満身創痍の英雄伝   作:Masty_Zaki

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ギルえもん出現。

クー「ギルえも~ん、また世界がループしちゃったよォ~」
ギル「全く仕方ないなぁ、ランサーくん、自害しろ」
クー「」

冗談です。
ギル様の台詞の言い回しが難し過ぎて死にそう。どう書き直してもそれっぽくなってくれない。そんなこと考えてたら普通に予約の宣言時間遅れましたすみません。


英雄王再臨

 時間は少し前に遡る。

 一度ウエストミンスター宮殿前の黒い影のほとんどを消滅させた後、残りを駆けつけた風見鶏の生徒に任せ、『八本槍』一同とクー・フーリンは一度その場を離れ、街を闊歩している黒い影を片付けていく作業に突入した。

 前回同様ウエストミンスター宮殿に黒い影が集まるような結界を張っているのか、ほとんどがその方向へとゆっくり進んでいる。剣を大量に現像し射出する戦術を用いているジェームスと、千変万化の液体による蹂躙戦術を用いているアデルがこの作業を効率的に進めているのだが、一方で街中の路上という比較的狭いエリアで戦闘をしているアルトリアにとっては、太陽フレアのような一撃必殺の閃光を無闇に放つことはできず、クーも槍一本で渡り合う必要があるため、一体一体を確実に仕留めていかなければならない。前者二人と比べて作業効率が落ちているのは明白だった。

 通常と戦闘スタイルを変化させ、集団戦に敵うような戦術を使っているクーだが、しかし槍という武器がそもそも刺突によるダメージを想定して作られてあるため、斬撃によるダメージはあまり期待ができない上に、槍を突くのではなく振るという動作は、やはりその構造上どうしても次へと繋ぐためにはどうしても斬撃を繰り出す必要があり、少し無理をして突きを繰り出そうとしても、結局同じ程度の隙が生じる。もっとも、これはクー自身より同格または格上の人物を相手取った時に気を付けなければならないことであり、所詮雑魚である目の前の黒い影に対してはダメージの比較的少ない斬撃でも十分始末できてしまう。

 いずれにせよ、実際数を倒せていないのは間違いないのだ。確実に数を減らしてきてはいるのだろうが、正直に言ってしまえば視界はまだまだ黒く染まっており、まだ黒い影の観測されている地域の二割も掃討できていないため、もう少し人員を割いておきたいところなのだが。

 

「クッソ、こんな時何か安全な超必殺技みたいなのがあればなぁ」

 

 前方から来ていた三体程の黒い影を纏めて薙ぎ払う。煙が散るように消滅したが、まるで倒した時の達成感みたいなのが感じられない。

 超必殺技なのに安全などと言っていることは意味不明だが、要するに景観を壊さずに一斉に敵を葬れる力があればよかったということだろうか。大規模な戦闘であるとは言え、建造物やその街のものを破壊することは原則禁止されている。『八本槍』の権力としてなら多少破壊してもお咎めはないだろうが、結局このルールも個人の良心に基づくものである。

 ちなみに、クー自身も槍の持つ呪いの力を爆発的に開放させることによるとんでもない破壊力がもたらす広範囲の爆撃を可能とするが、それだけの威力があれば簡単に建物を瓦礫に変えてしまうため使用していない。

 葵のことも考えて引き受けてしまったものの、実際に体を動かしてみて分かったのは、どう足掻いても面倒であることには変わりないということだった。一人でブツブツと呟くだけで作業をおろそかにするつもりはないが、面倒なものは面倒である。

 

「な、何故――っ!?」

 

 ふと、上空からアデルの声が聞こえてきた。彼はこの作戦の戦闘を液体による移動と攻撃に任せきり、自らは建物の上から操作するのみであった。

 続いて聞こえてきたのは、強烈な爆発音。振り返って視界に入ったのは、視線の先を高速で横切る二、三振りの黄金の剣だった。

 その射撃元――砲台を見上げてみれば、そこにいたのはいけ好かない老人と、そしてもう一人。

 

「しばらく雑種の傀儡として操られるのも悪くはないと思っていたが、実に詰まらぬ」

 

 金色の鎧を纏った、威風堂々の言葉を体現した青年。そこに立っているだけで、跪くべきだと本能が訴えかける程のプレッシャーを放つこの男は。

 

「――あいつは」

 

 その男を知っていた。夢で見たかもしれないあの光景が、実は過去ループ世界の中で実際に体験していたこと、そして、この男は紛れもなく、クーがこれまで生きてきた中で手が届かない程に、そう、このクー・フーリンが唯一雲の上の存在だと認めざるを得なかった王の中の王。その名は、曖昧になりつつあった記憶の中でもしっかりと魂に刻まれていた。

 

