僕は提督で海に出る   作:旅の物見666

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4〜6話

『戦力弐』

 

アラン

「てな訳で第二戦力がうちに来ました」

 

龍驤

「龍驤や。よろしくなー」

 

秋雲

「待って、秋雲さん全く理解できない。

てな訳でってどうゆう訳⁈」

 

アラン

「いやー。上に掛け合ったらポンと出してくれたよー」

 

龍驤

「うちが言うのもあれやが、ようお堅い上を説得できたもんやな」

 

アラン

「ちょっと突っついただけさー」

 

〜アラン回想〜

 

アラン

「ここが上層部の部屋かぁ…さて準備と参りましょう」

 

〜青年準備中〜

 

上層部その1

「貴様何者だ。ここは関係者以外立ち入り禁止だぞ」

 

女性

「え、あ…はい!その…知ってます」

 

上層部その2

「ならば速やかに帰るべきだな」

 

女性

「は、話を聞いてもらえませんか?」

 

上層部その1

「ならん。部外者の話を聞いている時間は我々には無いんでな」

 

女性

「そんな…そしたら私、兄にこっ酷く叱られてしまいます…シクシク…」

 

上層部その2

「お、おい、泣くやつがあるか。

わかった、話だけは聞いてやる、だが内容によっては期待するんじゃあ無いぞ」

 

女性

「あ、ありがとうございます!

それで…兄というのは沖浜鎮守府に着任したアランというもので、私はエリンと言います。

それで…『君にとっても重要な任務を言い渡す。戦力を何隻…まぁ一隻でも構わないが連れてこい。でなければ二十四時間海に沈めるからね』って…なので…お願い…ひっく…します…シクシク…」

 

上層部その1

「わ、わかった、泣くんじゃ無いお嬢さん。

他のメンバーにも掛け合ってみるから…な?」

 

上層部その2

「すでに無線越しに許可が出たぞ」

 

上層部その1

「お前仕事早いな、じゃあ俺らは資料取ってくるからここで待っててくれ」

 

二人は退席

 

エリン?

「ちょろいなぁ…もう少し泣き落としに強い面子を集めるべきじゃあ無いの?ま、いいや。次はもう少しまともにやろーっと。女性体も疲れるしー」

 

〜アラン回想終わり〜

 

アラン心の声

「なんてやった事…話せるはずもないよねー」

 

龍驤

「んじゃあま、今日から宜しゅう頼むわ”秋雲せんせ”」

 

秋雲

「はいよー…まっ、気楽にいこうや。提督がこんなんだしね」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

『告白』

 

アラン

「で、なんで君たちだと思う?」

 

秋雲

「…えっと…何が?」

 

アラン

「何故君らがこの鎮守府にいるかという事だ」

 

龍驤

「そんなん決まってるやろ。たまたまそうなったんや」

 

アラン(作者代理)

「私は龍驤と秋雲が好きだから君たちにしたんだ(イケヴォ)」

 

秋雲.龍驤

「ロマンのへったくれもない告白をどうもありがとう。そしてど突いても構わないかな」

 

アラン

「辛辣すぎないかね。あ、因みに僕が提督で毎回話しに出てるのは僕がオリジナルキャラクターであり一番動かしやすいからだってさ」

 

龍驤

「一体なんの話をしてるんやあんたは。

おりじなるきゃらくたー?動かしやすい?

なんのこっちゃ」

 

アラン

「秋雲、君は漫画をよく描いてるときいた」

 

秋雲

「私は描いてないです。描いてたとしてもそれは秋雲さんじゃない秋雲さんです」

 

アラン

「そして君がとある作品を基にしたいわゆる二次創作を手がけたとしよう」

 

秋雲

「話聞いてる?」

 

アラン

「しかし、描き上げた後にこのキャラクターはこんな話し方や言動はしないなどと言われたら君はどう思う」

 

秋雲

「凹みますけどまずは人の話を聞くところから始めるべきじゃないですかね」

 

アラン(作者代理)

「その通りだ、そうなるから文句の言われないオリジナルキャラクターは動かしやすくて助かる。実際辛辣だった時もあったからね‼︎因に今回の僕はボケもツッコミもシリアスもできる万能タイプだ」

 

龍驤

「この提督いつもこんなんなん?」

 

秋雲

「冷静な時は冷静なんだけどねー…」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

『演習』

 

アラン

「さて、次の作戦だが…あぁぁぁ⁉︎」

 

龍驤

「大変や!窓をぶち割って豆腐の角が提督の後頭部に刺さりおった!」

 

秋雲

「誰かに説明するが如くの説明口調ありがとう!

