『帰還者学校 食堂』
~キリトside~
「つー訳でパロディ始めるか」
「おー」
「いや何言ってんだお前は?」
現在、銀、木綿季、俺でテーブルを囲み話をしていた。何時もならば明日奈や詩乃が俺、または銀の隣に居るのだが………今回ばかりは久々にこの3人で集まっていた。ネタバレ回の時以来だな。
「今回は…………『銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす』と、この小説を広めようということでポスターを作ろうと思う」
「というか長いよねタイトル。お兄ちゃんどう思う?何か不満あったら作者に言って早めさせろって言っとく?」
「いや、それだと作者死にそうになるから止めとけ。それだと俺らの存在が影薄くなるだけだ、あのエイドみたいに」
「あー………というかエイドって誰?」
「あ、それ俺も知らん」
「いや和人、お前の領主の名前ぐらい覚えとけよ」
「………ガチで?全然知らなかった」
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「それよか、ポスターの件………何かお手本用意してんのか?」
「一応あるぜ。ほれ」
そう言って見せてきたのは………3段活用系のポスターだった。
「2つ名みたいなやつ書くとか、そういう感じで書くとか」
「あぁ。それ良いな。んじゃ、やっていきますか」
「よし、じゃあボクの案から!!」
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『破壊神 シヴァ』
『絶剣 ユウキ』
『ボッチ キリト』
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「オイィィィ!!!待てや木綿季ぃぃぃ!!何で俺だけボッチ!?何でお前らだけ2つ名使ってんの!?俺だけ虐めかッ!!?」
「えっ?和人ボッチじゃないの?」
「今はボッチじゃねぇよ!!どちらかと言えば人居るわ!!女子の比率多いけど!!」
「木綿季、どうやら和人は【ボッチ】じゃなくて【痛い男の娘】が良いらしいよ」
「よし、それじゃあ【ボッチ】じゃなくて【痛い男の娘】にしとくね」
「そっちでもねぇよ!!!」
「えー!!じゃあどういうのが良いのさ!?」
「おし、ここは一般の考え方を出してやる!!」
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『主人公 銀先』
『初期メン 木綿季』
『ツッコミ担当 和人』
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「「何か普通でつまんねぇ」」
「これが普通なんだよ!!ってか、お前らが普通じゃねぇんだよ!!」
「「えっ?何処が?」」
「気づけぇぇ!!お前らの家庭とかも普通じゃねぇことに気づけぇぇ!!つーかハモってんじゃねぇよ!!何それ流行りなの!?」
「それよりも、嫌なら俺の案見てから言えよ」
「そうだそうだー!!」
「んじゃあ、出してみろよ。というか、最初に言った奴が何で先に案だしてねぇんだよ?」
「細けぇこたぁ良いんだよ。っと、良し出来た。これだ」
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『水妖精領主 シヴァ 銀先』
『闇妖精 ユウキ 木綿季』
『影妖精 キリト 黒ばっか』
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「待てやぁぁぁぁ!!!何で俺だけ!?銀と木綿季はアバターネームの後に本名あんのに、何で俺だけ見た目の感想なんだぁぁ!!?」
「いや、それぐらいしか目立った点が無かっただけだ」
「もっとよく見ろや!!もっとよく見て何か特徴を出せよ!!」
「「……………………………」」
「…………………………」
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「「黒以外特に無い」」
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「結局これなんかいぃぃぃ!!!」