 ――英雄王、ギルガメッシュ。

 

 クーはその男を一睨みして、そして真紅の槍を構え間違って飛び出そうとしたが、やめておく。

 そもそも今はそのような遊びに興じている場合ではない。目の前の黒い影を片付けるのが先決だ。

 黄金の英雄王は金のカーテンの中から何やら飛行物体を取り出すと、それに乗り込んで高速で空を飛び出していった。

 ふと、思った。

 アイツなら、このループ世界について何か知っているのかもしれない、と。しかし同時に、アイツにだけは、絶対に頼らない、と。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 金髪のショートヘアの少女は、知らぬ間に同じ金髪で、しかし長身で眉目秀麗な真紅眼の青年に助けられ、金色の飛行船の上でぺたりと座り込んでいた。先程ぶつけられたのであろう、ベッドのようなふかふかした布は、いつの間にか金色のカーテンの向こう側へと消えていた。

 青年は、黒い影から救出した少女を見て、何やら意味深に唇を歪めていた。実に愉快そうである。

 彼女の瞳は、既に青年の正体について何も理解していない。本来ならこの顔を見てその名を知らない蒙昧は生かしておく価値もないと斬り捨てることもできたが、青年にはある思惑があった。

 

「貴様のことは耳にしておる。何でも過去の記憶を失っているようだな。己の存在を肯定できぬ状況にてその在り方、なかなかに滑稽よな」

 

 見下すようなその瞳に、さくらは怯んだ。

 今までに誰にも向けられたのとのないような、威圧するような視線。

 

「貴様には興が乗った。この我手ずから守らんでもない」

 

 傲慢不遜、しかしその堂々とした振る舞いには、どこか人の上に立つ者としての絶対的な重みがあった。

 さくらはこの男が酷く恐ろしかった。全てを手中に収め、全てを支配し、全てを操る存在なのであろうこの男が、しかし自分の立場を省みずにただ薄笑いを浮かべているその姿が。

 そして、何故か、憧れた。決して理解することのできないその存在を。理解しきれないからこそ。

 ギルガメッシュが口を閉じれば、飛行船は地面へと直滑降を始めた。

 舗装された道路が、日常生活では決して体験できない速度で目の前まで近づいてくる。しかしこの船が何かに守られているのか、風圧に煽られたり浮遊しそうになったりするということはない。

 そしておよそ一般の建物の二階くらいの高さくらいで急停止し、頭上で先程と同じ金色のカーテンを展開させた。

 剣や矛などの煌びやかな刃がその姿を現す。視界いっぱいに広がる絢爛な武器の光景はまさしく圧巻。

 

「貴様、先はあれらに妙な視線を向けておったな」

 

 玉座に座ったまま、ギルガメッシュはさくらへと話しかける。

 絶対王からの言葉。さくらは酷く緊張しつつも、金色の英雄に向かって口を開いた。

 

「あれが何なのか、ボクにも分からない。でも、多分だけど、記憶にないボクは、きっとあれを知ってる、見たことがある」

 

 カチャリ、と、重厚な金属音がさくらの耳を打つ。

 玉座から立ち上がったギルガメッシュは、そのまま二歩、足を進めた。

 

「恨み、怒り、妬み――アレはそう言う類の感情の結晶、とでも言うべきか。それを知っているとは貴様、なかなかに面白い」

 

 そう、彼は愉快に笑っている。遊戯盤を俯瞰する子供のように。知性と威厳の溢れる真紅眼の視線が、黒い影共を静かに捉えていた。

 そしてその唇から、ゆっくりと笑みが消える。何を考えているのだろうか。先に何を見据えているのだろうか。

 

「ただ()()()()の望みなど――邪魔にしかならぬ」

 

 金が煌めいた。

 銃が発砲された――そんな比喩では到底届かない閃光と轟音。

 これは、戦争。一方的に敵を蹂躙し、制圧し、破壊する。逃げ惑うことすら許されない剣舞の嵐。

 金色のカーテンを砲台として射出される武具は、一見適当に打ち出しているようにも見えて、しかしよく見てみれば、その一撃一撃は確実に黒い影を捉え、刃先が地面に触れることなく、街並みが破壊されることを阻止している。

 街を守る――そんなことを考えているのかどうかも疑わしい。彼にはそれだけの技量がある、それだけのことではないか。

 

「す、すごい……」

 

 黒い影が一瞬にして霧散していく。爆風に、光に包まれて、大幅にその数を減らしていく。

 さくらの視線は、既に地上をふらついている影の軍団から、仁王立ちのままで豪華絢爛な爆撃を仕掛けているギルガメッシュへと向かっていた。

 すると、さくらの胸元に、ギルガメッシュの背後に広がる金のカーテンと同じような波紋が広がった。そこから現れたのは、純金でできた光り輝く盃と、その中に一杯注がれた何らかの飲み物である。少し強いアルコール臭が鼻孔を貫いた。

