紅糸清澄   作:茶蕎麦

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 原作既読なだけでは分からないでしょう、立先生のブログから拝借した公式設定二つを先に説明しておきます。

 独自に膨らましてはいますが、実際に京太郎は中学時代ハンドボール部に所属しており、大会では県予選の決勝まで勝ち上がった経験があるそうです。
 高久田誠という人物は、第一話で咲を嫁さん呼ばわりした登場は二コマのみの、京太郎の友達の男の子。因みに身長は192cmと大きいですが喧嘩は弱いみたいです。


第三話 逆境の果てを待つ

 

 

 竹井久という少女は、分の悪い賭けが好きである。それは、わざと自分を不利にしても、僅かな可能性の中から成功を手にすることの出来る自分を信頼しているからであった。

 オカルト、とすら呼ばれることのあるその偏りを引き寄せる力。それは主に勝負事、特に大好きな麻雀においてよく活躍していたが、久はそれを日常に適用させてみることもある。

 一人増えた高校二年を終えて最高学年を迎えた今まで、二人という念願の高校麻雀女子団体戦に出るには足りない部員数のまま。そんな麻雀部の人数を増やすためには、個人戦に出場したりして活躍し、活動の成果を示そうとするのが常道なのだろう。

 だがそれを、久は止めた。そして、ほぼ無活動でもインターハイまで団体戦にて共に勝ちうる人材が自ずとやって来るという、あり得ないとすら思える都合のいい可能性一本に、不安の中彼女は賭けたのだ。

 

「なるほど、須賀君は約束通り入部、と」

「はい。後は知り合いの女子二人が入部するって言っています。竹井さ……いや部長、そうか、会長、とお呼びしたほうが良いですかね?」

「部長でいいわ。別に、これから一年同じ卓を囲むわけだし久、と呼び捨てにしてもいいけれど?」

「流石にそれは……」

「ふふ」

 

 そして、そんな賭けの成就。その呼び水になると直感する人物が目の前で困惑している様を、久は楽しむ。

 清澄高校麻雀部、記念すべき三人目の部員は、須賀京太郎一年生。入学式を終えて直ぐに旧校舎にある部室まで来てくれた彼が、共に団体戦に出ることが出来る女子でないことは少し不満であるが、久は内心大いに歓迎していた。

 後に続く部員候補を報告すらしてくれるという良い幸先。それを京太郎に見出すことで、久の機嫌はどんどんと良くなっている。

 

「そういえば、えっと、須賀君のお友達の確か高久田君だったかしら。あの子は入部しないの?」

「ああ……誠は、文化祭で一通り教わっただけで頭パンクさせて、今日も誘ったけれどちょっと俺には合わないって言って逃げちゃいました。アイツはたっぱがあるからって色んな運動部に勧誘されていたんで、そっちの方に行ったんじゃないかと」

「そう、それは残念ね……」

 

 無念と、頭を押さえたポーズを取る久であったが、内心はその表ほどに残念がってはいなかった。

 人に向き不向きがあるというのは自然なこと。短かった付き合いの中でも分かるくらいに頭脳労働が不得手でありそうな彼に麻雀は向いていなかった、ということなのだろう。苦手を無理にやらせようとまでは、思わない。

 因みに、京太郎を筆頭に見た目はちょっと不良のような長身男子二人と久が時間を共にしたのは、文化祭の時。招いた責任を果たさんと気合を入れたまこが作った初心者用の教材によって行われた麻雀教室。二人しか集まらなかったその中で、まこと久を含めた四人はそれなり以上に仲を深めたのだった。

 特に、京太郎とまこは著しく。

 

「今日は、まこさんは居ないんですか?」

「そうね。今日は家の手伝いがあるって言ってたわ。連絡、なかったの?」

「そういや携帯見てなかったです。ちょっと待って下さい……ああ、来てました」

 

