Side of GGO&ALO   作:(´鋼`)

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土妖精領主が半端無かった件について

~シヴァside~

 

「し、死ぬぅ…………」

 

「お疲れ様です。水飲まれますか?」

 

「飲ませろッ!!」

 

 

いやね、ちょっとデュエルしてたんだよ。俺vs他の領主で。

 

いやぁ、疲れるったらありゃしないわ。

 

アリシャはちょこまかと動くわ、モーティマーは魔法が恐ろしいわ、フォルティは性格変わってたわ、ビーバックは拳を振るう速度が化け物だわ、サクヤは………どんまい。

 

んで、残ってるのがドミナ、エイド、ガルロックなんだよな。流石に休憩はもらえたから良しとしていいんだが。

 

んで、フォルティとのデュエルの途中でシノン、ユウキ、キリト、何故かリズが来てた。

 

あ、ちなみに領主たちが使っていた武器は

 

アリシャ:短剣 モーティマー:魔法オンリー

フォルティ:鎌 ビーバック:ナックル サクヤ:刀

 

という感じだな。残りの領主たち3人の武器はまだ見てないので知らない。しかし強いんだろうな。

 

んで、今はシノンに膝枕してもらって休んでますが。何か?(威圧)

 

 

「さてと………そろそろ動くかね」

 

「ん、行ってらっしゃい♪」

 

「おーおー少しの行動も無駄にしないって訳?このバカップルは。キリトとアスナ以上に甘くない?」

 

「そこの真っ黒黒助には負けらぁ」

 

「………後で俺とデュエルな、シヴァ」

 

「えー、何?4話分戦闘回にするつもりか?作者にリバウンドさせるつもりか?」

 

「スッゲーメタイな」

 

 

兎も角、俺はガルロックとデュエルしに行くぜ。身長190の巨漢が何を使うのやら?

 

俺は【神壊刀・壊無】を装備し、柄を顔の側面に持っていき構える。

 

ガルロックは………短い片手棍?あんなゴツいのにか?でも、何で片手棍なんだ?ってか、あの片手棍どっかで見たことあるような………?

 

 

「これ気になるか?これは【ニョルニル】って言ってな、伝説級武器なんだよ。結構強いぞ~」

 

 

………うっわメンドい。伝説級武器かよ………壊無と同等の性能ばっかだから壊無が壊れそうになるんだよな。だったら構えはそのままで武器を【天下五剣 鬼丸国綱】を装備する。

 

ガルロックはニョルニルを構える。さぁて………始めようか。

 

 

 

 

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~キリトside~

 

………いや、スゲー迫力だった。サクヤは………うん、あれだ。シヴァ相手に頑張った方だ。

 

それよりも、他の領主たち―音楽妖精、鍛冶妖精、火妖精、アリシャ-が恐ろしく強い。よく耐えたなシヴァの奴。

 

それはそうと………あの土妖精領主が持っている武器【ニョルニル】だったか?伝説級武器って言ってたが、どんな性能か試してみたいもんだな。

 

デュエル開始のアラームが鳴り響く。双方は翅を展開させ、空中でデュエルを開始する。

 

先手は土妖精領主。片手棍の為か、振るう速度が速い。

 

シヴァは相手の武器に合わせて自身を回転させ、攻撃をいなし、鬼丸国綱で突きを狙う。

 

しかし、土妖精はニョルニルの動きを一瞬で変えシヴァに攻撃を加える。

 

シヴァはかなりの距離を飛ばされるも、翅のお陰でそこまで飛ばされずに済んだ。だが、シヴァの表情はかなり焦っていた。

 

見てみると、シヴァのHPが半損していた。………あれ?一応シヴァの防具【ソクラテス】だよな?ダメージ80%軽減だよな?何で半損してんだ?【ニョルニル】の性能が【ソクラテス】の性能を越えてるのか!?

 

土妖精領主………恐るべし。

 

 

 

 

 

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~シヴァside~

 

いっや!!!何だあの馬鹿力!!?あれの威力あれなの!?ソクラテスの性能ほぼ無視みてぇなもんじゃねぇか!!!半損なんて初めてだわ!!!今まで無かった経験だけど!!!

 

兎も角、相手もかなりの反応速度だしよぉ………気が抜けねぇ………しかもテンションマックスになってらぁ!!!

 

口角を上げて笑っていると思うが、目は笑ってない。目を大きく見開いてガルロックに突っ込む。

 

ガルロックに接近し、射程距離に入ると鬼丸国綱を振るう。

 

今度はニョルニルが鬼丸国綱と衝突。火花を散らし、俺が押し負けた。

 

その隙にガルロックはニョルニルを俺の腹にくい込ませようとする。

 

ギリギリ右膝と右肘を用いてニョルニルを挟み受け止める。しかし、如何せん力が強いのか音を立てながら徐々にニョルニルが近付いてくる。それと同時に徐々にダメージが蓄積されていく。

 

 

「ぬぐぐぐッ………!!!」

 

「おぉ!!これを受け止めたか!!面白いなぁ!!」

 

 

冗談じゃねぇ!!!この体勢は結構キツい上に力が入り難い体勢なんだよ!!夜王○仙並みに馬鹿力あるわ、伝説級武器の使い手だわ!!オマケに………このプレイヤースキルッ!!

 

ガルロックはニョルニルを短く持ち、俺の頭の側面に向けて蹴りを放ってきた。

 

唯一動かせる左腕で蹴りを防ぐ。これは大してHPが削られずに済んだ。

 

気が抜けねぇってのに、俺は何で笑ってんだか!?

 

 

「ッァァアア!!!」

 

 

俺は右肘と右膝を支点としてニョルニルの内側に行く様に回転し、右膝と右肘を離して鬼丸国綱を振るう。

 

ガルロックはニョルニルを瞬間的に防御に持っていき、鬼丸国綱を防ぐとニョルニルを顔面に向かって振るった。

 

それは俺の顔面に直撃し、勝負あったかと思った。

 

………あら?まだ生きてる………あぁ、そういや忘れてた。ソクラテスのもう1つの効果『1/10の確率でダメージ無効』だったな。

 

それに驚いているガルロック。勿論隙を突いて、通常攻撃10発と刀スキル『羅生門』をぶちかます。

 

それによりガルロックは残り2割まで減っていた。いや2割も残っていた。そこで俺はキリト発案のシステム外スキル【スキルコネクト】を使用。『琲扇』、『残月』、『辻風』、『朧月夜』を連続で放つ。

 

 

「ウラァァアアアア!!!!」

 

「ヌグゥゥォォオオオ!!?」

 

 

結果 vsガルロックに勝てました。オーバーキルったけど。

 

 

 

 

 

 

 

 


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