 

「これは――」

 

「記憶はないらしいが未成年という訳でもなかろう。我の持つ酒の中でもそこそこの代物よ。その盃が空になる前にこの茶番を終わらせる」

 

 狩りの時間だ、そう呟いた彼をそのまま眺めながら、その盃を一口啜った。

 芳醇な香りが口の中に広がる。よく酒を飲むという記憶こそないが、子供のような身なりであるさくら自身にも、この酒が今までで最高のものであるとよく分かる。小さな体に強いアルコールは少々きついだろうが、それでも王の下賜した盃だ。勿体ないし飲み干さない選択肢はない。

 地上から、黒い影がかなりの速度でその数を減らしている。それと同時に、さくらの心から気味の悪さが少しずつ薄らいできていた。

 その影にどんなトラウマがあるのかは知らない。しかしかつて大嫌いだったであろうそれらが、たった一人の男によって軽々と粉砕されていく。心地が良いというか、どこか気分爽快だった。自分が到底できもしないようなことを、目の前で誰かが簡単にやってみせる時の、あっと驚くこの心情。

 そして、地上から遂に爆撃音が消えた。静けさを取り戻そうとしている時に、さくらの盃の中から酒が消えた。

 ほんの少し酔いが回ってしまったさくらの頬は上気している。少し視界がふらついているようにも感じられる。

 

「ふ、ふにゃ~……」

 

 酒が好きという記憶は存在しないが、しかしやはりさくら自身が知らない過去の自分においても、酒が好きという訳でもなかったようだ。

 実際カップ一杯程度の酒でくらくらしている自分がいる。思考が割とはっきりしているだけまだましだ。

 

「ほう、もう空にしたか。やはりただの子供という訳でもないようだな」

 

 浮遊する飛行船の上で、ギルガメッシュは船首から踵を返しそのまま玉座に再び座り込む。

 さくらは立ち上がって、彼の傍まで歩み寄り、そして盃を両手で差し出した。何を意識したのか、自分が口をつけた側は自分の方へと向いている。汚れた方を相手へと向けるのは無礼だと考えたのあろうか。

 

「構わぬ。雑種の口のついたものなど我の宝物庫には用はない。とっておくがよい」

 

 しかしギルガメッシュはさくらのそれを拒む。

 自分のものを差し出す心の広さはあるが、それを素直に返そうとしても汚いからいらないというあたり、なかなか面倒臭いタイプの王様気質なのかもしれない。

 

「――それにしても、悉く詰まらぬ。地を這いまわるどこぞの狗でも退屈しているだろうよ」

 

 ギルガメッシュが見下したその視線の先には、真紅の槍を握り締めたクー・フーリンがいた。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 アデル・アレクサンダーの最強の使い魔、英雄王ギルガメッシュの暴走により、黒い影の殲滅作業は瞬く間に終幕してしまった。

 場所は再び風見鶏へと移り、一同は生徒会室兼学園長室に集っていた。普段ではなかなか拝見することの適わない豪華な面子である。女王エリザベス、『八本槍』アルトリア、ジェームス、アデル、クー、カテゴリー5リッカ・グリーンウッド、そして彼女との共同研究者であるジル。更にもう一人、アデルから解放されたらしい究極の王、ギルガメッシュ。彼はエリザベスよりもエラそうに最も奥の椅子へと座り込んでいた。いつも座っている席を取られたエリザベスは少し離れた位置で立ったままでいる。ギルガメッシュに保護されたさくらもここにいた。

 

「フン、雑種如きがこの我を束縛できると思ったか」

 

 使い魔の勝手な暴走に、そのマスターであるアデルは怒り浸透しているようだ。表には出さないようにしているが、しかしここにいる面子の全員が、彼が怒っていることには容易に想像がついている。

 

「雑種共の負の感情が地上の霧を構成している。我のこの肉体も雑種の魔力によって構築されている故、原理こそは分からぬが感情を持つ霧と結びついたと考えられる。我の自我が雑種の下らぬ妄念からできたというのは不快極まりないが今そのことについて喚く時間もなかろう」

 

 ギルガメッシュの意志は地上の霧によって完成してしまった。それは元々魔力の塊である使い魔が直接取り込んだのか、あるいは術者であるアデルを介してギルガメッシュへと伝わったのかは分からない。しかし、ギルガメッシュ自身が自らの意志を持ち、大きな戦争を一人で始められる武力をコントロールすることができるとあれば、その戦力は大きい。

 

