『3日後 4月12日 ALO 央都アルン』
~シヴァside~
あー………めんどくさいんじゃ~。ってか、何で俺も了承したんだか?これだとアイツらと狩りやクエスト出来ねぇよ。めっちゃ楽しかったのに。
あー今?今はアルンで領主全員集まる予定なんだが………居るのは影、闇妖精領主、アリシャ・ルー、俺とkaimuだな。うん。
さて問題です。俺の武器でAIのkaimuは闇妖精で、俺は水妖精です。ここから何が分かるでしょうか?答えは………
「何で闇妖精が水妖精の付き添いなんだ!!?」
俺が闇妖精からどやされる。
「仕方がありません。私はマスターの武器、云わば所有物ですから」
丁寧に返さんでも言い。何かややこしくなりそうだから。
「やっほ~kaimu君久しぶり~♪」
「アリシャさん、お久しぶりで御座います。件の事は何と申せば良いのやら………」
「気にしな~い、気にしな~い♪リラックスリラックス♪」
「リラック○~リラック○~」
「マスター、それ危ないです。大人の事情で」
「おい!!所有物って何!?もしかして水妖精領主はそんなしゅ「持ってねぇよ、嫁さん居んのに」」
「嫁………結婚してるのか?」
ここで影妖精領主が尋ねてきました。さっきまで空気だったのに。あれか?影っていう位だから影薄いのか!?
「これでも目立ってる方」
読まれてたんだお。何?影妖精領主は読心術でも使えんのか!?もしそうなら考えてる事バレてんの!?
「先に挨拶しようか。影妖精領主の『エイド』宜しく」
「新しく水妖精領主になったシヴァだ。宜しくエイド」
「ドミナ、さっさと話したらどうだ?俺でも話したんだぞ」
「………納得がいかん」
「水妖精の元に闇妖精が従ってるのは分からんでもない。でも、どうやら2人………いや、シヴァと………「kaimuです」kaimu君はSAOからの関係だ。それを踏まえると致し方ないと思うけど?」
スッゲー的確。ってか、俺の情報知ってんのか。どうでも良いけど。というか、黒の長髪に童顔で女っぽい男なのに無表情だな~。
「………勝手にしておくよ。アイツは『ドミナ』。闇妖精領主なんだけど、結構堅物だけど根は優しいから」
「次に私、アリシャ・ルー!!改めて紹介させてもらうヨ♪猫妖精領主だヨ~♪」
「どうも。それより………後来てないのは5人「すまない、遅くなった」2人来ましたね」
来たのは風妖精の領主と、土妖精の領主か。
「サクヤ~遅いよ~」
「すまない、急に少し用事が入ってな」
「俺はゆっくり行ってた」
う~む、土妖精は如何にも巨漢という言葉が似合うな。背丈が……190はあんのか?
「君がkaimu君のマスターの………」
「新しく水妖精領主になりました、シヴァです。kaimuから話は聞いて存じております、サクヤさん」
「そんなに畏まらなくて良いぞ、シヴァ君。こちらもkaimu君には世話になったしな」
「あーハイハイ、あの【虹の谷】のね。あ、俺の名は『ガルロック』土妖精領主だ」
「お初にお目にかかる。ガルロック」
「シーとは仲良くしているんだが、まさかアイツが引退するとは思って無かったな」
「主にラップディスりあいで?」
「あーそうそう、何時も負けてたんだよな。こんなナリだけど豆腐メンタルだし」
「いーやおもっくそ豆腐じゃないよね?というか見た目からして豆腐じゃなくて玉鋼だよね?」
そうこうしている内に、火妖精領主、鍛冶妖精領主、音楽妖精領主が来た。全員揃った所で静かな場所へと移動するお。
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はい、到着。……って飲み屋かよ。如何にも厳粛な奴等かと思いきや、そうじゃなかったな。いや、本気になる時は本気になるんだろうな。
「では、初めまして。火妖精領主『モーティマー』と言うものだ。宜しく頼むぞ」
「次はオレの番かい、鍛冶妖精領主『ビーバック』つぅんだわ」
「I’ll?」
「be backじゃなくて!!」
「最後は僕ですね。音楽妖精領主の『フォルティ』って言うよ。宜しくね♪えーと………」
「新しく水妖精領主となったシヴァだ。んで、こっちが」
「kaimuです。マスターの姿をしておりますが中身はAIです。以後お見知りおきを」
「さて、各々自己紹介も終わったことだしな。挨拶代わりの」
『デュエル!!!』
息ぴったり。そして思った。この領主たち………戦闘狂だ。
[大丈夫かな?]
「マスターなら平気でしょ。私居なくても」
「kaimuは強制参加な」