 スマートフォンを覗き込みながら笑顔になって、後で入学を祝ってくれるとも書いてあります、と伝える京太郎に、少しばかり久は面白くないと感じた。

 部員同士仲がいいのは悪くはない。しかし、その中で明らかに片方が懸想している状況というのは、あまり良くはないだろう。男女関係で部活動に影響が出てしまうという可能性を、部長としては認められない。

 だが、まこの友人としての久は応援したいとも思っている。一人ぼっちを二人にしてくれた年下の友が幸せになるのを望まないことはありえない。

 そして、個人としての久が京太郎に好印象を持っているのが、また困ったところだ。ただでさえ高身長に整った好みの顔の異性、とあれば、嫌いになるのは難しい。

 またそれだけでなく、久は京太郎がとてもいい子であると知っている。そのため思わず抱きしめて可愛がりたくなるくらいの好意を、実は胸に秘めていた。だから、友に対する不義理であっても、ついつい彼女は彼を手に入れたいと思ってしまう。

 

「それにしても、貴方たちは仲良しねー。私の友達、取ったら嫌よ?」

「何か最近似たような言葉を聞いた覚えが……大丈夫ですよ。まこさんはしっかりしていますから、俺みたいな悪い男に引っかかることはないですって」

「悪い男? あら、そういえば私達部室に二人きりね。ひょっとして、須賀君ったら私を食べちゃう気かしら?」

「そんな気はないですよ! 言葉の綾です!」

「うふふ……怖い怖い」

 

 実は、既に久はこっそりと賭けている。そう、少し意地悪な先輩として、彼女は悪く待つ。

 

 

 

 

 日が暮れ始め、清澄高校文化祭もその大体が終えた頃。新校舎の喧騒から少し離れた旧校舎の四階相当の部分。そこには事前に麻雀部と書かれた表札に気づかなければ、驚いてしまうくらいに広く過ごし易そうな部室にて、竹井久と染谷まこは話をしていた。

 自ずと、話題は先程まで文化祭の出し物として共に麻雀をしていた人物らに集中する。特に久の興味を惹いたのが、まこ自ら来るように呼んだ男の子の方だった。

 

「あの金髪の彼が、ねぇ。確かに背格好に顔つきは良かったけれど、まこがそんなに夢中になるような子かしら?」

「夢中って、そがぁなことはないと思うんじゃが……」

「まこったら、最後に須賀君の連絡先を訊いてから顔真っ赤にして、直ぐに逃げちゃって。すっかり忘れられちゃった高久田君が可哀想だったわよ」

「あ、ありゃあ須賀君が恥ずかしいことを言ったからじゃって」

「これで何時でも麻雀のことを話せますね、っていうの、どこが恥ずかしい言葉なのかしら……」

「そりゃあ、まあ……ああ、そがぁなこたぁどうでもええ! 客に出して茶ぁ切れたことだし、買い出しにいかんといけん。わしが行ってくるけぇ、他に何かリクエストとかあるかの」

「ありがとう。そうね……今回板書するのにペン一本使い切っちゃったから、それも出来れば頼むわね」

「それじゃあ、売店を見てくるから、戻って来るまで待ちんさい」

「行ってらっしゃい……ふぅ」

 

 逃げるように部室から出ていくまこを見送ってから、久は椅子の上にて背伸びをする。そして、雀卓の下で長めな足をピンと伸ばした。

 全身に若干の疲れを感じる。文化祭において学生議会長――清澄では生徒会長に相当する――としての仕事はそれなりにあった。

 会議など事前に終わらせられることはやっておいて、残りの雑務は副会長らに一任しているからこそ今はこうして休めているが、それでも就いて初体験の文化祭で気を張っていた今回、仕事は出来る方であると自認している久も少しばかりくたびれている。

 麻雀講座の時にはこれほどの疲れは感じていなかったのだけれど、と思いながらも、それは一時的な高揚感によるものであるとも久には判っていた。

 特別な日、とはいえ久方ぶりに部に麻雀目当ての人が訪れてくれたというのは部室で独りぼっちだった去年を考えると余計に嬉しいことだったのである。

 

