ひと夏の嘘   作:アメジスト117

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初投稿ですがよろしくお願いします


舞台練習
プロローグ


一夏side

 

自分は今どこかの廃工場に居る

ポタッポタッ

どこかで水滴が落ちる音だけが響いている

その静寂を一人の男がやぶった

 

「おい!織斑千冬がモンドグロッソに出やがった。」

 

「なんでだよ!弟思いじゃなかったのかよ!」

 

(五月蠅いな~もう少し静かにできないのかね~)

 

「こいつどうすんだよ!」

 

「どうするって殺るしかないだろうが!」

 

「悪いな坊主、恨むなら織斑千冬を恨むんだな」

 

一夏「あんたらってバカなの?」

 

「何だと!お前今の立場分かってんのか!」

 

「おい!早くしろ、そろそろ逃げないと政府の奴らが来ちまうぞ!」

 

「クソっなんで俺らがこんなことに」

 

一夏「えっあんたら逃げれると思ってるの?w」

 

ブチっ

 

一夏「あ~楽になった、あんたら逃がさないよ」

 

一夏は縄を千切った後そう言いながら目の前の銃を持った男の肩に手刀を当てると、

 

「ギャーー!!腕が腕がぁー」

 

男の肩が千切れ床に落ちた

 

「な、なんなんだよあいつ!」

 

「知るかよ!早くしないと俺たちまでやられっ」

 

そう逃げ出す男を逃がさないとでも言うように一夏は男の両足を股関節から切り取った

 

「た、助けてくれ俺はか、家族を人質にされて」

 

一夏「あっそ、興味ないねw

 

 

 

 

 

 

       死んで悔みな」

 

「ぎゃー」

 

ドゴォン

 

?「いっく~ん助けにきたよー」

 

一夏「束さん?何しに来たんですか?」

 

束「なにっていっくんを助けに来たに決まっているじゃないか!」エッヘン!!

 

一夏「それはどうもありがとうございます」

 

束「ふふぅん、褒めてくれてもいいんだよ」

 

一夏「後で褒めてあげますからここを離れましょう」

 

束「絶対だよ後で褒めてよ!」

 

一夏「はいはい褒めますから、行きますよ」

 

束「は~い」

 

一夏「そうだ、此処爆破しといて」

 

束「OK、OK了解だよ~」

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千冬side

 

秋十(あきと)が攫われたのをドイツ政府に教えられた。

一夏は前回のモントグロッソでさらわれ工場の謎の爆発で死んでしまった

もう家族を失いたくない。

 

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秋十side

 

モンドグロッソに来たら出来損ないのあいつみたいになっちまった

 

秋十「おい!お前たちの目的は何だ!」

 

「もう目的は達成した、織斑千冬がモントグロッソを棄権した時点でお前は

用済みだ」

 

秋十「なっ!早くここから出せ!」

 

「おい、こんなやつがあの怪物の弟なのかよw」

 

秋十「千冬姉を怪物呼ばわりするな!」

 

「何言ってんだこいつ、織斑千冬よりよっぽど怪物じみたやつがいるだろ」

 

秋十「俺の家族は千冬姉と出来損ないだけだ!」

 

「まぁ、そんな事はどうでもいいんだよ、そろそろ死んでくれ」

 

千冬「秋十!」

 

 

 

千冬姉のおかげで助かったがモンドグロッソを棄権させてしまった

 

 

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???side

 

殺し屋を始めて何年経ったかな?

しかも自分が男だからって男卑女尊のやつの暗殺依頼しか来ない

ま、自分も男卑女尊は嫌いだからストレス発散にもなっていいんだけどね

 

束『いっく~んそろそろ終わった?』

 

?「束さん自分はもう織斑一夏ではないんですからその呼び方はやめて欲しいですって」

 

束『ごめんごめん。いや~昔の呼び方は変えたくても変わんないね』

 

?「分かりましたから今度から気を付けてくださいね。自分の名前は更識百春(ももはる)ですからね」

 

束『分かってる分かってる気を付けるってば~』

 

百春「今度それで呼んだら無視します!」

 

束『ひどいよ~今度は本当に気を付けるから~』

 

百春「自分は家に帰りますから楯無さんたちにちょっかい出さないでくださいよ。前も何処かの()()さんにデータベースがハッキングされましたから」

 

束『偶には会ってくれないとまたやるからね~』

 

百春「無理やりにでも来れば会えるのに妙なところでまじめだよなー」

 

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四年前

 

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束「いっくん、なんで爆破させたの?」

 

一夏「あれだけ爆破すれば自分は死んだことになれるじゃないですか」

 

束「でもこれからどうするの?」

 

一夏「更識に住むように手配してもらえませんか?」

 

束「いいけどなんで?」

 

一夏「質問ばっかですね、まぁ理由としては更識は日本の対暗部用暗部ですから更識の養子になれればIS委員会や各国政府の情報が集めやすいからです」

 

束「じゃあそう手配しておくよ~」

 

一夏「いつも有難うございます」

 

束「他でもないいっくんの頼みだからねー」

 

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楯無side

 

織斑千冬さんの弟の織斑一夏くんが誘拐された事件の後処理に追われて疲れた

 

「楯無さん織斑一夏くんの事件は不可解なところが多すぎます」

 

楯無「確かにな燃えた死体が三つしかも小学生の死体にしては大きすぎるしなぜわざわざ爆破させて場所が分かるようにしたのかもわからん」

 

プルルルップルルルッ

 

楯無「失礼、電話だ」

 

人気がないところに来たが非通知の電話だ、念のため慎重にならなくては

 

楯無「はいもしもし、どちら様でしょうか」

 

束『みんなのアイドル束さんだよ~』

 

楯無「し、篠ノ之博士なんの御用でしょうか」

 

束『今から男の子をそっちに送るからその子を養子にしてねー』

 

楯無「こちらは何かしらのメリットがあるのでしょうか」

 

束『束さんの要求をのまないのかって言いたいけどそんな事したらいっくんに怒られちゃうからISコアを一個あげるよ~』

 

楯無「あ、ISコアですか?わかりましたその子を養子にしましょう」

 

篠ノ之博士を怒れるとは一体・・・

 

「楯無さん男の子が楯無さんに会わせてほしいと言っていますがどうしましょうか」

 

楯無「通してくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




更識には束のロケットで飛びました

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