだな。

 こいつも爆豪と同じく自分の腕に自信が有ったんだろうか? 俺に負けてプライドに火が付いたのか?・・・それとも負け方に気に入らなかったのか?

 ともかく変に意識されてしまってるようだ・・・

 

 ――だが

 

「そう言うのは遠慮する」

「!?」

 

 俺は轟の気持ちには答えないようにした。

 

「俺に対抗意識を持ったみたいだが、俺はそう言うのに興味がないんだ。競争とか競い合いとかは、他の奴とやってくれ」

「くっ!」

 

 轟にそう言い放ちその場を離れていく俺。

 そもそも俺は誰かを目指しているわけでもなければ追い越したいわけでもなく単純にヒーローの資格だけを求めているだけだ。

 だから誰かと無駄に競い合うことはしない・・・・。

 

 ――ヒーローはスポーツではないからな

 

 轟はまだ何かを言いたそうだったが、これ以上聞く必要がないと判断し教室に戻っていく。

 

 ――――

 

 

 

 

 ◇

 

 ――放課後。

 

 全ての授業が終わった後俺は帰り支度をして教室を後にする。

 切島が一緒に反省会をやらないか?と誘ってきたが俺はそれを断った。

 人が多いい時間帯に帰らないと帰り途中でヴィランに遭遇する可能性が高くなってしまうため早めに帰らないとまずい。

 俺は靴を履き校舎に出ようとした・・・・

 

 

 ―――その時

 

「人から授かった"個性”なんだ」

「!?」

 

 校門前に緑谷と爆豪がいた。

 何やら緑谷が真剣な面持ちでしゃべっているみたいで爆豪はそれを黙って聞いている。

 邪魔をしてはいけない雰囲気であった為、俺は校舎の入口の影に隠れる。

 しばらく緑谷がしゃべっていると

 

「だからなんだ!? 今日俺はてめェに負けた!! それだけだろうが!!」

 

 今度は爆豪が叫び出した。

 しばらく喋ったあと『俺がここで一番になってやる!』と宣言し涙を流しながら去っていった。

 

 ――どうやらあいつにもヒーローの志が有ったようだな。

 育ちが悪い失礼なだけの奴と思っていたが、少し見直した・・・。

 俺は爆豪に対しての認識を改めた・・・。

 

 その後、オールマイトが突然現れ緑谷と話し込んでいたが、これ以上立ち聞きするにのはよくないと判断し見つからないように校門を出たが、さっきの緑谷が発した言葉が気になっていた。

 

『人から授かった"個性"なんだ』

 

 "人から授かった個性"・・・これはどういうことだ? そのままの意味で解すなら緑谷の個性は誰かから譲渡された言うことになるが、そんなことがあり得るのか?

 

 

 ―――ひょっとしたら俺は聞いてはいけないことを聞いてしまったのかもしれないな。

 

 俺は頭の中でそう思いながら帰路を後にしていった。

 




障子と葉隠を目立たせてみました。主人公と轟の白熱バトルを期待していた方が多くいらっしゃったみたいですが、原作で出番の少なかったキャラを活躍させたかったんです。個人的にも障子と葉隠は轟より好きなキャラだったので・・・。

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