「嫌ねぇ……ぼっちが長すぎた反動かしら?」

 

 一人おどけてみるが、一度弾んだ心を誤魔化すことは出来なくて。久は椅子から立ち上がり、舞い上がった自分を恥じ、照れくささを持て余す。疲労感で重かったはずの体は、先程までのテンションを思い出した心につられて軽く動かせた。

 久としてはもう少し休んでいたかったが、立ってしまったからには仕方がない。今日教鞭を執るために色々と散らかした部室の片付けでもしようかと、彼女は辺りを見回す。

 すると、久は自動麻雀卓の下、椅子の足元に何かが落ちていることに気付く。

 

「あら……これは、誰のかしら?」

 

 屈んで、拾ったのは球技用だろうかカラフルな小さなボールの付いたストラップだった。

 つい疑問が久の口をついて出たが、まこのものではなさそうだし、ましてや自分のものというのはありえない。昨日の放課後念入りに部室を掃除したこともあるし、ならば、今日唯一の来客者である二人のどちらかのものであると予想できた。

 ストラップは永く付けられていたのだろう。その証拠に全体的に大分色あせていて、撚れた紐は千切れていた。久は大切なものである可能性も考えて、落とし物として連絡してあげたくなったが、しかし彼ら一方の連絡先を知っているまこは不在。

 少し待たないと駄目かと、雀卓の上に置いてから片付けを続けようと思っていたその時に、ノックの音が聞こえた。

 

「どうぞ。誰かしら?」

「あのー。すみません。俺です。須賀京太郎ですが、ここにストラップが落ちていませんでしたか?」

「あら、丁度よかった。これでしょう?」

「それです! 良かったー。失くしたらどうしようかと思って焦っていたんですよ……うわ、紐、切れちまってる」

 

 遠慮がちに部室に入ってからストラップを久より受け取って、その状態を確認した京太郎。彼は見つかった安堵と、直すためには繕わなければならない面倒を嫌がる素振りを共に表に出した。

 矢張り、大事なものだったのだろう。しかし、どうして京太郎がそれを愛用しているのか、それが少し謎だった。久はストラップが最初贔屓のチームか何かのグッズかと考えたが、どうにもそれらしきロゴは見当たらない。

 ならば、思い出の品、たとえば競技での結束を深めるためにチームメートと共に買った関連のもの、という可能性も考えられた。がっちりとした体躯に長身。京太郎が運動部であったと考えると、納得できるところがあった。

 

「須賀君ってひょっとして、バレーか何か分からないけれど、球技をする部活に入っていたの?」

「はい。俺はハンドボール部に入っていました」

「へぇ……そうなんだ。そういえばハンドボール部って、清澄には無いのよね。良かったらどういう活動をしていた、とか教えてくれる?」

「そうですね……」

 

 語り始めばかりは流暢とはいかない。しかし、ハンドボールに関して、京太郎は実に饒舌だった。彼が嬉しそうに話す時の、その純な瞳を久は好ましく思う。

 最初に部活動の大変さや顧問の厳しさ等を持ってきて、ポジションの話やライバル校との戦績の話に繋がり、そして三年目の最後の夏の結果を語るに至って、彼の顔は僅かに曇った。

 

「で、俺たちは決勝で負けちゃったんですよ。いやホント、後一勝で全国、ってところだったんですけどねー」

「それは……惜しかったのね。悔しかったでしょう?」

「ええ。人目もはばからず泣きましたよ」

 

 京太郎は笑って、情けないとも取られかねない事実を喋る。だがきっともう、吹っ切れているのだろう。やるべきことは全部やって、既に心残りはない。そういった、清々しい表情をしている。

 それを見た久は、努力の全てを行わずに、それを自分得意の悪い待ち方と取った自分に、覚悟していたが情けなさも覚えた。年下が全力で青春を謳歌したのに、自分はどうして燻っているのか、という気持ちもなくはない。