「さて、話は大体察している。目的は地上の霧をどうにかすることよな。間違ってもあの黒い雑種を消し去ることではない。なのに何故大きな行動を起こさぬ。ここで手を拱いていようと事態は変わらんぞ」

 

 ギルガメッシュは楽しそうに、ここにいる全員を馬鹿にするように眺めてそう切り出した。

 そこですかさず意見したのが、カテゴリー5、リッカ・グリーンウッドである。

 

「エリザベスの方でも地上の霧に関してはどんな魔法が使われているのかは全力で調査に当たっているわ。それに黒い影に関しても戦力を増強して警備に当たってる。これ以上に何かすることでもあるの?」

 

 天上天下唯我独尊、そんな言葉を体現したようなこの王様に対して強気で突っかかるリッカ。カテゴリー5というだけあって、なかなか強かな魔法使いである。伊達にクー・フーリンの傍で共に旅をしていない。

 

「ならば問う。現在において原因や正体が不明な代物はいくつある?」

 

 リッカは急な質問に一瞬うろたえるが、しかしすぐに気を取り直して思考を広げてみる。

 考えれば割とすぐに答えは出た。地上の霧、黒い影、そして未だに何の手がかりも掴めないさくらの人間関係と記憶。そこでふと、気が付いた。

 

「……桜の枝」

 

「――然り」

 

 リッカが呟いたのは、リッカが清隆とミッションに地上に出ていた時に見つけたさくらが握っていた桜の枝のことである。

 さくらが握っていたそれは、地上から養分や水分を吸い上げているわけでもないのに、萎れることなくその花弁を仄かに光らせていた。折れた桜の枝は、間違いなく生のエネルギーを放っていたのだ。

 

「霧に関しては調査中、あの黒い影に関しても対策はしてある。ならば次は根元を絶つ準備しかあるまい。あの娘の持つ枝が何なのかもやはり分からぬが、しかし娘の正体を突き止める上でも、普通の生物学では理解の及ばぬ現象においても、あの枝は最優先に明らかにすべきであろう」

 

 あの桜には何かしらの神秘が眠っている。それくらいは既に調査がなされていた。

 何の補助もなく永遠に咲き続けていられる桜の花、その技術こそリッカとジルが目指していた最終形態だっただけに、二人にとって彼女との遭遇は印象深いものであった。

 現在の魔法技術において、あの桜のように永久に花を咲かせる技術など存在しない。だからこそ二人で研究を重ねているのだが。

 となれば、さくらの家系がどんな魔法使いの一族の出自なのか、ある程度分かってくるのかもしれない。先進した魔法の技術を隠匿している、地位や名声に興味のない家系であれば探し出すのも一苦労だが、植物関係を中心に洗う必要があると方針が定まるだけでかなり効率はよくなるだろう。

 ともかく、あの桜が一体どういうものなのかは迅速に明確にしておく必要があるというのは、ギルガメッシュが言ったとおりであることをリッカも納得する。

 

「分かったわ。あの桜に関しては、私たちの研究を上手く絡めて調査してみる。それで、あなたはどうするの?」

 

「ほう、この天に仰ぎ見るべきこの我に厚かましく指図するか。勘違いするなよ雑種、我は盤面を上から眺め、戯れの経緯を見届けるだけに過ぎん。そのために糸口を示すことくらいはあるだろうが、決して同じ舞台で踊ることはせぬ」

 

 要は、現場監督に徹するということである。それも質の悪いことに、たまに気が向いたらヒントをしれっと紛れ込ませるだけという酷く使い物にならない監督である。

 第一印象からそんな男であるということは何となく分かっていたが、実際に返事を聞いてみるとやはり溜息は口から漏れてしまう。

 その後、簡単に各方面でこれからの方針を定めて解散という形になった。

 ぞろぞろと学園長室を抜けていく中で、最後に残ったのは、クー・フーリンとギルガメッシュの二人だけとなった。

 

「さて、そこの狗、我は貴様に、初めまして、と声をかけてやるべきか?」

 

 相変わらず、エラそうに腰をかけたままのギルガメッシュは、鋭い視線をクーへと飛ばす。

 馬鹿馬鹿しいと心の中で吐き捨てて、壁に背中をもたれさせたまま英雄王に言葉を返した。

 

「残念だが、俺たちはどうやら、久しぶり、が正しいらしい」

 

 クーが返した返事に、ギルガメッシュは静かに笑ってみせた。




書いているうちにギルガメッシュの表現の仕方が分からなくなってきた。
やっぱり雑種の一人でしかない俺なんかに世界の全てを支配する英雄王様を捉えることなんてどだい無理な話なんだい!
読者の皆様に質問です。ギル様の視点に立つために世界の全てを手中に収めたいんだけど、無料で簡単に世界征服できる方法ってありますか(錯乱)

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