僕は提督で海に出る   作:旅の物見666

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7〜9話

練度上げ(レベリング)

 

アラン

「じゃあちょっと南西諸島海域の制圧がてら龍驤の練度を上げてこようと思います」

 

龍驤

「ちょい待ち。その仕事、荷が重すぎるんとちゃうか?」

 

アラン

「大丈夫大丈夫。何のために僕が一緒に行くと思ってるの?僕が君のそばにいる限り沈ませたりしないよ。

てな訳で、秋雲は遠征よろしくー」

 

秋雲

「やっぱり人手不足が否めないね。わかった、いってくるよ」

 

〜海に出撃中〜

 

龍驤

「あかんあかん‼︎ひとりじゃ捌ききれへん!提督もなんか手伝ってや!」

 

アラン

「僕が手伝うとMVPを取りかねないんでな!

僕は庇って受け流す事だけをさせていただこう!

頑張れ龍驤」

 

龍驤

「絶対後でしばいたる。覚悟しときや」

 

この後めちゃくちゃ攻略した。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

『疑問』

 

アラン

「いやぁ。凄かったなー、龍驤は無事かい?疲れてない?」

 

龍驤

「喧嘩売っとんのかい君は、見ての通り無事ですが疲労はマッハやでもう動く気力すらあらへん」

 

アラン

「そっか、じゃあ…よっと」

 

龍驤

「うぁ⁉︎ちょっ!君、何しとるん!」

 

アラン

「見ての通りおんぶですが何か?

疲れているのなら僕が足になるさ。

君は寝るなりなんなりするといいよ」

 

龍驤

「そーかそーか、じゃ、お言葉話に甘えさせてもらうわ」

 

〜暫くして〜

 

龍驤

「なぁ提督?」

 

アラン

「何だい?」

 

龍驤

「秋雲せんせの事やけどな?あの人戦闘の時の挙動、おかしくなかったか?」

 

アラン

「…例えば?」

 

龍驤

「かわせるはずの攻撃を体では完璧に避けようとしてるんが意識的に当たったりしてる感じがあるんよ。

逆もまたしかり、当てられる攻撃を自然な流れで外したりしよって」

 

アラン

「ふーん…でもそれは僕に話す事ではないね。

彼女(あきぐも)に話す事だと思うよ」

 

龍驤

「う…、ま、まぁそうやったな。今度また聞いてみるわ」

 

アラン

「僕も聞いていいかな?」

 

龍驤

「何や?スリーサイズの事以外やったらええで」

 

アラン

「何でわざわざスリーサイズと言う単語を出したかなぁ…自沈確定だよそれ?」

 

龍驤

「うるっさいわ。ちょっとしたお茶目やろお茶目!」

 

アラン心の声

「お茶目と自虐は違うと思うんだ…」

 

アラン

「それで聞きたいことはさ。

何で龍驤は秋雲の事を秋雲”せんせ”って呼ぶんだい?」

 

龍驤

「確かに変やな、何でやろ?」

 

アラン

「…君にもわからないのかい?」

 

龍驤

「そやなぁ、まぁ、いつか思い出したら話たるわ」

 

アラン

「やれやれ…秘密の多い鎮守府だ事で…」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

『弱点』

 

アラン

「・・・」

 

秋雲

「どうされました提督?

上司と飲み会に誘われて飲めないと言っているのに強引に圧力をかけられ飲まざるおえなくなったけど嫌な顔が出来ない新入社員みたいな表情して」

 

アラン

「例えは微妙だけど大体間違ってはいないのは確かだ。君達はお酒はいける口かい?」

 

秋雲

「いけなくはない」

 

龍驤

「右に同じ」

 

アラン

「そうか…じゃあ…」

 

〜青年取り出し中〜

 

アラン

「これを君達にあげよう」

 

龍驤

「獺祭…八海山…十四代。ほー…これまたけったい人気のある三本やな」

 

アラン

「実を言うとね、お兄さん極度の下戸でさ。

お酒は9割ぐらい水で薄めても飲めないくらいなんだ。

で、このお酒は僕を可愛がってくれるお爺ちゃん提督から貰ったんだけど…飲めないし捨てるのも勿体無いしで処理に困ってたんだ」

 

秋雲

「じゃあ何で貰ってきたんですか」

 

アラン

「今に思えば軽率な行動だったよ…」

 

龍驤

「じゃ、ありがたく頂戴するとするわ。

秋雲せんせは何を飲むん?うちは残ったんでええで」

 

秋雲

「獺祭」

 

アラン

「即答とはたまげたなぁ…」

 

龍驤

「じゃ、うちは残り二本を貰いますわ」

 

〜少女退出〜

 

アラン

「オチは⁉︎」

 

ないです


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