ポケモン ~もう一つの旅~   作:アバッキーノ

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1.やや早めの旅立ち

 いつもより早い時間に鳴り始めた目覚まし時計を止めて、俺はとりあえずベッドの上に起き上がった。まだ少し暗いが、窓の外はうっすらと明るくなりつつあった。旅立ちには良い日だ。

 先日10歳の誕生日を迎えた俺は、街にあるポケモン研究所で初心者用のポケモンを受け取って旅に出る予定だ。今日この街を出発するのは俺も含めて4人。その中には、学校時代に仲の良かったサトシとシゲルも含まれていた。

 ポケモンを連れて旅立つ。それは、将来ポケモンについての何らかの職業に就きたいと考えている人間にとっては、まさに夢に対する第一歩だった。しかし、俺は別にそうしたいわけでも何でもない。ただ、旅立たなければならない理由があるだけである。

「・・・行かなきゃな」

 俺は眠い目をこすりながら洗面所に行くと、顔を洗って食堂へと向かった。

「おはようリョウジ。昨夜は良く眠れた?」

「おはようございます。メイコ先生」

 俺は挨拶すると、俺のために用意された朝食を平らげ始めた。メイコ先生はそんな俺をやさしい目でじっと見ている。何せ、俺がここで朝食を摂るのは、おそらく最後になるだろうからだ。

「ついに今日が来ちゃったのね。寂しくなるわ・・・でも、オーキド博士のおかげで就職できるんだから、本当に幸運ね」

「はい」

 オーキド博士は、この街では結構な名士であり、世間ではポケモン研究の第一人者として有名な人だ。俺は、表向き博士の紹介で職業を見つけ、今日ここを旅立って住み込みで働くという事になっていた。

 実際にはそうではないのだが、あながち間違いでは無い。ただ、旅に出る事は伏せて置かなければならない事情も、残念ながらあるわけだ。

「ごちそうさま。それじゃあ、俺行きます」

「いってらっしゃい。たまには連絡くらいちょうだいね」

 俺はメイコ先生の言葉にうなずくと、前もって準備していた旅支度の荷物を持って出て行った。

 

 オーキド博士の研究所は、マサラタウンの街外れにある。研究のために数多くのポケモンが飼育されているため、街中に施設を置くわけにはいかないのだろう。生活には不便な気がするが、あまり人口の多いとは言えないこの街の、その外れに研究所を作るというのは理想的なのかもしれない。

「おはようございます。オーキド博士」

 今日同じく旅立つ予定の他の三人の姿のまだない。朝日が差し込む前の時間に研究所を訪れた俺は、表玄関からではなく研究室に直接つながっている扉から研究所に入っていった。他の連中とはなるべく顔を合わせないために、オーキド博士に無理を承知でお願いしたのだ。博士は快諾してくれた。

「おはようリョウジくん。約束通りの時間じゃな。昨夜は良く眠れたかね?」

「はい。今日は無理を言って申し訳ありません」

「なんのなんの。年寄りは朝早いんじゃよ。はっはっはっ」

 俺が、他の三人がまだ来ない時間に最初のポケモンを貰えないかとお願いしたのには、2つのわけがあった。

 1つは、シゲルの旅立ちとバッティングしないため。オーキド博士の孫であるシゲルは、学業優秀でルックスも悪くないため、いつも女の子たちが周囲を取り巻いている。そんなシゲルの旅立ちなのだから、見送りも無駄に盛大になるだろう。俺はシゲルの友人ではあるが、そうした事は面倒だし、旅立つ以上、一応はライバルになるわけだから、いきなり顔を合わせるのは避けたかったからだ。

 もう1つは、俺がこれまで育ってきた孤児院に、旅に出る事がバレないようにするためだった。

 かつては、孤児院を出てポケモントレーナーとして旅立つ子供は少なくなかった。マサラタウンのような小さな街では、学校を卒業しても働き口を見つけるのは年々困難になってきている。中には特待生として中学校に進学する子供もいたが、誰しもがそうできるわけではない。

 だが、小学校を卒業した子供は、社会人として孤児院を出るか、孤児院に残って職員となるかのどちらかしか無い。職員として残るにしても、孤児院にも台所事情というものもある。

 希望した子供のすべてが残れるわけでも無いので、当然ながら希望が叶わない子供もいる。そこで、多くの子供たちがポケモントレーナーとして旅立っていた。

 ポケモントレーナーの道も大変だ。誰もがポケモンバトルの勝者になれるわけでもないし、名うてのポケモントレーナーになれるわけでもない。聞いた話だと、1人の著名トレーナーに対し、500人の無名トレーナーが存在するという。本当かどうかは知らないが、この話だけでもトレーナーとして目が出る可能性はとても低いという事が分かる。