 

「何だか二年間も麻雀部に所属しておいて、何の成果も出せていない私が恥ずかしいわね」

「成果って言っても……ええと、さっき教えてもらった内容だと、確か麻雀の団体戦は最低でも五人必要でしたよね。部員が二人きりじゃあ、個人戦しか出られないんでしょう?」

「そうね」

「麻雀って運の要素強いみたいですから、幾らお二人が強くても相手が多いとすると上行く間に負けてしまうってこともあるんじゃないですかね……素人考えですが」

「慰めてくれてありがとう。でも、違うのよ。私は一度も個人戦には出ていないわ」

「へ?」

「ま、願掛けみたいなものね。ずっと私はただ待っているのよ。一緒に全国を目指すことの出来るような仲間が集まるのを。だから出るのを団体戦に絞って、必要な人が来るのに賭けているの。……須賀君からしたら、バカらしく見えるかもしれないわね」

 

 喉から手が出るほどに、仲間が欲しい。そのための悪待ち。しかし久には、口に出せば出すだけ、自分の決め打ちが愚かしく思えた。

 久の内では不真面目になにをやっているのだろう、という冷静に俯瞰している自分が常に存在している。一度そんな考えに帰ると、インテリアも実用品も過ごしやすく揃えた筈の部室に、居心地悪い空気が蔓延しているような覚えがした。

 だが、部室に馴染んでもいない来訪者の京太郎は、そんな重い雰囲気を一蹴する。

 

「……何となくですが、分かります」

「そう?」

「願掛けとかは正直なところ分からないですけれど、仲間が大切で必要で、だから自分の一番の方法で得たいって気持ちは理解できます」

 

 だって、あいつらと一緒だとすっごく楽しかったですから、と京太郎は言った。久もその感想には覚えがある。清澄に入学する以前、つまりまこと仲良くなるずっと前につるんでいたちょっと外れた友達。その中で居心地良く過ごしていた自分。

 二人だけの今、ついそんな楽しみを欲してしまう、久のその感情に京太郎は真っ直ぐな瞳で確かな理解を示す。

 

「清澄志望っていうことで分かるかもしれませんが、俺、もうハンドやる気はないんです」

「どうしてか、訊いても良い?」

「はい。俺は勝てなかったあの試合の後、仲間ともう同じチームを組めなくなってしまったあの日、泣いた時に、気付いたんですよ」

 

 その表情を見た久は、相槌を打つことすら忘れた。悲しみを越えた達観、もう取り戻せない過去を懐かしむ思い。それらが表れた京太郎は、遠く憧れるような、久から見たらとてもいい顔をしていたから。

 

「ああ、俺はあの仲間と一緒に全国優勝したかったんだ、って。俺はそれだけの理由で、中学三年間ハンドに打ち込んでいたんですよ。だから、それがもう出来ないハンドをする意味なんて、感じられないんです」

 

 こんな考え競技者としては失格、ですよね。と笑う京太郎に、ろくな返答を考えられずに。ただ、久はポツリと本音を零す。

 

「うらやましい、な」

 

 団体戦でインターハイに出場するという夢を諦める気は更々ない。だが、似た目標に向かう素晴らしさを届かずとも既に味わい尽くしている京太郎の存在は、酷く眩いものであった。それこそ、遠く感じ、不安になってしまうくらいに。

 僅かに陰った久の心地、それを京太郎は察してすかさず慰めの言葉をかけた。

 

「今はまだ足りていないでしょうけど、竹井さんにもきっと、同じように思える仲間が出来ますよ」

「……なら、須賀君。貴方がその一人になってくれるっていうのはどうかしら?」

「そうですね……」

 

 京太郎が考え込んだのは、一瞬だけ。しかし久はその僅かな待ち時間にて、ドキドキと緊張し主張する胸元を実感した。

 話している内に、この優しい青年のことをすっかり好きになってしまっていることを、今更久は実感する。

 

