正直、「なんだって~っ!?」感が半端ないわ、あれ・・・・
ある程度設定は組み込みますけど、結末は原作と大分変わると思います。今回明らかになった設定多いし。白式、特にお前の設定は大分こっちよりだぞ・・・・
国際IS委員会の承認を経て正式に対聖剣作戦【オペレーション・ソードブレイカー】が発令された。この作戦は大きく分けて三つの部隊に分かれて行動する事になる。まずは聖剣に突入する突入班、二つ目が妨害してくるであろう亡国機業から突入班を護衛する迎撃班だ。最後にフライング・ラビットは司令部として機能させ雪菜のシルフィオーネとリンクさせ聖剣からの攻撃をブロックする役目があり、こちらにも防衛戦力を残す必要があった。
「突入班は部隊長に私、織斑千冬。メンバーは織斑、篠ノ之、宮本、神宮寺、それとマドカとブランケットの七名だ」
「続けて迎撃班は部隊長は俺こと天野雪兎。メンバーは鈴、セシリア、シャル、簪、エリカ、アレシア、カロリナ、ベルベットさん、コメット姉妹、ロランの十二名だ」
「最後に防衛班は部隊は私、更識楯無よ。メンバーは山田先生、忍ちゃん、ラウラちゃん、本音ちゃん、カテリナ先輩、ニルギースさん、それとラウラちゃんが助っ人で呼んでくれた黒兎隊の皆よ」
束、雪菜、クロエの他弾達非戦闘員はフライング・ラビットで待機だ。
「聖剣が次をいつ射つかわからない以上、早期に動く必要がある」
「作戦開始は明朝04:00だ。それまで身体をやすめておけ」
一方、ピスケスやレイン達との連絡が途絶え、更に聖剣の暴走というトラブルに見舞われた亡国機業。先の京都での一件でまたしても捕らわれたオータム、雪兎やアリーシャに敗れたアンタレスや
「アリエス、まだピスケスと通信は回復しないの?」
「駄目・・・・完全に聖剣の内部に取り込まれてる」
「となれば我々で救出する他ないか」
スコールの問いにアリエスが答え、星座のリーダーであり、本来十二宮に含まれない星座である
「レピオス、どうやらIS学園のやつらも動くようだよ?」
「ほう、アンタレスやレグルスを退けた子らか」
「まさかこんなに早く再戦の機会に恵まれるとはね」
レピオスの呟きに
「今度はお子様達に負けないで下さいね?レグルス」
「慢心するな、
「
「・・・・」
「
「・・・・私は一兵士。レピオスに従う」
最後のメンバーであり、双子を除き最年少のアルマはストレアの問いにレピオスに従うだけだと答えた。
「こちらは全員異存は無いようだ。スコール、君はどうする?」
「行くわ。どうせ
オータムとレイン、フォルテがいない今、残るモノクローム・アバターの最後の一人であるスコールも出撃を決める。
「それに今回は彼女・・・・
そして、スコールが見つめる先には凍結されたはずの福音を手にしたナターシャ=ファイルスの姿もあった。
「聖剣を破壊させぬ為にとはいえ、
「・・・・」
何故ナターシャがここにいるかと言うと、国際IS委員会の聖剣破壊作戦を良く思わない米国が利害の一致から亡国機業に手を貸すべく、
「期待しているよ、君と福音の働きには」
こうして、かつて雪兎達を苦しめた銀の福音までもが再び雪兎達の前に立ち塞がろうとしていた。
翌日、【オペレーション・ソードブレイカー】が始動し、雪兎達は単機で大気圏を突破可能なフライング・ラビットで宇宙へと上がった。そして、視界に聖剣を捉えると突入班と迎撃班が出撃する。
「これが、宇宙・・・・」
「一夏、感動するのは後だ。あっちもお出でなすった」
PICのおかげで宇宙空間でも問題無く行動出来たが、予想通り亡国機業と思われる集団が現れる。
「(原作にいない機体が何機もいやがる・・・・例の星座の連中か)・・・・ん?この反応はっ!?」
「ちょっと待ちなさいよ!あれってまさか!?」
しかし、その内の一機に雪兎達は見覚えがあった。それは・・・・
「・・・・銀の、福音?」
そう、かつて臨海学校の際に交戦したあの
『データ照合。間違いなくあれは銀の福音です。米国に問い合わせたところ、凍結されていた銀の福音をその操者・ナターシャ=ファイルスが盗み出したとの事』
「ナターシャさんが?嘘だろ・・・・」
クロエの通信を聞き、前にナターシャと話した事のある一夏は信じられない、といった表情をする。
(あれは確か原作でマドカが盗もうとしてナターシャ=ファイルスとイーリス=コーリングに阻まれたはず!それが何故ナターシャ=ファイルスが盗み出してるんだ!?まさかとは思うが米国のやつ、聖剣を破壊させない為にナターシャと福音を?わざわざIS学園に仕掛けてくるような連中だ。十分に可能性はある)
原作とは大きく異なるこの事態に困惑するものの、すぐにその背景に気が付く雪兎。
「一夏!気にするなとは言わんが落ち着け!」
「雪兎!?でもっ!」
「多分だが、訳有りだ。それも含めて俺が何とかする。だからお前はお前が成すべき事を!エクシアを救い出す事を考えろ!」
「・・・・わかった。頼むぞ、雪兎」
一夏は少し戸惑いを見せたものの、雪兎の一喝で冷静さを取り戻すと、他の突入班と共に聖剣へ向かう。
「させない!」
「それはこっちの台詞だよ!」
それを人馬型のIS【ケイローン】を操るタリアスが右腕と一体化した弓型のビーム砲【アルバレスト】で一夏達を狙うもそれを予期していたシャルがそれをシールドで阻み、その間に雪兎達が一夏達と亡国機業の間に立ち塞がる。
「悪いが、ここから先は通行止めだ」
「ここをただで通れるとは思わないでね」
「やはり立ち塞がるか!
「さっきのは射手座か、他にも牡羊、牡牛、蟹、獅子、乙女、天秤、山羊、水瓶かな?それにあんたのそれ、蛇使いか?」
闇夜の星座のISはそのモチーフが黄道十二宮と同じく黄道に存在する蛇使い座がモデルにされており、どこかしらにそれぞれの星座に由来する装備を持つのが特徴だ。それ故に一度見たことのある獅子、乙女、水瓶の特徴から他の星座にも当たりをつけていた。
「魚座に相当するのがいないとこを見ると既に
「イージスの二人もそっちにいるのかな?」
「多分な」
イージス、その片割れであるフォルテがいないと知り、ベルベットが少し揺れるものの、まだこの場にもう一人の裏切り者である
「代表候補生の小娘ばかりで私達が止められるか!」
「ただの小娘達だと侮ってると痛い目見るぞ?それに・・・・この俺もいるんだからな」
そう言って雪兎は【VF:バルニフィカス】と【YK:エルシニアクロイツ】を展開し、戦斧のような武器【バルニフィカス・スラッシャー】を手する。
「さあ、お前達の罪を数えろ」
残る星座一斉登場・・・・考えるの面倒だった。
バルニフィカスも今回メインアームで登場します。
一応、星座の連中は今回限りの出番になるかと。その専用機については次回。
次回予告
激突した雪兎達迎撃班とスコールやナターシャ、闇夜の星座の面々。雪兎達にとってはある意味トラウマとなっていた福音の登場だが・・・・
次回
「駆ける蒼き閃光 兎、ぶちころがす」