 トレーナーとしての経験を積んだあと、研究者やブリーダー、コーディネーターにドクターなど、トレーナー以外のポケモンとの関わりのある仕事に魅力を見出す人もいるが、それだって決して多くはない。そして、中にはポケモンと関わる仕事を断念する人もいるのだ。

 断念した人の道は様々だ。しかし、基本的に学歴の劣る状態になるので、そのまま仕事に就くのは難しかった。大半は中学校に入り直して社会復帰を目指すようで、国でも『社会復帰プログラム』というものを行っていて、ポケモントレーナーを挫折した人を公費で社会に復帰できるように教育するシステムもある。

 だが、中にはそうした道に進まず、悪い道に進んでいく人間も少なくなかった。一部では、世間を騒がす悪の秘密結社・ロケット団に入る者もいるのだそうだ。

 数年前の事だ。セキチクシティでロケット団が起こしたある事件で逮捕者が出たのだが、その時逮捕されたロケット団員の中に、マサラタウンの孤児院の出身者が2人ほどいた。以降、孤児院では、院を出た子供がポケモントレーナーとなる事を禁じているのだった。

 

「さて、最初の手持ちポケモンじゃが・・・こいつで良かったんじゃったな?」

「はい。フシギダネとは何かと縁があるんで」

 小学校の卒業の2年ほど前から、俺とサトシ、シゲルのポジションは変わって行った。シゲルは前に言った通り女の子に囲まれるようになり、俺たち2人とはちょっと縁遠くなってしまった。

 俺とサトシはと言えば、世間で言うところの『いじめられっ子』になっていた。サトシは要領が悪く、腕っ節もたいした事が無いのに、負けん気だけは強い奴だ。そして、俺は孤児院の出身。2人していじめに合う材料は揃っていたというわけだ。

 だからといって、2人が特別親しくなったかと言えばそうでも無かった。俺はサトシの事を避けたわけではないが、サトシの家に遊びに行く事は避けた。あそこには、俺が渇望して止まない『家庭の匂い』があるからだった。

 サトシは、基本的には俺とシゲル以外に友人がおらず、一人でポケモンと遊んでいる事が多かったが、何のかんので家に帰ればママがいる。だが、俺には家族と呼べる孤児院の仲間はいるが、血縁があるわけでは無かった。

 一般の家庭に育った人には分からない感覚だろう。いつまでも憧れて、いつまでも渇望しても、絶対に手に入る事の無い存在。それを友人達は皆持っている。この絶望感ったら半端無い。

 つまりは、同じいじめられっ子でも、サトシは少しだけ俺より良い境遇にあった。そして、その差はまさに紙一重だが圧倒的な差だった。まったく。なんて分厚い紙一重だ。

 そんな中で、シゲルの足が遠くなったオーキド研究所に、俺がこっそり遊びに行くようになったのは、ごく自然の成り行きだったのかもしれない。本当は禁止されていたのだけれど。

 オーキド博士は、孤児院にいつも寄付をしてくれていた。それも、ちょっとした額ではない。はっきり言えば、孤児院の運営にかかるほとんどの費用がオーキド博士から出ているのだ。そんなわけで、俺が研究所に行ってオーキド博士に会うのは、ある程度の制限があったものの認められていた。

 ある日の事だった。博士の不注意でポケモンが数匹逃げ出してしまった事があった。その時、俺とフシギダネの連携で逃げたポケモンをすべて捕まえることができたのだ。

 普段から俺は、研究所のポケモンをよく観察していて、その行動パターンや習性を良く理解していた。学校で習う年表や数式なんて全く頭に入って来なかったけど、こればっかりは驚くほどにストンと自分の中に入ってきたのは、我ながら驚きだった。

 逃げたポケモンが、どういう場所に集まり安いか。あるいは、群れないタイプだから人も他のポケモンも来にくい場所を選ぶ。この街ではそれはどこか。どの方角からどのように近づくと良いか。死角となるのはどの方向か。俺はそうした事を良く知っていたのだ。

 もちろん、所詮は子供の俺だから、どうやっても行けない場所や手の届かない場所もある。そうした場所にポケモンが居た時に、協力してくれたのがこのフシギダネだったのである。以来、俺たちは研究所に行くたびに一緒に遊ぶ、言わば相棒のような存在になったのだ。

「良いじゃろう。確かにこいつなら、君との相性もばっちりじゃ。さて・・・」

 オーキド博士はおもむろにポケットに手を入れると、色々な物を出した。

「これはポケモン図鑑じゃ。各地で出会ったポケモンをゲットすると、データが自動的に登録されるようになっておる。これに、カントー全域で151種類いるはずのポケモン全て登録して欲しいのじゃ」

「つまり、カントーにいるポケモンを全てゲットしろと?」

「その通り。この地方では151種のポケモンが居ると言われているが、残念ながらこの研究所に全てが居るわけでは無いのじゃ。わしは、できれば直接そのポケモンを見て、触れて研究したいのじゃ」