しかもこれ、ただの豆腐の角じゃなくて鉄製の豆腐の角です!」

 

アラン

「一ついいかな。そこ重要じゃないよね…えぇぇ⁉︎」

 

龍驤

「なんてこっちゃ⁉︎立ち上がろうとした提督にまた何か刺さりおった⁉︎」

 

秋雲

「これは…パンツ⁉︎パンツです!しかもこれ、生暖かいので誰かの脱ぎたてですよ」

 

アラン

「二ついいかな?

まず脱ぎたてのパンツはいらないし、パンツは刺さるもんじゃなあぁぁ⁈」

 

龍驤

三度(みたび)刺さった!窓の外を確認しようとした提督のひたいにカタパルトが刺さった!」

 

秋雲

「しかもこれ…ただのカタパルトです!」

 

アラン

「3ついいかな?まず、ただのカタパルトなら報告いらないよね?そして何故カタパルトが飛んでくるんだい?最後にギャグパートだからといって僕が死なないとか思ってないよね?」

 

秋雲.龍驤

「・・・・」

 

アラン

「黙秘するのやめていただけませんか?…さて、そろそろ死に目を見せに行かないとね」

 

秋雲

「あぁ…提督がすれ違いざまに幼女にありとあらゆる暴言を吐かれた上げく殴る蹴るの理不尽をくらい、怒りのあまり殴りにかかりたいけど公衆の面前があるため怒りをこらえながら笑顔で大人にそんな事をしちゃいけないよと言った瞬間に誘拐だと叫ばれ警察を呼ばれた時の様な引きつった笑みだ」

 

アラン

「その微妙な例え本当にやめてくれないか」

 

龍驤

「でも誰がやってるか心当たりはあるかいな?」

 

アラン

「今日演習がある事をすっかり忘れていたんだよ」

 

秋雲.龍驤

「演…習…」

 

〜青年少女移動中〜

 

利根

「うわー…大丈夫かのー。カタパルトが不調のせいで飛んでってしまったが…」

 

吹雪

「大丈夫でしょうか…強風にあおられてパンツが飛んでってしまいました」

 

蒼龍

「大丈夫かなー。わざと投げたら窓ガラス割っちゃったけど豆腐の角が刺さってないといんだけど」

 

時雨

「利根さんのカタパルト不調はいつもだけど今回のはフライング機能でも付いていたのかい?

吹雪ちゃんは一体何を心配しているんだ?

まずは君の(頭の)心配をしたほうがいい

蒼龍さんに関してはあからさまに故意でしかないから僕はもうツッコまない」

 

卯月

「あぁ。とうとう時雨がツッコミを放棄したぴょん」

 

卯月、時雨の脇を豪速球で何かが飛んでいく

 

蒼龍 撃沈

「アガッ⁈」

 

吹雪 撃沈

「パンツッ⁉︎」

 

利根 撃沈

「痛いッ⁉︎」

 

卯月

「だ、誰だぴょん⁉︎」

 

アラン

「んー…三隻沈めてまぁ良しって所かなぁ…命中度が下がってないだけ良かった良かった」

 

龍驤

「物を投げつけただけで艦娘を撃沈まで追い込むとかどないな投力しとんねん」

 

卯月

「あ、今日の演習相手!卑怯だぴょん!奇襲だなんて」

 

アラン

「既に演習は始まってるのだよ」

 

卯月、敵のHPバーを確認

 

秋雲 無傷

 

龍驤 無傷

 

アラン 大破

 

卯月

「なんで提督さんのHPが減ってるぴょん⁉︎ま、まぁ、この卯月とシグちゃんにかかれば二隻程度余裕…」

 

時雨

「(白旗パタパタ)」

 

卯月

「時雨裏切ったぴょん⁉︎」

 

アラン

「さぁ。龍さん秋さん、やっておしまい」

 

〜演習終了〜

 

卯月

「次会った時は覚えてろー!ぴょん!」

 

アラン

「はーっはっは!二度とくるな!」

 

秋雲

「いやー…嵐の様な方々でしたねー」

 

アラン

「被害は甚大だよ、主に僕がね。

さ、なんでかもう夕方近くだし、帰って夕食にでもしよう」

 

秋雲

「今日はオムライスがいいねー」

 

アラン

「わかったわかった、作ってやるから君はドッグにいってなさい」

 

秋雲

「はーい」

 

龍驤心の声

「なんや…さっきの演習。えらい秋雲せんせの挙動がおかしな様に見えたが…気のせいか?」

 

アラン

「うーん。

にしても珍しいなー、秋雲が小破なんて。

ま、いいや。龍驤、君は何が食べたい?…龍驤?ぼーっとしてどうしたんだい?」

 

龍驤

「ん?あ、あぁ。いや、なんでもないで。

うちもオムライスでかまへんよ」

 

アラン

「じゃあ決まりだな」

 

夕暮れの鎮守府は何かを語る

 

 

かもしれない

 


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