「清澄に受からなければそもそも無理ですけど……合格した暁には、いいですよ。麻雀楽しいですし。それに、竹井さんも染谷さんも……あの、いい人達ですから」

「……ふふ。そこは美人だからって言って欲しかったわねー」

 

 久は笑って、捻くれたことを言う。だがその内心では、本当は泣きたいくらいに高まった思いを抑えるのに必死だった。

 一緒に戦えずとも、共に歩こうとしてくれる三人目。それがこんなにも魅力的な男の子であるのが、嬉しくて。

 

「いや、確かに二人共、可愛いと思いますけれど……」

 

 容姿のことはあまり考えていなかった京太郎は、しどろもどろになって本心を吐き出す。それは、久の心に届いて、感極まらせる。

 

「可愛い、かあ」

 

 言われ慣れない言葉を受け取り、頬を紅潮させながら微笑んだ彼女は、確かに可愛いらしかった。

 

 

 

 

「そうだ、須賀君。仕事が残っているから、少し待って貰う必要があるのだけれど……一緒に帰らない?」

 

 想いの契機を思い出して、今の竹井久は多少なりとも積極的になる。何しろ半年待ったのだ。共に居る時間を手にした今なら、そろそろ攻めに回ってみても悪くはないだろう。

 そう自分に言い訳しながら、どこまで一緒できるかどうかも不明なままに、久は下校デートの真似事でもやってみたいと欲する。

 

「あの……すみません。ちょっと先約があって」

「あら、そう」

 

 しかし、そんな久の誘いは素気無く断られた。途端、嫌な予感が沸き起こる。そして、意識が既に約束相手に向かっているのだろう、少し照れくさそうにしている京太郎を見て、それは間違いないと、理解した。

 

「道々、色々と教えてあげようと思っていたのに残念ねー。先に約束したのは誰か、訊いても良い?」

「咲っていう……まあ、友達です」

「女の子、なのかしら。須賀君が優先するくらいだから、よっぽど魅力的な子なんでしょうね」

「いや、あいつは見ていないと不安になってくるくらいのポンコツでしてね……まあ本人も分かっているんでしょうね。帰り道が不安だから待ってるって言ってましたし、多分今も校門の辺りで本を読んで立っていると思います」

「そう、なら早く行ってあげないとね」

「はい。それじゃあ入部届けは後で提出しておきますね。それじゃあ、さようなら。また明日」

「また明日」

 

 相手の待ち時間が相当に長くなっていることを思い出したのか、慌ただしく去っていく京太郎の背中を、久は笑顔のまま見送る。勿論、内心までも、その通りの訳がないが。

 せっかくの二人っきりでの下校。それを邪魔した少女に対し、久は敵愾心を持つ。また、それだけでなく距離の近いだろう相手に危機感も覚えて、一度聞いただけのその名前を確かに胸に刻み込んだ。

 

「咲、か」

 

 名前を呼んだ時の京太郎の表情を思い出し、久の作り笑顔は曇る。このまま、何もしないままでは、きっと気持ちは全てそっちに向かってしまうだろう。

 ただでさえ先輩後輩の違いがある。好きな相手には距離を縮める努力をしたり、アプローチをかけたりするのが、当然のこと。

 

「待っているわよ、須賀君」

 

 だがしかし、竹井久は慌てず騒がず。椅子に座って黒いストッキングに包まれた足を撫でながら、ただ呟くばかり。

 全てが全て、思う通りに進む訳がない。普通にしている方が確率高く、願いを成就させられるのだろう。それでも久はまた、自分の悪待ちを信じるのだった。

 

 だってそれが、彼が自信を付けさせてくれた方法なのだから。

 

 

 




 ダイスの結果……竹井久 77


 今回、ダイスの数字に話を合わせるのに難儀しました。ちょっと独自解釈が多すぎるかもしれませんね。
 出目に関しては……サイコロは相変わらず自由だな、と。

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