 さらに博士は続けた。

「他の連中は単に自分の気に入ったポケモンをゲットするじゃろうから、この件については君にだけお願いする。ポケモンに対する優れた観察力を持った君にしか頼めんよ」

 確かに、他の連中はとりあえず、ジム回りをしてからポケモンリーグへの出場を目指すだろう。しかし、孤児院に内緒で旅に出る俺には、それはできない事だった。

 孤児院では、ポケモン関連のテレビ番組や雑誌を見ることはできない。だが、孤児院の職員についてはその限りではなかった。つまりは、職員は出身者がポケモントレーナーになっていないかをチェックしているのだ。

 ジムに挑戦してバッジをゲットし続ければ、当然注目のトレーナーとしてメディアから取材を受けることになる。俺に限って言えば、それだけは避けなければならない事だ。

 とはいえ、何の目的もなくブラブラ旅をするというわけにもいかない。トレーナー希望者は国から旅の補助を受けることができるのだが、その金額は大きいものではないし、期限は2年と決まっている。2年以内にある程度の実績があれば、最大で3年ほど追加で補助期限が伸びるのだが、孤児院にバレてはならない俺は、2年以内に何らかの実績を必ず、しかも内密に作る必要があるのだ。

 前にも言ったが、オーキド博士はポケモン研究の第一人者だ。その研究を手伝うために図鑑のポケモンを全て捕獲したという事になれば、俺もポケモン関連の仕事に就ける可能性が高くなる。

 そうなると、孤児院も俺がそうした事をしていても口出しはできないだろうし、おそらく喜んでもくれるだろう。また、それを先例として、今後トレーナーを希望する事を許可してくれるようになるかもしれない。

 だが、少なくとも図鑑の完成までは、世間に知られるわけにはいかないのだ。

 この件は、俺にとってはうってつけの仕事と言えた。それに、小さい頃からお世話になっている博士にも、少しでも恩返しができるというものだ。俺に異存があるはずもなかった。

「それから、これがモンスターボールじゃ。知っての通り、通常トレーナーが携帯を許されるのは6個までじゃ。このホルダーに付けておくと良い」

「ありがとうございます。孤児院の寄付や学校に行っている間もお世話になっているのに」

「いやいや。気にせんでくれ。わしは、本来研究者として自分がせねばならん事を、君ら若者に押し付けておるだけなんじゃ。何せ、もう旅をするには年を取りすぎているんでなぁ。それより、道中気をつけるんじゃぞ。お前の旅が、ひょっとすると一番困難なものになるかもしれんのでな。そうそう。この地図も失くさないようにな」

「はい。それではそろそろ行きます。シゲルが来ると面倒ですから」

「そうじゃの。道中の旅費は、わしの報酬も含めて送るようにしておくから、ポケモンセンターで受け取りなさい」

「何から何まで、本当にありがとうございます。では、行ってきます」

「うむ。気をつけてな」

 

 

 朝日が完全に空に登る前に、俺はトキワシティに到着していた。もう、他の3人もマサラタウンを出発した事だろう。サトシにシゲル・・・ もう1人は実は知らない。

 いずれにしても、この連中にも俺が旅に出ている事がバレるわけにはいかない。先を急がなければ。

 ジムに挑戦するつもりは無いが、一応ジムの場所を確認してみたが、どうやら今は閉鎖されているようだった。やれやれ。これなら後の3人もすぐにこの街を通過するだろう。俺は最低限の買出しだけを行って、できるだけ急いで街を後にした。

 本当なら、少し時間をかけて街を見て回りたかった。何せ、これまでの人生のほとんどを、田舎町としてはおそらく世界戦でも代表になれそうなマサラタウンの、その片隅にあるしみったれの孤児院で過ごしてきた俺だ。

 こんな大きな街で買い物をしたら、さぞ楽しい事だろう。きっと欲しいものも色々手に入るに違いない。そして、ありがたいことに俺の手元には、先ほどポケモンセンターで引き出した金があった。

 これはいわば路銀なので、そうそう無駄遣いはできないが、正直驚くような金額が振り込まれていたのには少々参った。これもオーキド博士の心付けというやつだろう。

 何にしても、俺は急がなければならない身だ。用がなくなった以上、長居は無用だった。

 ふと、ジムの前で見知った顔を見たような気がして、俺は立ち止まった。だが、その人物の姿は俺が立ち止まった時には既に消えていた。気のせいだったのだろうか・・・

 急ぐ必要があるのは、ポケモンのゲットについても同じ事だった。あまり時間をかけていると、やはり後からの3人に追いつかれてしまう可能性があった。そこで、本来ならポケモンセンターに宿泊した方が良い時間でも、俺は可能な限り旅を続ける事にした。スタミナがあるというのは、俺にとっては数少ない取り柄の1つだ。

