まだ仮装リレーとかあるので大変だ・・・・
次の章の京都が終わったらクロスオーバー編に入ろうかと思います。
そろそろ募集してたオリジナルISを修正仕様をまとめねば・・・・
「良いデータが取れたぜ」
「ぐすっ・・・・」
あの後も雪兎の蹂躙劇は続き模擬戦が終わった後楯無はガチで泣いていた。尚、生徒会長である楯無に勝利したため雪兎は生徒会長になる権利を得たが、「面倒」の一言でその権利を放棄し楯無が号泣したとかしないとか・・・・
「さてと、戻ってシャルの弁当食わなきゃ」
『さて、午後の部最初の競技は二人三脚です!』
昼休みが終わって最初の競技は雪兎とシャルロットの出る二人三脚だった。
「な、何だか緊張してきたよ」
「大丈夫だって、俺とシャルが一緒なら負けっこないって」
「う、うん・・・・」
((((いちゃつくなら他所でやれ!!))))
スタート位置で緊張するシャルロットに雪兎が安心するよう声をかける姿はどう見てもいちゃついているようにしか見えず他のペアを苛立たせていた。だが、他のペアは気付いてはいなかった。それが雪兎の作戦だということに・・・・そして、それはスタート直後に起きた。
『On your mark・・・・Set。Go!』
「「「「うわぁ!?」」」」
何と他のペア数組がスタート直後一斉に倒れたのだ。その原因は雪兎とシャルロットのいちゃつきぶりを見せつけられて冷静さを失ったペアが踏み出す足を間違え転倒したのだ。
「「1・2、1・2、1・2」」
一方で雪兎とシャルロットのペアと雪兎の策略に乗らなかったペアは問題無くスタートするも、やはり普段から阿吽の呼吸を見せる雪兎とシャルロットのペアがトップに躍り出る。
「体格差があるのに何故!?」
「こっちはそういうのも全部合わせてきてるのに・・・・」
そう、本来ならば男の雪兎と女のシャルロットでは体格差があり、いくら息がぴったりとは言えども互いが上手く合わせられるとは限らない。なのにも関わらず体格差の無いペアを作り多くの練習を重ねてきた他のペアが遅れをとっている現状を彼女達は受け入れることができなかった。
「ああ、そのことか」
そんな彼女達の疑問を聞き、雪兎はさらりととんでもないことを口にした。
「女子のシャルが男子の俺に合わせられるわけないだろ?だから
「「「「は?」」」」
雪兎のその言葉に他のペアだけでなく1年1組と特訓メンバー以外の生徒は揃って唖然とする。つまり雪兎の言葉を分かりやすく言うなら『他のペアが二人三脚で走っている中シャルロットは一人で走っているのと変わらない』と言っているのだ。
「ふふ、そろそろ本気出そっか、雪兎」
「ああ!」
「ま、まだ余力があるだと!?」
「あのカップルは化け物か!?」
その後、スピードを上げた雪兎とシャルロットは歴代の記録を大きく塗り替えて圧勝した。
短くてすいません。
京都編入るまではこんな感じかと・・・・
次回予告
二人三脚も圧勝で終え、残すはパン食い競走とコスプレリレーの2種目。このまま第一体育祭は無事に終わるのか?
次回
「パン食い競技とコスプレリレー 兎、仮装する」