よっしゃ!最初から原作乖離してるんなら、一位目指してもいいだろ。
「
全長2m程の大きめか砂鉄の手を作り出し、その
しっかし、まさかの
「ろ、六覚、お前めっちゃ優雅だな!」
「最下位は除籍されるというのに、
一緒に走るのは
「これが一番早くて安全なんだ。それに本気出さなくても一位くらい簡単に取れるしね」
八百万ちゃんと峰田君に不敵な笑みを向ける。
うん、何でだろう……思ってもないのに挑発してしまったあぁぁぁ!
(あいつ……やはり怪しいな)
(相澤先生が六覚くんを睨んでる……?)
「……用意、スタート」
ビュンッ
「六覚、3秒15!」
うん、委員長に少し負けるくらいだね…いい感じだ。
「お前言うだけはあるな!」
「まさか負けるとは思いませんでしたわ」
へへへっ、原作キャラに一目置かれている感じ……
「まあね、ありがとう」
(これで本気じゃないのか?……分からないな)
「400kg!?六覚のその手って、なんなの!!」
「エロくはないけど、すげえな!」
「六覚、200m」
「おお、すげえな!
「六覚、50回」
「普通だな!」
「ははは…仕方ないよ」
こればかりは素の能力でやるしかないからなあ。まあそこまで悪くはないだろうし、他の種目もあるしね。
今からデク君の番だ。やっぱり大分追い詰められた顔をしているね。
「緑谷くんはこのままだとマズいぞ……?」
「ったりめーだ、無個性のザコだぞ!」
「無個性!?彼が入試時に何を成したか知らんのか!?」
「はあ゛?」
……頑張れ、デク君!結果を知っていても、応援したくなったよ。
「緑谷、46m」
「な……!今確かに使おうって……!?」
「"個性"を消した」
相澤先生の首に巻かれていた布がほどけた。
「!?」
あっオールマイト発見。うんうん、愛弟子だし担任が相澤先生だし心配だよね。いやあ、張り詰めた空気の中で癒されるなあ。
(今六覚くんと目が合ったような……?)
「つくづく入試は合理性に欠くよ。お前のような奴も入学出来てしまう」
「消した……!あのゴーグル…そうか……!」
視ただけで人の"個性"を抹消する"個性"!!
「抹消ヒーロー、イレイザーヘッド!!!」
「イレイザー?俺…知らない」
「名前だけは聞いたことある!アングラ系ヒーローだよ!」
(「仕事に差し支える」とメディアへの露出を嫌っているからな……そうさ、緑谷少年!私は彼と―――
ウマが合わないぞ!!)
「見たとこ…"個性"を制御
「えっそんなつもりじゃ……!」
「どういうつもりでも、周りはそうせざるを得なくなるって話だ」
「昔
フッ
「"個性"は戻した……とっとと済ませろ」
「彼が心配?僕はね……
「誰きみ……?」
「指導を受けていたようだが」
「除籍宣言だろ」
ああ!原作を知ってても不安になる!相澤先生、目薬指してるし!
「デク君、頑張れ……!」
「あ、あの!六覚くんは緑谷くんを応援してるの?」
つい口に出してしまったのが、麗日ちゃんに聞こえたのか声をかけてきた。
「ええっと、麗日さん…だったかな?よろしく」
「うん、そうだよ!よろしくね!」
「それで応援してるかだけど……当然、してるさ」
「……そっか!私もなの…一緒に応援しよ!!」
さすが原作ヒロイン!すごくいい子だ!
「緑谷くん、頑張れ!!」
「緑谷君、君の原点を思い出せ!」
「……ちっ、あいつらデクなんかを応援しやがって」
ブツブツブツ
「力の調整…僕にはまだ出来ない……!この一投で“出来る可能性”に懸けるのか?オールマイトも言ってたのに?一朝一夕にはいかないって……!ダメだ…ダメだ」
頑張れ!デク君!!
「……見込み、ゼロ………」
「まだ……」
「―――――!?」
「まだだ!!!」
「まだ!!!!!」
(おいおいマジか!)
「最大限で…最小限に……」
「
ピピッ
ズキッズキッ
「あの痛み…程じゃない!!」
「……!緑谷、705.3m」
「先生……!まだ…動けます!」
「こいつ……!」
(心配になっちゃって来たけど……なんだよ少年!!―――――かっこいいじゃないか!!!)
(流石だよ、
“入学 ※3"でのNGシーン
(ソフトボール投げ、デク君の後に)
「六覚、785.3m。……六覚、次に
「……!はい、分かりました」
やっべえぇぇぇ、顔が
文字数の関係で削りました。