 トキワの森までの道中、かなりの数のポケモントレーナーがいる事に驚いたが、彼らは俺の後を追うようにして旅をしているやつらのような、ポケモンに関わる仕事をしたいという人間ではないようだ。多かったのは、単なる虫好きだ。こうした連中は御し易い。

 収穫は、この森で捕らえたキャタピーが、トランセルを経てバタフリーまで進化した事。あまり知られていないようだが、バタフリーは虫タイプのポケモンでありながら、成長すればエスパータイプの技も使えるようになる。

 聞いた話だが、この先のニビシティにあるジムのリーダーは、石タイプのポケモンを使うらしい。あまりジムに挑戦しない予定である俺には関係無いかもしれないが。それに、フシギダネも石タイプや地面タイプ相手に力を発揮するから、もし俺がトレーナーとしての高みを目指しているのであれば、最初のジム戦は比較的有利に行う事ができただろう。

 森の出口付近でピカチュウに出くわしたのも収穫だった。電気ポケモンは全体的にあまり多くないし、何よりこいつは見た目がかわいい。これから長い旅になり、心が磨り減る事もたくさんあるはずだ。そんな中で、こいつをみれば心も和むことだろう。

 俺がニビシティに到着したのは、マサラタウンを旅立ってから2日目の夜更けだった。一般的なトレーナーは、マサラからトキワまでの旅でも数日かかるというから、俺はおそらくそれなりに他の連中を引き離している事だろう。安心すべきでは無いが、とりあえず今夜はこの街で休むことにしよう。

 ジム戦をする予定の無い俺には、単に通り過ぎるだけの街である。それに、仮に挑戦をするにしても今はあまりに時間が遅すぎる。

 多くの街のポケモンセンターは、基本的には22時には閉まってしまう。そのため俺は、街中で野宿をするというわけの分からない状況に陥ってしまったのだ。

 さしあたり俺は、博物館らしい建物の裏口あたりで寝ることにした。ここには屋根があるし、人もそう通らないだろうと思ったからだ。しかし、目が覚めた俺の周囲には、博物館の職員らしい人が数人立っているのだった。

 どうやら俺は寝すぎたらしい。あたりはすっかり明るくなっているし、周囲には人通りもある。やれやれ。どうやら俺は、自分で思っている以上に疲れていたようだ。そして、背中が痛い。

「君、大丈夫かい?」

「あはは。大丈夫です」

「なら良いが、どうしてこんなところで?」

「いや~。街に着いたのが夜遅かったもんで」

 そんな話をしながら、俺はその人が持っているものがなぜか気になった。

「これかい? 展示する予定だった化石の1つなんだけど、小さくてあまり見栄えがしないから展示されなかったんだ。良かったらあげるよ」

 そんな大切そうなものを気軽に見ず知らずの少年にくれてやっても良いのだろうか? とも思ったが、俺は素直にそれをもらうことにした。素直であるという事は、俺にとっては数少ない取り柄の1つだ。

 博物館を後にした俺は、意外な人物と鉢合わせをする事になった。その人物はなんと、ニビジムのジムリーダー・タケシだったのである。

 俺がなぜタケシをすぐに認識できたのかと言えば、オーキド研究所でしばしば読んでいたポケモンの専門誌に載っていたからだ。

 カントーにはいくつもポケモンジムがあり、中でも8つの有名なジムがあるのだが、ジムリーダーという事は、カントー全域でもトップレベルのトレーナーでもあるわけだから、タケシが雑誌の記事になっていても不思議では無い。

 俺は、基本的にはジムへの挑戦はしないつもりでいた。雑誌の記事になっているジムの中で、気になったジムはいくつかあって、そこには挑戦あるいは戦わないまでも見学くらいはさせてもらおうと思っていたが、ニビジムはその予定には入っていなかった。

 だが、トレーナーとしてとなれば話は別だ。ジムトレーナー同士、出会えば特別な事情が無い限りはまずはバトルだ。当然俺はタケシにバトルを申し込んだ。

「ジムへの挑戦か? だったらジムへ・・・」

「いや、事情があってジム戦は遠慮したいんだ」

「わけありか・・・よし。怪しいと言えば怪しいが、お前は悪い奴では無いらしい。いいだろう。挑戦を受けるよ」

 雑誌の記事にもあった通り、タケシは基本的には人の良い奴だった。理由も聞かずに、ジム戦を避けたいという俺に、あくまでも1トレーナーとして挑戦を受けてくれるというのだ。ありがたい事だった。

「場所は向こうの河原にしよう。あまり人目につきたくないんだ」

「良いだろう。ポケモンはお互いに1体ずつだ」

 こうして、非公式ながら俺は、始めてのジムリーダーへの挑戦に挑むのだった。


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